命の水ブランデーの代表的な3つの楽しみ方
ブランデーのことをフランスではオード・ヴィーと呼び、これは命の水という意味であります。
お酒の楽しみ方は様々ですが、ブランデーの場合もそれならではの楽しみ方があって、そのためにちょっと準備が必要だったりします。
暖炉の火や夜景など素敵なロケーションを見つけたらグラスとつまみを用意してブランデーを楽しんでみませんか。
ブランデーグラスを選ぶ
ブランデーを楽しむためにはまずグラス選びがポイントです。
映画俳優が手の平で転がすような大きめのブランデーグラスや、このところブランデーのグラスとして人気があるチューリップ型のグラスなど様々ありますが、おすすめはウイスキーのテイスティンググラスであります。
テイスティンググラスはその名の通り元々ウイスキーの蒸留所でブレンダーがテイスティングに使用するものなので、味わいや香りを感じやすくするために胴よりも口が細くなっています。
そして手の平に収まる大きさで、ウイスキーの場合は温度変化をあまり好まないためにステムが付いていますが、ステムより上のグラス本体部分を持てば体温を伝えやすいようになっているのです。
安価なテイスティンググラスは500円程度から入手することもできますし、以外にもシンプルで飽きの来ないデザインです。
ブランデーの香りを楽しむ
もちろんブランデーは飲むものですが、まずは香りを楽しんでみましょう。
香りを楽しむために前述のテイスティンググラスを選びました。
このグラスであれば少量のブランデーでより香りを楽しむことができます。
ウイスキーの飲み方にティアドロップという方法がありますが、これはウイスキーに水を一滴加えることで香りが開くようにしているのです。
ブランデーの場合は体温で温めることによって香りの開き方が変わってくるといわれていますが、あまり温め過ぎるとアルコールが揮発してしまうのでティアドロップのような適度な調節が必要になります。
ブランデーを味わう
飲み方も色々とあってお好みで構わないのですが、やはりストレートが一番ブランデーの味わいを感じることができますので、最初はグラスに少量を注いでストレートで味わってみることをおすすめします。
ヨーロッパでは「ブランデーに氷や水を入れるのは味が分からない人間だ」などといわれることもあるようですが、日本ではあまり気にしなくてもいいと思います。
水割りやロック、カクテルベースとしても使われますし炭酸水で割っても美味しいのです。
どんなお酒にもそれぞれに合うつまみというものがありますが、ブランデーの場合は元々食後酒という考え方もありますので甘い物が合うようです。
手軽に手に入るのはチョコレートで、甘すぎないタイプがおすすめであります。
ちょっと高級なゴディバなどのチョコレートをチョイスすればよりブランデーが引き立つことでしょう。
この他にはクラッカーにフルーツジャムをのせたりしても相性がいいようです。
通好みのようですが、葉巻との組み合わせも古くから楽しまれています。
ブランデーのカクテル
カクテルといえばブランデー特有のカクテルがニコラシカです。
レモンの直径よりも細いグラスにブランデーを注ぎ、このグラスの縁に輪切りにしたレモンをのせて砂糖を盛ります。
このレモンを二つ折りにしてレモンを砂糖と一緒に噛みしめてからブランデーを口に入れるとカクテルニコラシカの完成です。
数あるカクテルレシピの中でも口の中でカクテルを作るというのは珍しいレシピといえるでしょう。
まとめ
グラスやつまみの準備をしてブランデーを楽しむ方法をご紹介しました。
準備自体も楽しいものでグラス選びなどはワクワクしてきます。
チョコレートやクラッカーなどの脇役がブランデーを引き立ててくれますのでこちらも念入りにチョイスしてみたいものです。
他のお酒に比べて静かに楽しむイメージがありますので、たまには独りの時間を楽しんでみるのも乙ではないでしょうか。