女性ももっと日本酒を楽しみたい!その秘訣とは?

日本酒

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昔は日本酒といえば「オジサンの飲むお酒」のイメージが強かったのではないでしょうか?

しかし今では宝酒造のスパークリング清酒「澪」に代表されるような、シャンパーニュタイプで食事中にも飲みやすい日本酒が登場したり、「ワイングラスで楽しむ日本酒」のスタイルが流行したりと、女性にもかなり日本酒の愛好家が増えてきているようです。

そこで今回は話題の日本酒や、料理との合わせ方など、女性ももっと日本酒を楽しみたくなる秘訣をお届けしたいと思います。



話題のスパークリング清酒を楽しむ

宝酒造 澪GOLD スパークリング清酒 750ml

宝酒造の「澪」や月桂冠の「うたかた」などCMでも最近話題のスパークリング清酒。

「とりあえずビールで乾杯!」の代わりにちょっとオシャレな乾杯酒(食前酒)としても最適です。

食事の前に炭酸を飲むことで胃が刺激され、食欲増進の効果があることも理由のひとつですが、なによりキンキンに冷やされた炭酸が喉を潤してくれるその瞬間で一日の疲れも吹き飛びますよね。

食中酒として飲むのであれば、料理の味を邪魔しない甘味の少ないものがおすすめです。

「澪」も食中酒としては甘すぎるという声があったため、甘味の少ないすっきりした口当たりの「澪DRY」が発売されました。

甘味の強いものはデザートやドライフルーツをトッピングしたクリームチーズなどとの相性も抜群。

〆のお酒としてオーダーするのもおすすめです。

また最近ではオシャレなボトルとラベルで、まるでシャンパンのような見た目のものも増えてきているので、女子会の手土産として持参すれば話題になること間違いなしです。

ぜひ素敵なシャンパングラスで乾杯してみてください。

おすすめのスパークリング清酒

獺祭 スパークリング50 発泡にごり酒 純米大吟醸720ml

・獺祭スパークリング50(旭酒造、山口県岩国市)

言わずと知れた大人気の「獺祭」ブランドのスパークリング。

山田錦米を50%まで精米した純米大吟醸酒を瓶内二次発酵させた濁り酒です。

しっかりした泡立ちで食前、食中、食後とオールマイティに楽しめます。

・活性純米吟醸「鮮」(松浦酒造、石川県加賀市)

生きた酵母をそのまま瓶詰した微発砲の薄にごり酒。

リンゴのような香りにきめ細かい柔らかな泡で和食の繊細な味付けも邪魔しません。

食前、食中、食後すべてで楽しめます



日本酒と料理のマリアージュを楽しむ

食中酒として日本酒を飲む場合、よく言われてきたのが「料理の味を邪魔しないものが良い」ということです。

しかし、フランスではワインと料理の相性が良いことを「マリアージュ(結婚)」と言い、お互いの良さをより一層高めあうことができます。

ワインと同じように、香りや温度、口当たりや余韻を楽しむ日本酒も、料理との相性が合えばお互いの良い部分をより高めあい、どちらもより美味しく感じられるものです。

日本酒と一概に言っても、キリッとドライで辛口のものから、香りが高く芳醇でまろやかな口当たりのものまでその味わいは様々で、料理との合わせ方を間違えれば、生臭くなってしまったり、繊細な料理の味を台無しにしてしまうこともあるのです。

日本酒を楽しむ上で欠かせない料理との「マリアージュ」を意識すれば、もっと日本酒の世界の奥深さを知ることができるでしょう。

ホームパーティーで色々なお酒と料理のマリアージュをみんなで研究するのも楽しそうですね。

味のマリアージュ

大吟醸や吟醸酒に代表される、フルーティで香り高く甘味も強めの日本酒には、同じように香りが良く甘味のある料理がマリアージュします。

ゆずの香りを効かせた料理やフルーツトマトのサラダなどには良く合いますが、青魚の刺身などに合わせてしまうとどちらもより生臭く感じられます。

もちろんフルーツやデザートとの相性も良いので、食後酒としても最適です。

さっぱりとした軽い口当たりの日本酒には豆腐や酢の物、大根おろしなどのさっぱりした料理がよく合います。

芳醇でコクのあるタイプの日本酒を合わせてしまうと、料理の素材の繊細な味がかき消されてしまいます。

料理と日本酒の味わいを合わせるということがマリアージュの秘訣です。

温度のマリアージュ

日本酒は冷から熱燗まで様々な温度で楽しむお酒です。

基本的には料理と日本酒の温度を合わせるとよくマリアージュすると言われています。

例えば、熱々のおでんには熱燗を飲みたくなりますね。

また刺身には冷か常温の日本酒を合わせることが多いでしょう。

どの銘柄がどの温度で飲むのが最適かをしっかり知ったうえで、料理と合う日本酒をチョイスしたいですね。

産地のマリアージュ

日本酒造りで重要な水。

ほとんどの酒蔵はその土地の中でも上質な水源地の近くに位置しています。

水や風土などによってその産地の特徴ある日本酒ができるので、その土地の郷土料理やその土地の名物料理などとはマリアージュすることが多いでしょう。

自分の好みを知って楽しむ

数ある銘柄からどの日本酒を選べばいいのか迷ったときには、迷わずお店の方に尋ねることです。

酒屋で買うときであれば、どんなシーンで(家飲み、女子会など)、どんな料理と合わせて、予算はいくらくらいで…と色々訪ねていけばおすすめの銘柄を教えてくれるはずです。

しかし最後の決め手はやはり自分の好みですよね。

「あっさり」と一口に言っても、香りは華やかだけれど口当たりはあっさりで余韻は長くないものや、すっきり爽やかで水のように軽いものもあります。

「甘味がある」と言っても香り高く芳醇でボリューミーな味わいのものや、少しの酸味の中にほのかな甘みが感じられるものがあるなど、その味わいは様々です。

自分の好みをきちんと知っておけば、より具体的に求めているものの特徴を伝えることができ、数ある銘柄の中でもハズレを引くことなく気に入る1本を選べることでしょう。

最近では「利き酒セット」というような、おちょこに1杯ずつ数種類の銘柄の日本酒が楽しめるセットを用意している料理屋や酒蔵などがたくさんありますので、そういったセットで自分の好みや苦手を研究すると良いですね。

酒蔵見学で日本酒の歴史を楽しむ

日本酒の産地として有名な京都府の伏見や兵庫県の灘などでは酒蔵巡りができます。

酒蔵によっては酒造の見学、試飲などもでき、併設されている資料館で日本酒の歴史が学べるところもあります。

限定の珍しいお酒を購入できることもあり、更に日本酒への造詣が深まることでしょう。

旅行ついでに女友達とワイワイ言いながら酒蔵見学するのもおすすめです。

京都・伏見で有名な酒蔵

・月桂冠大倉記念館

昔酒造りに使った貴重な酒造用具類を保存、展示していて、伏見の酒造りと日本酒の歴史を映像や展示パネルでわかりやすく紹介しています。

見学の後には日本酒の利き酒もさせてくれて、ショップにて気に入ったお酒を購入することもできます。

https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/index.html

・黄桜伏見蔵

日本初の日本酒醸造蔵と地ビール蔵を同時に見学できる施設です。

5階建ての施設内で日本酒の吟醸蔵を見学でき、日本酒造りの要である麹造りや?

立ての様子、仕込みなどの工程を映像や展示パネルを通して紹介しています。

杉板張りの室(ムロ)で麹造りを行う杜氏の姿など、普段はめったに見られない日本酒造りの様子を間近で見学することができます。

https://kizakura.co.jp/husimigura/index.html

兵庫・灘で有名な酒蔵

・白鶴酒造資料館

昭和40年代中頃まで実際に清酒醸造に使われていた酒蔵を改造して作られた資料館。

昔ながらの酒造工程や作業内容を分かりやすく解説するため、等身大の人形が醸造を行う様子が展示してあります。

利き酒コーナーや売店もあり、製造工程で出た酒粕を使った奈良漬けなども人気があります。

・菊正宗酒造記念館

館のテーマは「酒造りの原点を知ること」。

昔ながらの酒造工程や道具類にいたるまでを現物を通して分かりやすく学ぶことができます。

記念館内では、酒造りの貴重な歴史的資料からお酒の楽しみ方、マナーなどに関する知識まで、役立つ情報がまとめられている様々な映像が用意されていて、興味のあるものを鑑賞できるようになっています。

まとめ

ワインのようにオシャレなグラスで飲んだり、料理とのマリアージュを楽しんだり。

もう日本酒はオジサンだけが楽しむお酒ではなくなっています。

女友達との旅の工程に酒蔵見学を取り入れてワイワイ楽しく日本酒の知識を深めるのもおすすめですし、旅館のお料理とどんな日本酒が合うのか、色々なお酒をみんなで試してみるのも楽しそうですね。

大人になるにつれ、少し高級な和食のお店に行く機会も増えていくことでしょう。

そんなときには「とりあえずビール」も良いのですが、それぞれの料理に合う日本酒をぜひ試してみてほしいと思います。

お気に入りの銘柄や好みの日本酒のタイプなどがすんなり会話に出てくるようになれば、年上の男性からも一目置かれる素敵な大人の女性になれるはずですよ。

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