日本酒初心者さんに、日本酒の飲み方や注意したほうがいいこともご紹介

日本酒

日本酒と言えば勿論、日本を代表するお酒です。

海外でも評価が高く、日本酒ファンは世界中に広がっています。

実際に、米から作った日本酒は口当たりもよく、甘いもの大好きな欧米人にも人気が出て当たり前、といった感じですね。

しかし意外と、日本人で日本酒はあまり飲まない、という人も多いのです。

その昔はオヤジの飲み物と暗黙の了解があった日本酒ですが、おしゃれな飲み方も可能なのですよ。



日本酒というものに対しての筆者の思い出と体験

最初に筆者の体験というのも、ちょっとおこがましいのですが、昔話と思って聞いてください。

筆者が子供時代はまだ、今のように多くの日本酒の種類があったわけではありません。

酒屋さんに行くと、高級な日本酒と一般的な日本酒、つまり高いお値段のものと安いものが販売されていた程度でした。

で買いに行くかもしくは届けてもらうのですが、買いに行く場合は一升瓶を持って出かけました。

それに、五合ください、とか言って必要な量だけ売ってもらったのです。

エコの極みですね。

「子供にアルコールを買わせてはいけない」などと細かいことも言われずに、「お使い偉いね重いから気をつけて」と言われたものです。

のんきな時代でした。

その購入したお酒は、その蛮の父親の晩酌になったわけです。

ちなみにこの時代、ポン酒という言い方してましたね。

二十歳過ぎて居酒屋に行くようになった時も、この言い回しは健在でした。



飲み方も細かいことは気にしなかった時代だった

そんな適当な時代だったので、飲み方も適当でしたね。

早い話、そのまま飲むかもしくはお燗にするか程度でした。

このお酒は絶対にぬる燗でなければ、などという細かい飲み方のうんちくなどは、まだ欠片もありませんでした。

「ちょっと熱くしすぎたかも、いいよ冷ましてから飲むから」とか言った程度でした。

単純で、だから実はそれなりに酒自身の味を感じていた時代だったかもしれません。

そして晩酌のお付き合いといった感じで、女性も飲んではいましたが、まだまだ女性が飲み屋に入るのは一般的ではなかった時代でした。

おしゃれの欠片もない、日本酒時代でもありましたね。

日本酒も多様化すれば飲み方も多様化でも自由は忘れないで

さて時代は移り変わり、日本酒もそれまで地方だけの限定で販売されていたものが、他の地域でも売られるようになって、種類は多様化する一方になりました。

こうなると、味の聞き分けも細かくなって、この酒にはこういう飲み方がという、こだわりも出てきます。

とは言え、単にお酒を楽しみたい人の場合、これは何が何でもぬる燗でと言われても、自分は熱燗で飲みたいという主張も出来ないではありません。

自分に合った飲み方と、美味しく飲むことが出来るような工夫だけして行くのを忘れないようにしたいですね。

勿論製造者さんのおすすめの飲み方もありますし、それは実際そのお酒に関しては最も美味しい飲み方かもしれません。

しかしここはやはり、自分の舌をメインにお酒の種類と飲み方を選んでいきたいですね。

情報と酒類の多さにとらわれないように、美味しくお酒を楽しんでください。

日本酒は飲むタイミングも自由なお酒

欧米の場合、酒の種類によって食前酒食後酒、また食事中に飲むお酒というのが分かれています。

ワインなどは食事中に飲むお酒の代表ですね。

食前酒はリキュールなどの、食欲を増すようなお酒がすすめられます。

しかし日本酒の場合、これで全てをまかなえるというのが、なかなか素晴らしいお酒と言えるでしょう。

食前酒としても、食事をしながらでも、また食事の終わった後に軽く締めとしても、自由に飲めるお酒が日本酒なのです。

その割に飲み方については、手を加えるのは冷やすか温めるだけという、不自由さがあるのがちょっと不思議ですね。

ちょっと待ってそんな飲み方してもいいの?

古い日本酒ファンにすれば、ぬる燗熱燗冷に冷酒、日本酒に他にアレンジを加えることなどとんでもない、と主張されるでしょう。

でもやはりこの時代、もっと自由に日本酒を飲んでいきたいものですね。

日本酒のソーダ割りはいかが

日本酒は何かで割るというのは、ちょっと外道な気もしますね。

しかし実はアルコール度が15度から20度はある日本酒です。

結構アルコール度が高いのです。

ビールのほぼ2倍と考えていいですね。

なので何かで割って飲むというのも、実か勿論ありなのです。

そのまま飲むのが当たり前という感覚もありますが、ソーダで割ってみてください。

すっきりして飲みやすくなります。

おすすめとしてはプレーンソーダ割りです。

甘みの強い日本酒なので、プレーンなソーダで割るのが最もスッキリと飲める割り方です。

柑橘系のフルーツを絞り入れてみる

柑橘系のフルーツというのは、何しろ万能です。

特にお酒に関しては、どんなお酒にも相性がよくスッキリとした呑口にしてくれます。

勿論日本酒も例外ではありません。

ちょっと柑橘系の果物を絞り入れるだけで、驚くほど口当たりが良くなります。

日本酒ってちょっと甘すぎる、ベタベタした感じが口に残るのが好きではない、という人はこの絞り入れ試してみてください。

かなりスッキリした味わいになってくれます。

日本酒と果実酒や果物のハーモニー

日本酒に果実酒を加えるのもまた、ちょっと味わいが変わるのでおすすめです。

梅酒と合わせるのも中々行けるので、試してみてはいかがですか。

口当たりは非常に良くなるのですが、お酒とお酒を合わせているのですから、実は結構アルコー度数は高くなります。

他のカクテル類と同じく、飲みやすさについ飲み過ぎには充分に注意してください。

果実酒でなくても普通のフルーツジュースと合わせるのも、悪くありません。

これだとアルコールに弱い人でも、スッキリと飲むことが出来ます。

まあこういったカクテル系の飲み方の場合、飲み過ぎとその後の二日酔いにはくれぐれも注意してくださいね。

日本酒を楽しみたいけど心配なことも

さて日本酒、これに関してはいささか飲むのに気になることがあるのは否めません。

カロリー量が心配

お米から作られた、しかも口当たりは甘めな日本酒です。

カロリー量が心配で手を出せないという人、決して少なくないはずです。

実はこのカロリー量ですが、一合で190キロカロリー程度あります。

やはりかなり多い、という感はありますね。

しかも手を加えずにそのまま飲むのが普通の日本酒です。

何となくお銚子を空けていると、かなりのカロリー量になってしまうことがあります。

しかしこのお銚子をしっかりと管理して、飲み過ぎに注意していれば怖いことはありません。

同じ分量での比較をすると、ブランデーやウイスキーのほうがカロリー量は高いのです。

糖質が心配

実際日本酒の糖質量は、100gあたりで5gくらいです。

ジュースやコーラに比べれば少ないですが、それでも結構あると言わなくてはなりません。

なのでこおでもやはり飲み過ぎには注意ですね。

前述しましたジュース割りなどは、かなり糖質が高くなりますので、管理中の人はやめておいたほうが無難ですね。

勿論これ、日本酒だけでなく他のお酒も同じことです。

フルーツ関係で割ると、糖質がぐっと上がりますので、注意するに越したことはありません。

とは言え、度を越さなければ充分に楽しめる範囲ですので、何が何でも止めたほうがいいということではありません。

まとめ

大吟醸がどうの、純米酒がどうのといううんちくも、勿論楽しめるものです。

飲み方にしても、この酒にはこの飲み方が最奥というおすすめは、あってしかるべきです。

しかし何と言っても嗜好品のたぐいの、アルコールです。

自分が楽しまなくては、もったいないではありませんか。

日本酒ももっと色々な飲み方で楽しみたいと思うのは、この多様化の時代当たり前のことです。

ただくれぐれも、口当たりのいい日本酒、飲みすぎないように注意してくださいね。

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