バーでも日本酒を愉しもう! おすすめ日本酒カクテル13選
バーはウイスキーなどの洋酒やカクテルを飲むところ、バーで日本酒は頼みづらい、と思っていた日本酒ファンの方は必見です。
最近は、日本酒に特化した日本酒バーもあれば、オーソドックスなバーでも日本酒を置いてあるバーが増えています。
また、日本酒をベースにした美味しいカクテルもたくさんあるのです。
今回は、バーでもオーダーしやすいスタンダードなものからオリジナルなものまで、日本酒ベースのカクテルをご紹介します。
サケティーニ
カクテルの王様「マティーニ」の日本酒バージョンです。
日本酒とドライベルモットをステアし、レモンピールをかけパールオニオンを添えたショートカクテルです。
マティーニはとてもアルコールが強いカクテルですが、サケティーニはベースの日本酒がアルコール度14%とさほど高くないので、マティーニの中ではとても飲みやすく仕上がっています。
マティーニではオリーブを添えることで有名ですが、サケティーニではより和をイメージさせるパールオニオンを用いています。
日本酒の旨味とドライベルモットの香味が絶妙にマッチした、一度は試してみるべき日本酒カクテルです。
日本酒に興味のある外国人から、マティーニ好きなバーマニアまで、幅広く人気のあるカクテルです。
サムライトニック
ロングカクテルの定番、「ジントニック」の日本酒バージョンです。
日本酒にすだちを絞り、トニックウオーターで満たしたロングカクテルです。
ジントニックはライムを絞りますが、それをすだちにすることで、より日本酒との相性が良く、和のテイストにまとまります。
日本酒の甘みとトニックウオーターの苦味、すだちの爽やかさのバランスが格別で、清涼感があるので、暑い日や乾杯の一杯にもおすすめです。
そのネーミングから、外国人にもとても人気のあるカクテルです。
サムライロック
日本酒をオンザロックで楽しむスタイルです。
日本酒と相性の良いオレンジやレモン、ライムなどの柑橘類をスライスしたものを添えます。
日本酒本来の味わいを大切にしながらも、柑橘類のフレッシュな風味がプラスされ、日本酒を飽きることなく楽しむことができます。
家で簡単に作れるカクテルでもあるので、家飲みの時にもおすすめです。
オンザロックなので、食事と共にじっくりと味わうこともできる一杯です。
サケ・サワー
「ウイスキー・サワー」や「ブランデー・サワー」の日本酒バージョンです。
カクテルでいうサワーとは、ベースとなるお酒に酸味と甘みを加えて作るカクテルのこと指します。
日本酒にレモンジュースとシュガーシロップを加えてシェイクして作られます。
これに炭酸を足す場合もありますが、本場アメリカでは炭酸を加えずにショートカクテルとして楽しみます。
甘みと酸味で、日本酒感がまろやかになり、日本酒が苦手な方でも飲めるカクテルです。
サケ・モヒート
夏のカクテルの代表格であるラムベースの「モヒート」の日本酒バージョンです。
フレッシュのミントをグラスの中で潰し、日本酒とライムジュースと炭酸を注いだロングカクテルです。
アルコール感が低くて飲みやすく、ミントの香りも爽やかで、気分もリフレッシュさせてくれる一杯です。
モヒートは、イチゴやベリーやマンゴーなど様々なフルーツを加えたアレンジが多く、味わいは多彩です。
また、炭酸をシャンパンに代えて作るバージョンもあり、こちらはアルコール感も重厚に感じることができるプレミアムな印象の一杯です。
サケピリーニャ
ピンガというブラジル産のスピリッツをベースにした「カイピリーニャ」の日本酒バージョン。
ライムを半分使い、グラスの中で日本酒、砂糖、クラッシュアイスとともに豪快に潰して飲むカクテルです。
ピンガは日本でいう焼酎のような酒で、ちょっと癖のある味わいが特長なのですが、日本酒をベースにすることでさらりとスマートな味わいのカクテルになります。
カイピリーニャの本場ブラジルでも大人気のカクテルです。
撫子
日本酒に卵白と、レモンジュース、ざくろから作られたグレナデンシロップにシュガーシロップを加えてシェイクして作るショートカクテルです。
とても可愛らしいピンク色に泡立った卵白が浮かび、見た目もスイーツのように華やかで女性におすすめのカクテルです。
卵白がアルコール感をまろやかにし、すっきりと飲みやすい味わいに滋賀っています。
キク・ハイボール
ウオッカベースのモスコミュールの日本酒バージョンで、菊正宗酒造のオリジナルカクテルです。
日本酒をジンジャーエールで満たし、レモンピールを飾ったロングカクテルです。
ジンジャーエールの甘みとスパイシーさが加わることで、日本酒をより飲みやすく仕上げています。
まるで日本酒であることを忘れてしまうかのような口当たりで、グイグイ飲めちゃいます。
ファンタスティック・レマン
数々の受賞歴を誇るバーテンダー、上田和男氏のオリジナル作品で、世界カクテルフェスティバルで銀賞に輝いたカクテルです。
日本酒とオレンジの果皮から作られたコアントロー、さくらんぼの蒸留酒キルシュヴァッサー、レモンジュースとトニックウォーターを合わせ、ブルーキュラソーを沈めたロングカクテル。
その名の通りスイスのレマン湖をイメージした、ブルーのグラデーションがとても美しいカクテルです。
銀座バー「テンダー」に訪れたら一度は飲みたい一杯です。
青時雨
ファンタスティック・レマンと同じく、上田和男氏のオリジナル作品です。
日本酒とグリーンティリキュール、グレープフルーツジュースを合わせたフローズンカクテルです。
フローズンカクテルは、材料をクラッシュアイスとともにブレンダーにかけて、シャーベット状にしたカクテルを指します。
涼しげな色合いと見た目と、さっぱりとした味わいで暑い季節にピッタリです。
口当たりも良く、女性にもおすすめした一杯です。
春の雪
サントリースクールの元校長で、その著書も多数の花崎一夫氏のオリジナル作品です。
日本酒に、ジンとグリーンティリキュール、レモンジュースを合わせたショートカクテルです。
春雪と春の芽吹きをイメージした、きれいな緑色が印象的なカクテルです。
日本酒とジンを合わせたアルコールの重厚なボリュームに、抹茶のほろ苦さがあいまって、芽吹きの力強さを感じさせてくれる一杯です。
ファイン・トゥモロー
ウォッカとトマトジュースの「ブラッディメアリー」の日本酒バージョンで、日本酒造組合中央会のオリジナル作品です。
ふちに塩をつけたグラスに、日本酒とトマトジュース、カットレモンを合わせたロングカクテルです。
かつてブラッディメアリーは、リバイバーカクテルと呼ばれ、二日酔いの時の迎い酒として飲まれていました。
疲労回復や抗酸化作用があるトマトジュースと日本酒を組み合わせ、リバイバーのイメージを込めたネーミングのカクテルです。
日本酒グリア
様々なフルーツを漬け込んだワインの「サングリア」の日本酒バージョンで、日本酒カクテル推進プロジェクトのオリジナル作品です。
日本酒とグレープフルーツ、蜂蜜を合わせ、クコの実と、ぶどうやベリーなどの好みの果物を加えて1〜3日冷蔵庫で漬け込みます。
具もそのままグラスに移して楽しめるので、見た目も可愛らしく女性ウケ抜群です。
蜂蜜やクコの実の自然な甘みで健康的に楽しめるカクテルです。
まとめ
このように日本酒をベースにした美味しいカクテルはたくさんあります。
カクテルなら、これまで日本酒が苦手だったという方にもとても飲みやすく、親しみやすいですね。
外国の方にもおすすめしやすいです。
日本酒を飲み慣れている方も、たまには飲み方を変えてカクテルに挑戦してみるのはいかがでしょう。
きっと、また一つ日本酒の奥深さに魅了されるはずです。