日本酒が贈り物に最適な理由と、おすすめ銘柄
日本酒というと年配の人が飲むようなイメージが強いかもしれませんが、近年では若い男女の間でも日本酒の認識が変わってきています。
飲食店でも料理とのマリアージュを楽しめるところが増えてきていますよね。
日本酒好きの人はもちろん、そうでない人にもおすすめの贈り物に最適な日本酒銘柄や、保管方法についてご紹介します。
日本酒=辛口の時代はもう古い
日本酒というと、スッキリ辛口というのが定番でした。
飲み口がスッキリしたものや、キリリとした味わいのものが人気だったからです。
こういった味わいのものが好まれる背景には、日本酒と和食の相性の良さがあります。
キリリとした味わいの辛口の日本酒は、和食の繊細な味を損なわず引きたててくれるのです。
しかし、近年は日本酒と和食以外の組み合わせが増えてきています。
お洒落な前菜と組み合わせたり、イタリアンとのマリアージュを楽しむ機会が増えてきたので、それに合わせて日本酒の味わいも徐々に変化してきたのです。
もちろん今でも辛口の日本酒の人気は根強いですが、意外と若い世代に人気なのがカクテルを思わせるかのようなフルーティな味わいの日本酒。
米の甘みを感じられるものも人気です。
日本酒=辛口と思っている人も多いと思いますが、これを機会に様々な味わいの日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
日本酒のイメージがガラリと変わるかもしれません。
若い女性に人気!生原酒の魅力
日本酒の風味が苦手という女性でも飲みやすいと評判なのが、フルーティな味わいの生原酒。
熱や水を加えていないので、濃厚ながらもフレッシュな味わいが楽しめます。
おすすめは、フルーツを加えて飲む方法です。
レモンなど酸味のあるフルーツを本の一切れ日本酒に加えれば、飲みやすさが格段にアップします。
季節の果物を入れてもいいかもしれませんね。
見た目にも綺麗なので、透明なグラスに入れて楽しむのもいいでしょう。
女子会やおもてなしにも喜ばれること間違いなしです。
ただし、一般的な日本酒と比べるとアルコール度数が高めなことが多いので、お酒が苦手という方は、氷を入れて濃度を調整するといいかもしれませんね。
やわらぎの水と呼ばれるように、水を用意しておいて生原酒と交互に飲むのもおすすめです。
日本酒をオシャレに楽しみたいという若い女性には試してほしい飲み方です。
日本酒好きにおすすめの銘柄
日本酒を好む人にはしっかり熟成期間を設けた日本酒を贈りたいところ。
封を開けた時にふわっと芳香な香りが漂うものなら、喜ばれること間違いなしです。
味わいがしっかりしたタイプなら、おつまみなしでも十分楽しめます。
おすすめは、特別純米「貴」や純米14号酵母「七本鎗」など。
熟成古酒系や純米系とも呼ばれるもので、甘じょっぱい味付けの料理にはピッタリです。
例えば、しっかり目の味付けの煮物や煮魚との相性も抜群。
白ご飯が合いそうなおかずによく合う日本酒です。
相手の方が日本酒を好むかどうかわからないという時には、吟醸系や淡麗系の飲み口がスッキリしたタイプならハズレがありません。
KID純米「紀土」や純米吟醸「伯楽星」なんかは穏やかで淡い風味が特徴的です。
日本酒独得のお米の甘さが控えめなので、さっぱり飲むことが出来ます。
白ワイン感覚で飲むのもおすすめ。
お刺身などの繊細な味わいのものはもちろんのこと、白ワインに合うような乳製品でも。
基本的に料理を選ばないお酒です。
後口がさっぱりしているので、食前酒に飲んでもいいでしょう。
贈り物なら奮発して大吟醸を選んでもいいかもしれません。
日本酒の保管方法に気を付けよう
相手先に日本酒を贈るまでに自宅で保管するという場合は、日本酒の状態が保てるように保管状態に気をつけなくてはいけません。
日本酒は色つきの瓶に入っているのですが、これにはちゃんとした意味があります。
日本酒は日光に弱いので、紫外線を遮断するために色つきの瓶に入っているのです。
ですから、購入後に自宅で保管する場合には直射日光を避ける必要があります。
吟醸酒などお酒の種類によっては、季節によっては冷蔵庫で保管した方が良いこともあります。
日本酒を購入する場合は、保管状態について確認しておきましょう。
特に注意書きがない場合には、直射日光と高音になる場所を避けるだけでも十分です。
注意書きがある場合には、保管方法に従ってください。
日本酒は生きていますから、保管方法が間違っていると劣化して、せっかくの風味が損なわれてしまいます。
美味しい状態で相手に届けるためにも、銘柄にこだわることはもちろんのこと保管方法にも注意してください。
まとめ
日本酒好きの人に日本酒を贈る場合はしっかりした味わいの熟成期間が長いものがおすすめ。
反対に、日本酒が好きかどうかわからない相手なら、スッキリフルーティーな日本酒を贈ってあげるといいかもしれません。
生原酒は若い女性にも人気があります。
保管方法に注意して一番おいしい状態の日本酒を相手の方に届けられるようにしたいですね。