マニアックな日本酒4選
日本酒愛飲家たちによっては、誰も知らないお酒を飲んでみたい。
こんなお酒も知っているんだぞ,みたいにちょっと仲間たちに自慢したいなんてことないでしょうか?
日本酒好きにしてみれば、誰も知らない全国の日本酒を人に紹介したいとおもうこともあるでしょう。
そういう通好みな日本酒、探してまいりました。
ご紹介します。
大阪の人が知らない酒 片野桜
地元の人でも知らないことって実は多いのではないでしょうか。
自分も自分が住んでいる街の特産品や観光名所を全て知っている訳ではありません。
ましてや自分が今居る都道府県のことになると、地域色も出てきますので全ては把握出来ないと思います。
そんな日本酒が片野桜です。
この片野桜は大阪の人が知らないお酒だそうです。
個人的リサーチですが、飲み屋でたまたま居合わせた大阪に住んでいる方に聞いたところ、誰一人と知りませんでした。
大阪府交野(かたの)市で、山野酒造さんが作られている片野桜。
読み方も独特で、交野と書いてかたのと読むそうです。
原酒と山廃作りに力を入れている蔵でして、力強く味の濃い甘口なお酒が飲む人を虜にします。
山廃の新境地を味わいたい方におすすめです。
蔵人は誰も知らんぷり えぞの熊
北海道旭川市にある高砂酒造。
国士無双という麻雀好きには是非飲んで欲しい名前のお酒を醸している北の酒蔵です。
こちらのお蔵。
実は北海道民には売らないし教えない幻の酒があります。
その名もえぞの熊。
北海道のお酒を本州に売り込みたいと決意して、新たに作られたブランドで、本州向けのお酒として企画された日本酒だそうです。
酒米は北海道の酒造好適米、彗星を使用し、酵母違いの純米酒を発売していました。
出来た当初はこんなもの飲めるかと、散々叩かれて扱かれて今に至り、今年は酵母違いの一本を純米吟醸にし、酒米もきたしずくに変更しました。
本州に負けない道産酒を発信したい。
その思いはこれまでにない北海道の日本酒を生みました。
関東・関西圏にいくつか特約店があるそうなので、是非探して飲んでみてください。
北海道の方の贈り物にもおすすめですね(笑)
般若湯?お坊さんが作ったお酒 山城屋
新潟県長岡市にある、越銘醸さんが醸し出されている山城屋というお酒があります。
この山城屋の生の純米酒、圧倒的パイナップルの香りがする日本酒なのです。
元々、越の鶴や壱醸といったお酒を作られていたのですが、3年前に新規ブランドで作られた山城屋。
実はこちらの杜氏さん、お寺の住職も兼任するという異色の蔵人でして、まさに坊主が飲む酒。
般若湯!
関東地方を中心に大ブレイクしているお酒で、2015年から酒コンペディションで賞も取っている実力派。
お盆時期などに、親戚一同先祖を囲んで飲むと素晴らしい供養になるかも!?
どんな顔にも見える酒 鼎
長野県上田市にある信州名醸。
そこに鼎(かなえ)という銘柄の日本酒があります。
日本一の超軟水黒耀水を使った、瀧澤といった銘柄を発売している蔵でもあります。
そしてこの鼎。
信州名醸の特別限定品でして、全国の特約店10店舗にしか販売を許可していない超限定品です。
聞くところによると、鼎の会という、毎年販売特約店が集まり会議を開き、蔵の日本酒の質を会議する場が設け切磋琢磨しているようです。
また鼎を販売出来るかは、杜氏さんの意見の他に、全国特約店の賛同がなければ許可が下りないという徹底ぶり。
そんな鼎ですが、長野の酒米、金紋錦を使った一品。
独特な甘い香りにエネルギッシュな旨みと、相対する切れの良さを実現した味わいです。
ラベルは鼎という字に顔が付いているのですが、笑っているのか、試しているのかそれはご自身でご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜんぜん知らない。
全部知ってるし、呑んだことがある。
そういった日本酒の猛者はいますでしょうか。
今現在、全国に日本酒の酒蔵は1600あると言われています。
日本酒ブームのこの時代にも、本当に地元の人しか知らないまだ見ぬ日本酒がきっとあるはずです。
そういう日本酒に会えた時、日本酒好きにはたまらないですよね。