味わい深いブランデーのケーキ! お菓子作りにぴったりの銘柄まとめ
ブドウなどの果汁を発酵・熟成させて作るブランデーは、ケーキやチョコレートといったお菓子の風味づけにも最適です。
芳醇な風味がスイーツの甘さとあいまって、よりいっそうの奥行きをもたらします。
ここでは、ブランデーが入った市販のケーキを紹介した後に、ブランデーケーキの簡単な作り方やおすすめの銘柄をまとめていきます。
お歳暮やプレゼントにもおすすめのブランデーケーキ
有名なブランドやホテルが販売しているブランデーケーキは、市販品ならではバランスの取れた味わいが魅力です。
千円弱で購入できるお手頃な商品もあるので、お菓子作りが苦手な人も楽しめて、贈答用にもおすすめです。
資生堂パーラーブランデーケーキ
市販のブランデーケーキといえばコレ!
というほど有名なのが老舗・資生堂パーラーのブランデーケーキです。
小麦やバターなど素材にこだわった柔らかな生地から、芳醇なブランデーの風味が口いっぱいに広がります。
あらかじめカットされているので、切る時にケーキが崩れることもありません。
手土産や贈答用にもぴったりの一品です。
伊勢丹三越シベールブランデーケーキ
シベールブランデーケーキは、高級デパートの代表格である伊勢丹三越の食品ブランド「ISETANMITSUKOSHITHEFOOD」から販売されています。
北海道産の小麦やバター、砂糖をふんだんに使用した滑らかな口どけのケーキに、香り豊かなブランデーとリキュールが染みこませてある逸品で、1,296円とお手頃な価格も魅力です。
横浜元町霧笛楼カルヴァドスケーキ
霧笛楼は西洋の玄関口であった横浜元町のフランス菓子店で、焼き菓子やデザート、ギフトなどを中心に展開しています。
カルヴァドスケーキはリンゴのブランデー、カルヴァドスを使った爽やかな風味のパウンドケーキで、しっとりした生地に混ざるリンゴの果肉がアクセントです。
税込みで1,296円というお求めやすい価格で贅沢な大人の時間を味わってみませんか?
ホテルオークラブランデーケーキ
フランス産のブランデーを使用した上品な甘さのケーキで、ホテルオークラの人気商品となっています。
淡い色をベースにしたパッケージにリーフパイや紅茶とセットになった、限定版のギフトセットもあります。
神戸ベイシェラトンホテルブランデーケーキ
洋菓子のおいしい神戸の高級ホテルからも、ブランデーケーキが販売されています。
製菓用ブランデーXOをふんだんに使った生地と、ラム酒に付け込んだレーズンが絶妙にマッチ。
熟練の職人が丹念に焼き上げた奥深い大人の味わいで、リッチなティータイムを過ごしませんか?
お酒が香る大人の味!ブランデーケーキの作り方
バターに溶き卵やブランデー、小麦粉などを加えて混ぜ合わせてパウンド型に流し込み、170度のオーブンで1時間ほど焼き上げるのがブランデーケーキの基本的な作り方です。
他にも、ブランデーに付け込んだドライフルーツを混ぜて焼く方法や、焼き上げた生地にブランデーをさらに染みこませるタイプがあります。
色んなアレンジがあるので、オリジナルのレシピを開発してみるのも楽しみの1つ。
レモンをのせたり、ナッツやチョコレートを混ぜ込んだりするのもおすすめです。
フルーツを漬け込んで風味付けをしたブランデーを使っても味の変化を楽しめます。
ドライフルーツや果物を漬け込むのに使って余ったブランデーは、そのまま味わうのはもちろん、炭酸割りにしても美味しくいただけます。
アルコールが入っているので食べる際は注意を
パウンドケーキの作り方とよく似ていますが、やはりブランデーが入っているのが大きなポイントです。
焼く前に混ぜ込む場合、加熱によってアルコールの成分は飛びますが、お子さんに与えるのはやめておきましょう。
運転の前に食べるのは危険ですし、お酒に弱い方も食べるのを控えておいた方が無難です。
ケーキ作りに向いている銘柄は?
大人の味わいが楽しいブランデーケーキですが、どの銘柄を使えばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
ケーキ用のブランデーにはそれほどこだわらなくていいという意見もあるものの、なるべくなら風味豊かで高温で焼いても香りが飛びにくいものがおすすめです。
スーパーのお菓子作りコーナーで売られている製菓用の小さなブランデーもいいですが、たまにはもう少し奮発して濃厚なケーキに仕上げたいものです。
それほど高級でなくても、美味しくて製菓にも合うブランデーはたくさんありますので紹介していきます。
レミーマルタンVSOP
レミーマルタンは老舗コニャックメーカーの1つで、1724年にフランスのコニャック地方で立ち上げられました。
レミーマルタンの特徴は、コニャック最上級の土壌であるグラン・シャンパーニュと2番目のプティット・シャンパーニュが育んだブドウを用いることです。
また、多くのブランデーの製造過程ではろ過して取り去るブドウの残りかすそのまま蒸留するため、味に深いコクが生まれます。
コニャックやアルマニャックは熟成年数により厳しいランク付けがされており、VSOPは6つある等級のうち上から4番目にあたります。
レミーマルタンVSOPは4年~12年の原酒を組み合わせたもので、バニラやオークなど爽快で上品な香りもポイント。
これだけ贅沢な要素が合わさっていながら、安いものは4千円弱で購入できるお手軽が魅力です。
ヘネシーVSOP
ヘネシーは1765年にフランスでリシャール・ヘネシー氏によって設立されたコニャックのブランドで、ヘネシー家が代々経営を受け継いできました。
日本でもポピュラーなメーカーなので、名前を聞いたことがある方も多いはず。
ブドウはグラン・シャンパーニュと、プティット・シャンパーニュとミックスしたフィーヌ・シャンパーニュをメインに製造されています。
安いものなら5千円前後で手に入るので、初心者からブランデー通まで幅広く親しまれています。
特別な日のケーキ作りに利用してみるのもいいでしょう。
クルボアジェVSOP
クルボアジェは1805年にフランスで創業されたコニャックメーカーで、ヘネシー、レミーマルタン、カミュなどと並ぶ伝統あるブランドです。
かのナポレオンとも深い関係にあったといいます。
クルボアジェのVSOPは、3千円を切るお手軽な価格と爽やかな甘みが特徴で、初心者や女性にも人気があります。
ブラー・グランソラージュ・カルヴァドス
カルヴァドスはフランスのノルマンディー地方で生産されるリンゴのブランデーで、コニャック、アルマニャックと並んで世界三大ブランデーにも数えられている名高いお酒です。
通常のカルヴァドスの価格は6千円前後するものの、ブラー・グランソラージュは3千円弱と、非常にリーズナブルに楽しめます。
「グランソラージュ」とは「偉大な土壌」という意味で、リンゴ栽培に適した土地を表します。
オーク樽で3~5年熟成させた、リンゴ本来のフルーティでまろやかな香りが特徴で、そのまま味わうのはもちろん、ケーキの香りづけにも持って来いの銘柄です。
まとめ
ブランデーとケーキを別々で味わうのもいいですが、ブランデーケーキならブランデーの香り高い風味とケーキの甘味が一体となった贅沢な味を楽しめます。
ここでは、市販のブランデーケーキとケーキ作りにもおすすめの銘柄を紹介しました。
口の中に入れた瞬間、ブランデーの濃厚な風味が口いっぱいに広がる上質な時間を楽しんでみてください。