女性にもおすすめ スパークリング日本酒
私はまだ日本酒初心者なのですが、最近気になっているスパークリング日本酒というのを紹介したいと思います。
発泡酒なので飲みやすく、日本酒をあまり飲まない方や女性にもおすすめで、最近はいろいろな種類のものが売られていて、コンビニで買えるものもあります。
味も値段も様々なので、普通の日本酒や他のお酒と同様、飲むシーンや食事などに合わせて選べるようになりました。
まだ飲んだことがない、という方にはぜひ一度試していただきたいです。
スパークリング日本酒の歴史
太平洋戦争前から一部の酒蔵では作られていたようですが、ずっと注目されていませんでした。
日の目を見たのは平成に入って、お酒の多様化が求められるようになってからです。
今では日本国内のフォーミュラレースの表彰式で、シャンパンの代わりに使われることもあります。
スパークリング日本酒とは
名前の通り、日本酒の発泡酒です。
発泡させる手段の違いから、3つのタイプに分けることができます。
①活性にごり酒タイプ
酒ができる過程の酵母の発酵による発泡をそのまま利用しているものです。
あまり濾過しないことで、酵母を瓶に入れているため、酒は濁りがあります。
やさしく自然な発泡に特徴があります。
②瓶内二次発酵タイプ
これも酵母の発酵を利用して発泡させていますが、酒自体はまず完成して濾過も行ったあと、あらためて酵母などを加える点が、活性にごり酒とは違います。
③炭酸ガス注入タイプ
できあがった日本酒に炭酸ガスを注入して発泡させるタイプです。
前のふたつとは仕組みが異なるので、発泡の具合も若干異なり、味わいも違うかもしれません。
スパークリング日本酒 人気の銘柄
最もポピュラーなのは、コンビニで買える「澪」(宝酒造)でしょう。
手に入りやすさはダントツです。
青い綺麗な瓶のデザインは、女性もターゲットにしていると思われます。
すっきり飲みやすいのも、人気の理由かと思います。
これを追いかける銘柄はいろいろあるのですが、とりあえずひとつ挙げるとすれば、月桂冠の「うたかた」ではないでしょうか。
女性を意識したかわいい花柄の瓶は、瓶に直接柄が描かれていて、フィルムを剥がすと字のない花柄だけの瓶になるので、花瓶などに使えます。
味については、私は少し甘めに感じるのですが、いかがでしょうか。
その他、「すず音」、「ねね」など有名なものはたくさんあります。
最近手に入らないことで有名な日本酒の「獺祭」にも、スパークリングがあったりします。
私はまだ初心者なので、味比べのレポートはうまくできません。
ネット上にうまいレポートがたくさんあるので、そちらを参考になさってください。
スパークリング日本酒の値段
普通の日本酒と同じくらいの幅があると思ってもらっていいと思います。
ちなみにコンビニで買える「澪」は300mlで400円代、そのくらいの値段のものが多く出回っているようです。
300円代の安いものもあります。
参考までにあげておくと、「獺祭」スパークリングの値段は360mlだと890円です。
おうちでできるスパークリング日本酒
ものすごく邪道かもしれませんが、スパークリング日本酒の雰囲気だけ味わうのであれば、おうちでできます。
日本酒と炭酸水 1:1
氷を入れて、お好みでレモンなど。
レモン入れないほうが、本物に近いかも。
とりあえずスパークリングの雰囲気は味わえますよ。
お手軽におうちで試してみたいという方におすすめです。
まとめ
私は15年以上前にデパートの催事場に出展していた酒蔵の試飲会で初めてスパークリングの日本酒というのがあるのだと知りました。
美味しいし飲みやすいし、これはいい、と思っていたら、いつの間にかこんなにポピュラーになっていました。
それでもまだ、未経験の方、騙されたと思ってぜひお試しあれ。
私はスパークリング日本酒から入って、今、普通の日本酒を勉強中です。
私はあまりお酒は飲まなかったので、まさか私が日本酒、という感じなのですが、そういうきっかけを作って、世界を広げてくれたのがスパークリング日本酒です。
日本酒は奥深い、美味しいお酒です。
その発泡酒なんだから不味いわけない、というのは日本酒好きの理屈かな。
私はスパークリング日本酒を、日本酒がイマイチ苦手な人、日本酒を飲んだことがない人に、一番おすすめしたいです。
そして私のように、それが入り口になって、日本酒好きになってくれると嬉しいです。