ブランデーを使ったチョコレートケーキのレシピ
ブランデーのおつまみで一番おいしいのは何でしょう?
ほろ苦いココアパウダーのかかった生チョコレートはいかがでしょう?
濃厚なナチュラルチーズもお腹を満たしてくれます。
今回ご紹介するのはおつまみとしてのチョコレートではなく、お菓子のケーキです。
ブランデーが入って香り豊かになった美味しいチョコレートケーキを手作りで食べてみませんか?
製菓用のブランデーがおすすめです
飲用のブランデーを使うと豊潤な香りが楽しめそうです。
しかし、製菓用のブランデーは甘みが添加されているので日本の法律では種類ではなくなります。
そのため100mlボトルで300円前後で買えます。
~サントリーのケーキマジックブランデー~
なぜブランデーをお菓子に使うの?
砂糖をたくさん含んだお菓子や、しっかりと焼いたクッキーは保存が利きます。
ケーキやクリームにブランデーを使うと高いアルコール濃度で殺菌作用が生まれます。
ヨーロッパでは昔からクリスマスやお祭りでデザートをふるまう時に、たくさんのお客様用にデザートを一度にたくさん作って用意していました。
デザートをいたませないための知恵です。
また、ブランデーにはケーキのスポンジのしっとりした質感を保たせる役割があります。
豊潤な香りもお菓子を引き立てます。
エリザベート王妃の愛したザッハトルテ
オーストリアのエリザベート王妃は細身で豊かな髪と愛らしい顔をした美しい王妃様です。
その美を保つために常にダイエットに励んでいたことは有名です。
そんなエリザベート王妃がダイエット中でも食べた、絶品のチョコレート菓子が「ザッハトルテ」です。
チョコレートのスポンジにあんずのジャムを挟んで、チョコレートのグラサージュでコーティングしたケーキです。
砂糖なしのクリームを添えて食べます。
オーストリアのウィーンに観光へ行ったらカフェやホテルのラウンジで食べたいですね。
ブランデーはあんずジャムに使います。
チョコレートのスポンジをしっとりさせ、ジャムのフルーツ感もブランデーの香りがはなやかにさせます。
*材料(18cm)*
【チョコレート生地】
・スウィートチョコレート・・・120g
・バター・・・・・・・・・・・100g
・グラニュー糖・・・・・・・・100g
・ラム酒・・・・・・・・・・・100g
・薄力粉・・・・・・・・・・・80g
・ココアパウダー・・・・・・・30g
・卵・・・・・・・・・・・・・3個(L玉)/4個(M玉)
【コーディングジャム】
・あんずジャム・・・・・・・・30g
・ブランデー・・・・・・・・・小さじ1/2
【グラサージュ】
・チョコレート・・・・・・・・150g
・生クリーム・・・・・・・・・150g
【トッピング】
・生クリーム・・・・・・・・・100g
*用意するもの*
・18cm丸型
・クッキングシート
①薄力粉、ココアをふるう。
卵を黄身と卵黄に分ける。
②湯せんでスウィートチョコレート、バター、ラム酒を溶かす。
③卵黄に50gのグラニュー糖を混ぜもっとりとさせる。
④③に②を入れ、次に①を入れる。
⑤卵白と50gのグラニュー糖を入れ泡立ててメレンゲを作る。
⑥④に⑤を3回に分けて混ぜ合わせる。
ざくざく切るように混ぜる。
⑦⑥を高い位置からクッキングシートを敷いた丸型へ流す。
空気抜きに生地の入った型を数回軽くとんとんと落とす。
180度のオーブンで30分焼く。
⑧焼きあがったら高い位置からスポンジを落として型から取り出す。
⑨スポンジのドーム型の部分を水平に切り取り、平らにする。
⑩表面にコーディングジャムをまんべんなく塗る。
⑪グラサージュを作る。
鍋を弱火にかけてチョコレートと生クリームを温めとろみのある液状にする。
⑫グラサージュをスポンジの中央をめがけ高い位置から流しかける。
⑬15分冷蔵庫で冷やす。
その間にトッピングのクリームを角が立つまで泡立てる。
⑭冷やし固まったケーキをカットして無糖のクリームでお召し上がりください。
まとめ
ザッハトルテは1832年に当時16歳だったフランツ・ザッハーが作り出した新しいデザートでした。
見た目も光沢があってきれいですね。
お店で売っているときは金粉が散りばめられています。
ブランデーがチョコレートのスポンジをしっとりとさせ、あんずジャムと混ざりフルーツの香りを引き立てます。
チョコレートのグラサージュがまろやかな食感とほんのり甘みを感じさせます。
温かい紅茶にほんの少しブランデーを入れてザッハトルテを食べると幸せな気分になります。
ぜひお試しください。