世界に誇る日本の文化日本酒
私は、日本酒は世界に誇れる文化の1つだと確信しております。
今回は、私の大好きな日本酒について書いてみます。
お祝いで飲むお酒、お祭りや1人で寂しく飲むお酒そんな身近にある日本酒です。
日本人の多くの人が口にしたことがあると思います。
そして、私は日本酒の良い部分も悪い部分も知っているつもりです。
今回は、日本酒の素晴らしさを知って欲しいので良い部分を書きました。
素晴らしい日本酒の世界を私と是非一緒に堪能しましょう。
日本酒とは
日本酒とは、米と麹と水を主な原料とする清酒のことです。
日本特有の製法で醸造されたお酒で、醸造酒に分類されます。
日本酒には、名称があります。
本醸造酒
精米歩合70%以下の白米、米こうじ、醸造アルコール及び水を原材料とした清酒で、香味及び色沢が良好なものに用いることができる名称です。
使用する白米1トンにつき120リットル(重量比でおよそ1/10)以下の醸造アルコールを添加してよいことになっています。
特別本醸造酒
本醸造酒のうち、香味及び色沢が「特に良好」であり、かつ、その旨を使用原材料、製造方法その他の客観的事項をもって当該清酒の容器又は包装に説明表示するもの(精米歩合をもって説明する場合は、精米歩合が60%以下の場合に限る)に用いることができる名称です。
純米酒
白米・米こうじ及び水のみを原料として製造した清酒で、香味及び色沢が良好なものに用いることができる名称です。
使用する白米は、他の特定名称酒と同様、3等以上に格付けた玄米又はこれに相当する玄米を使用し、さらに米こうじの総重量に対して15%以上必要です。
特別純米酒
純米酒のうち香味及び色沢が「特に良好」であり、かつ、その旨を使用原材料、製造方法その他の客観的事項をもって当該清酒の容器又は包装に説明表示するもの(精米歩合をもって説明表示する場合は、精米歩合が60%以下の場合に限る)に用いることができる名称です。
吟醸酒
精米歩合60%以下の白米、米こうじ及び水、又はこれらと醸造アルコールを原料とし、吟醸造りによって製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なものに用いることができる名称です。
低温で長時間かけて発酵させて造られ、吟醸香と呼ばれるリンゴやバナナ、メロンを思わせる華やかな香気成分を特徴としています。
吟醸造りでは、最後にもろみを絞る前に吟醸香を引き出すために醸造アルコールを添加する(使用する白米1トンにつき120リットル、重量比でおよそ1/10 以下という制限がある)ことで芳香成分や味に関係する成分をより日本酒側に残すため、香りや味が濃くなります。
絞った後の日本酒に醸造アルコールを添加すると味に関しては淡麗ですっきりしています。
純米吟醸
吟醸酒のうち醸造アルコールを添加せずに、米、米こうじ及び水のみを原材料として製造したものに特に用いることができる名称です。
一般に醸造アルコールを添加した吟醸酒に比べて穏やかな香りや味となります。
大吟醸酒
吟醸酒のうち、精米歩合50%以下の白米を原料として製造し、固有の香味及び色沢が特に良好なものに用いることができる名称です。
吟醸酒よりさらに徹底して低温長期発酵させます。
最後に吟醸香を引き出すために少量の醸造アルコールを添付しています。
純米大吟醸
大吟醸酒のうち、醸造アルコールを添付せず、米、米こうじ及び水のみを原材料として製造したものに特に用いることができる名称です。
一般に醸造アルコール添付した大吟醸酒に比べて穏やかな香りで味わい深いです。
フルーティで華やかな香りと、淡くサラリとした味わいの物が多いが、あさ開きのようにズッシリとした物もあり、酒蔵の個性が大きく反映されています。
大吟醸酒は、最高の酒米を極限まで磨き蔵人の力を結集して醸した日本酒の最高峰です。
私のおすすめ
私のおすすめの日本酒は、大吟醸出羽桜です。
日本酒好きなら誰でも知っている銘柄です。
私は、良い事があると魚の刺し身を摘みに出羽桜を冷で1杯やるのが楽しみです。
日本酒に合うおつまみ
お酒には、おつまみが必要です。
さて、日本酒に合うおつまみですが、何と日本酒には洋酒と違い何でもおつまみとして合うのです。
私のおすすめは、卵焼きと魚の刺し身です。
冬は、お鍋で1杯もいいですし夏は冷奴で1杯も良いと思います。
日本酒の甘口と辛口
日本酒には甘口と辛口があります。
これは、お酒を嗜なまれない方でもご存知かと思います。
では、日本酒の甘口と辛口は誰がどこで決めるのでしょうか。
お酒を造っていく過程で、日本酒度がマイナス(糖が多い)と「甘口」と表示され日本酒度がプラス(糖が少ない)と「辛口」と表示されるそうです。
簡単に書きましたが、他にも細かな決まりがあります。
ただ、これはお酒を飲んでみたら分かると思いますが「辛口」と表示されているお酒をのんでも「甘口」と感じたり「甘口」と表示されてあるお酒を飲んでみて「辛口」と感じる事も良くあります。
つまり、「甘口」と「辛口」を決めるのはあくまで、そのお酒を飲むあなたなのです。
日本酒には、「甘口」と「辛口」を決める楽しさもあります。
アルコールが抜ける時間
とある調査によると、ビール350ml1缶を飲んだ場合、男性2時間、女性2.6時間アルコールが抜けるまで時間がかかるそうです。
この様に、自分は大丈夫酔っていないと思っていてもアルコールは残っています。
飲酒をいたら絶対に車の運転は止めましょう。
これは、お酒を飲む上での常識です。
何故、私がこの様な事を書いたかと言うと悲惨な飲酒運転による交通事故が無くならないからです。
私も、友人を交通事故で亡くしました。
病気や老衰と違い交通事故で身近な人を亡くすと遣り切れない怒りが生きている間背負っていきます。
友人の私がそうなのですから家族は、もっと大変だと思います。
お酒で、一生をダメにするようなことだけはやめましょう。
先ずは、1杯
たぶん、この記事に目がとまり読んでくださっている方の殆どはいきなり日本酒を飲まれる方は少ないかと思います。
私も、その1人です。
自宅で宅飲みの時は別ですが、私の場合は殆ど外で飲む機会が多いので人と飲みます。
先ずは、生ビールから頂きます。
他県では、分かりませんが福岡では生ビールで乾杯しグラスが空いてから焼酎なり日本酒なりへと変わっていきます。
ビールの時のおつまみは、もろみを付けたキュウリのモロキュウと蒲鉾にワサビを挟んだ板ワサが最高のおつまみだと私は思っています。
日本酒の楽しみ方
日本酒は、「燗よし」「冷やしてよし」という世界でも珍しいお酒です。
飲用温度も他の酒類と比較すると幅があり、5℃~55℃位までと、広範囲にわたっています。
せっかく飲んでみたいお酒もただ「おいしい」の一言で済ませてしまっては、日本酒の味わい方は、まだまだです。
選び方のポイントを知ることで、もっと奥の深い味わいを知ることが出来るのです。
4つのタイプ
日本酒の味、香りの特性を、香りが高いか、低いか、味が若々しいか濃醇かの2つの軸で区切ることにより、日本酒を次の4つのタイプに分けることができます。
香りの高いタイプ
香り・・・華やかで透明感のある果実や花の香りが特徴。
味わい・・・甘さと丸みは中程度で、爽快な酸との調和がとれている。
熟成タイプ
香り・・・スパイスや干した果物等の力強く複雑な香りが特徴。
味わい・・・甘味はとろりとしていて良く練れた酸が加わり調和している。
軽快でなめらかなタイプ
香り・・・穏やかで控えめな香りが特徴。
味わい・・・清涼感を持った味わいでさらりとしている。
コクのありタイプ
香り・・・樹木や乳性の旨味を感じさせる香りが特徴。
味わい・・・甘味、酸味、心地よい苦みとふくよかな味わいが特徴。
この様な感じで、日本酒を選んでみると楽しいと思います。
まとめ
日本酒は、日本の豊かな自然の中で長い年月を掛けて造られてきた物です。
綺麗な水と綺麗なお米がないと出来ません。
日本酒を造るには、酒蔵の人以外にも農家の人など沢山の人が関わり良い酒造りをします。
杜氏さんの腕だけではなく農家の方の米作りにも、掛かっています。
良いお米が出来ないと、良い酒は出来ません。
それに、水が汚染されるとお酒はダメになります。
美味しい日本酒が出来ている産地を思い浮かべてください。
もしくは、ネットで検索してみてください。
全て、美味しい水が流れる地域自然豊かな土地です。
美しい自然の中で生まれ育つ日本酒は、それぞれ味に個性があり世界に誇れるお酒であり芸術だと思います。