日本酒は肌に良い?日本酒化粧水の嬉しい効果と作り方
あなたは「日本酒化粧水」という化粧水をご存知でしょうか?
日本酒化粧水とはその名の通り、日本酒を使用した化粧水になります。
日本酒化粧水には美容成分が多く含まれているため、美肌効果を期待することができます。
ここでは、その美肌効果と、日本酒化粧水の作り方も解説していくので、日本酒化粧水に興味のある方は、ぜひご覧ください。
目次
効果1.アミノ酸の働きによる保湿効果
日本酒にはセリンやアラニンなど多くのアミノ酸が含まれています。
アミノ酸は身体を構成する上で欠かせない栄養素で、皮膚を作るのにも必要な成分になります。
また、体内にコラーゲンを作るのにも必要な成分です。
日本酒に含まれるアミノ酸の作用により、皮膚のバリア機能を良くし、肌の潤いを維持することができます。
アミノ酸の中でも特にセリンには、高い保湿効果を期待することができます。
効果2.アルブチンやコウジ酸などによる美白効果
日本酒には、シミやシワを防ぐ効果が期待できるコウジ酸やアルブチンなどが含まれています。
それらの成分には、チロシナーゼの発生を抑える働きがあります。
シミの原因になるのはメラニンですが、チロシナーゼはそのメラニンを作ってしまう酵素になります。
つまり、シミができるのを防ぐには、チロシナーゼの発生を抑えることが大切なのです。
日本酒には、チロシナーゼが生産されるのを抑える成分が含まれているため、シミやシワを防ぎ、美白になる効果を期待することができます。
効果3.フルーツ酸が古い角質を除去する
日本酒には果物に多く含まれている、「フルーツ酸」も含まれています。
そのフルーツ酸には、古い角質を取り除く作用があり、肌のざらつきや毛穴にある黒ずみなどを綺麗にする効果を期待することができます。
日本酒化粧水でピーリングされることにより、皮膚が生まれ変わる機能は働きやすくなり、肌の質を良くすることが可能になります。
肌の質が良くなると、他の化粧品の使用でも、美容成分が皮膚に浸透しやすくなり、美容効果を高めることを期待することもできます。
フルーツ酸によるピーリングを頻繁に行うと、肌に負担をかけてしまうので良くありませんが、日本酒に含まれているフルーツ酸は非常に少ないため、普通に毎日朝と夜に使っても問題ありません。
効果4.活性酸素を除去するフェルラ酸
活性酸素は細胞を酸化させるといわれており、活性酸素が増えすぎると肌の老化を促進させてしまいます。
若々しい肌を維持するには活性酸素を除去することが大切ですが、日本酒には抗酸化作用のあるフェルラ酸が含まれています。
フェルラ酸が持つ抗酸化作用は、老化の原因になる活性酸素を除去する働きがあるため、日本酒化粧水を使用することにより、肌の老化を抑える効果を期待することができます。
また、フェルラ酸の抗酸化作用で活性酸素が増えるのを防ぐことは、メラニンの生成を抑えることにも繋がります。
シミの原因はメラニン色素の沈着になるため、メラニンの生成を抑えることはシミの予防にもなります。
シミができるのを抑えることができれば、美肌に一歩近づくことでしょう。
効果5.メラニンの生成を抑えるコウジ酸
先程話したように、シミの原因はメラニン色素の沈着になります。
そのため、シミ予防にはメラニン色素の生成を抑えることが大切ですが、コウジ酸にもメラニンの発生を抑える効果があります。
シミを目立つようにしてしまうチロシナーゼを抑えることで、メラニンの生成を抑え、綺麗な肌を保つことが可能になります。
コウジ酸は低刺激で肌に優しいので、敏感肌でも比較的安心して使用することができます。
日本酒化粧水を作る方法
日本酒化粧水は化粧水として販売されており、様々な種類のものが販売されています。
そのため、日本酒化粧水が欲しい場合は、様々な種類のものを比較検討して購入すると良いでしょう。
しかし、日本酒化粧水は作ることもできます。
では、次は、日本酒化粧水を作る方法を解説していきます。
日本酒化粧水を作る上で用意するもの
日本酒化粧水を作るには以下のものが必要になります。
- 日本酒 日本酒を入れる割合は全体の3分の1程度にします。
- 精製水 精製水を入れる割合は全体の3分の2程度にします。
- グリセリン グリセリンは数滴入れましょう。
上記のように、日本酒化粧水は、日本酒・精製水・グリセリンだけ用意すれば作ることができます。
日本酒化粧水を作る時は、純米酒を使うことをおすすめします。
純米酒には美容効果が期待できるコウジ酸が多く含まれています。
また、余計な添加物などは入っていないため、肌に余計な負担を与えることはありません。
しかし、自分で作った日本酒化粧水は、保存料などが含まれていないため、お店で販売されているものよりも使用できる期間は短くなります。
では、手作りの日本酒化粧水は、どのくらいで使い切ると良いのかというと、暑い夏の時期は一週間ほどで、寒い冬の時期は一ヶ月とちょっとくらいが目安になります。
ちなみに保存方法は、直射日光に当たらない涼しいところで保存するようにしましょう。
日本酒化粧水を作る手順
日本酒化粧水の作り方はとても簡単で、材料があれば誰でも作ることができます。
では、どのようにして作るのかというと、日本酒と精製水を混ぜ、グリセリンを数滴加えるだけです。
そのように、とても簡単に作ることができるため、「私でも作れるかな~?」などと、かまえる必要はありません。
「精製水はどこに売っているの?」と思う方もいるかもしれませんが、精製水は薬局などで購入することができます。
グリセリンも、普通に販売されているものを使用すれば良いため、日本酒化粧水の材料は簡単に揃えることができます。
日本酒には、日本酒特有の香りがしますが、その香りがちょっと苦手という方は、前もって日本酒を熱してアルコールを飛ばしてから使うと良いです。
日本酒化粧水の使い方とは
「日本酒化粧水はどうやって使うの?」や、「日本酒化粧水は一般的な化粧水と使い方が違うの?」と思う方もいるかもしれませんが、日本酒化粧水は一般的な化粧水と使い方は同じになります。
そのため、入浴後のスキンケアなどで使っても問題ありません。
使い始めは日本酒の匂いが気になるかもしれませんが、使っているうちに慣れてくるため、問題ありません。
市販と手作りどちらがおすすめなのか
日本酒化粧水は様々なメーカーが販売していますが、果たして市販のものと手作りとでは、どちらが良いのでしょうか?
日本酒本来の効果を得たい場合は、簡単に作れる手作りの日本酒化粧水がおすすめです。
また、手作りは日本酒やグリセリンの使用量を調節することができ、調節することによって使い心地を調節することができるため、手作りは自分好みの日本酒化粧水を作ることが可能です。
しかし、手作りの方は、市販されているものよりも保存などには気を使わなければいけません。
日本酒化粧水の保存や劣化などが気になる方は、市販されている日本酒化粧水を選ぶと良いでしょう。
まとめ
日本酒化粧水の作り方を見て分かると思いますが、手作りの日本酒化粧水にはアルコールが含まれています。
そのため、アルコールの刺激により肌トラブルを起こすのが心配な方は、手作りのものは使わない方が良いでしょう。
また、トラブルが起きないようにするためにも、パッチテストをすることが大切です。
特に敏感肌の方には、パッチテストをすることをおすすめします。