自分らしい飲み方探し!〜日本酒の楽しみ方4選〜

日本酒

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日本酒の楽しみ方はなにも1つだけではありません。

人の数だけ、美味しい飲み方は追求できるといいます。

日本酒は強くて苦手…という方でも、多種多様な飲み方の種類をしれば、興味を持って頂けるのではないでしょうか。

様々な角度から、自分自身に合う飲み方を探ってみましょう。

ここでは初心者の方でも楽しめる、日本酒の楽しみ方を4選、ご紹介します。



日本酒の飲み方~利き酒を楽しもう~

お酒の色をみて、色の濃さ、透明度、不純物の有無などを判断します。

日本酒本来の色は青みがかった淡い黄色をしているのですが、造りの段階による活性炭素の影響や、貯蔵期間によってその色合いが変わってきます。

香り

高級な日本酒の香りは吟醸香と呼ばれるりんごや洋梨のようなフルーティーな香りがします。

その他にも長期貯蔵による熟成香や、木樽貯蔵の場合は木香などを感じる事があります。

口に含む時間は大体5~10秒程。

日本酒の味を表わす言葉はたくさんありますが、まずは『甘さ・辛さ・苦さ・酸味・渋み』の5つの味を感じ取り評価してみましょう。



色々な温度で楽しもう

お冷やとは?

日本酒をお冷やで!

という台詞を聞くと、日本酒を冷やしたものを想像しがちですが、『お冷や』というのは常温そのままの状態を指します。

つまり、すっぴんそのものであるということ。

冷たいお酒の事は、『冷酒』と呼ぶので、まったく別の飲み方となるのです。

日本酒の飲み方の温度にはこんなにたくさんある

日本酒は、温度ごとに(5℃から10℃ごとに)呼び名10種類程あることをご存知でしょか。

・雪冷え…5℃ ▶ 花冷え…10 ℃ ▶ ・涼冷え…15℃ ▶ ・冷や…20℃ ▶ ・日向燗…30℃▶ ・人肌燗…35℃ ▶ ・ぬる燗…40℃ ▶ ・上燗…45℃ ▶ ・熱燗…50℃ ▶ ・飛び切り燗…55℃冷えた日本酒の事をお冷や、温かい日本酒のことを熱燗…というように、ざっくりと認識している方は多くいますが、5℃ごとに温度の違いで呼び方が異なるなんて興味深いですね。

日本酒によって美味しい温度というのは変わるかもしれませんが、自分自身にマッチする日本酒の温度を探してみるのも、楽しみの1つになりそうですね。

日本酒の楽しみ方~ためしてみよう!簡単にできる日本酒のおすすめの味わい方~

料理を変えてみよう

日本酒飲むなら、和食…と考えがち。

けれど案外、白身魚のカルパッチョなんかとも相性抜群だったりします。

日本酒本来の味に個性が強いものは、オイルや塩などでシンプルに仕上げたものを選ぶと素直にその良さが際立ちます。

お酒とおつまみにも、人間のように相性があるもの。

お刺身でなんとなく違うなあ、と感じたら思い切って煮魚にしてみたり、魚をやめて肉に変えてみたりしてみると、がらりと印象が変わったりします。

調味料を変えてみよう

調味料によって飲むお酒の印象にここまで影響を与えるとは…刺身は醤油で!

と枠に囚われず、試して見てください。

醤油によっても味わいは変わるもの。

同じ魚でも、『こいくち』・『たまりじょうゆ』や、レモンやポン酢に替えてみるだけで美味しくなる事もあります。

洋食だけに囚われがちなブラックペッパーやオリーブオイルはお酒の甘みを引き出したり、魚などの食材の生臭みを抑える効果があるなど。

おつまみそのものに、少し変化を加えて日本酒との相性を探してみましょう。

酒器を変えてみよう

お酒が舌のどこをどのように通るかで、味は全く変わります。

刺激が少しきついと感じるときは、開いたカタチの器を閉じている形状のものに変えるだけでまろやかになります。

手のひらで温めてみよう

酒の温度を変えるのも、簡単で効果的。

冷酒で頼んだ日本酒の味を少し変化させてみましょう。

かといって飲みかけの冷酒を熱燗に頼み直すのは気が引けるという方は、手軽な方法として、自分の体温(てのひら)で温めてみると、味わいが少し変わります。

水を一滴加えてみよう

お酒の味が『濃い』、『重たい』などと感じたら、箸の先端に水をつけ、コップに1、2滴たらすだけで飲みやすくなることもあります。

微々たる事ですが、とくに香りやアルコール度数が強めの生原酒には効果を感じます。

日本酒の楽しみ方~グラスについて~

かまくら 酒器セット KK-6139-29

日本酒を飲むときの『酒器』についてです。

最近ではお店のキッチン雑貨売り場にも、今様々な形状の酒器が並び、何を選んだら良いか迷ってしまいますよね。

日本酒を楽しむための酒器の選び方は様々ありますが、まずデザインから手にとっても楽しいかもしれません。

味や成分が変わるわけではないのに、容器が変わると違うお酒を味わっているように感じるのは不思議です。

形状だけでなく、器の材質にもこだわってみましょう。

材質について〜磁器・木製・ガラス製〜

ガラス製のものはお酒の香りだけでなく、食べ物のにおいもキャッチしやすく、魚料理と一緒に楽しんだ後は、お酒まで生臭くかんじてしまいがちです。

料理が変わるときに応じて、ガラス製のものから磁器のものに移し替えると、最後まで美味しく頂けます。

お猪口やぐい呑みで味わう〜

舌全体に広がるような飲み方ができます。

磁器や陶器の材質のものが多いおちょこには、味を『やわらかく』感じさせる効果があるとのことです。

そのデザインも豊富で、可愛らしいものもあり、価格も手の届きやすい物が多くあるので、何種類か持って籠などに入れておくとお洒落です。

似たようなもので『ぐい呑み』というものがありますが、こちらはおちょこよりも少し大きめの仕様のもの。

用途によって使い分けたいですね。

升で味わう

一合枡【ヒノキ】 1個

日本にいるならやっぱり升で!

という意見も多いのではないでしょうか。

升にグラスが置かれているものがあります。

溢れるまでなみなみと注がれるスタイルは『もっきり酒』と呼ばれ、グラスに口をつけて直接飲みながら楽しみます。

杉やヒノキでつくられ、木の良い香りも日本酒の味わいを引き立たせてくれます。

ワイングラスで味わう

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日本酒にワイングラス?

と思われがちですが、ワイングラスで飲むと、おちょこで飲むときに気がつかなかった、独自の香りや味わいが感じられる様になります。

●ワイングラス…香りや味わいを感じ取れる、雑味のない大吟醸向け。

●シャンパングラス…すっきり爽快に頂きたいときに。

このように、同じお酒を形状の違ったグラスで飲み比べてみてもいいですね。

脚無しグラスで味わう

直接手が触れて、温度が上昇しやすい脚無しのグラスは、温度変化を楽しめる純米吟醸・純米酒向けです。

そのお洒落な形から、プレゼントにも人気が高いようです。

代表的な形状としては、下記のようなものがあります。

手にとってみた感触や、ガラスの厚みなどにも自分に合う物に出会えるとうれしいものです。

●グラス側面に傾斜があり、容器にふくらみがあるもの
…傾斜がある方がお酒の香りがたちやすく、フルーティな純米吟醸など向けです。

●傾斜がほとんどなく、コップの形をしているもの
…香りより味重視の純米酒にはこのタイプがおすすめです。

まとめ

利き酒・温度を変えて・料理で・グラスで…というように、日本酒を楽しむ方法を4種類ご紹介しました。

日本酒の楽しみ方は本当にたくさんあり、その奥深さに驚きます。

興味をもった所から、少しずつ豆知識を増やしていくのも勉強になりますね。

自分好みの、オリジナルの日本酒の楽しみ方を、色々な方向から知っていくと楽しいと思います。

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