え、自分で作れるの!? 日本酒化粧水の優れた美容成分でモチモチ肌を手に入れよう!

日本酒

screenshot_6

近年ちょっとしたブームにもなっている日本酒を使った化粧水、ドラッグストアや通販サイトを覗くと様々な商品があることが分かります。

こだわり派の方は日本酒を使って化粧水を手作りしているようですが、一体日本酒の何がそこまで支持されているのでしょうか?

その秘密は日本酒が持つ美容成分にあるようです、もしかしたら貴女も作ってみたくなるかもしれませんよ。



優れた美容成分アミノ酸が豊富に含まれている!

日本酒には肌の保護や水分補給を手助けしてくれる美容成分が多数含まれていますが、その中でも特に注目していただきたいのがアミノ酸です。

グルタミン酸やロイシン・アルギニン・アラニンといった20種類以上のアミノ酸がバランスよく配合されていて、含有量は白ワインの約10倍。

お酒の中では日本酒が断トツなのです!

アミノ酸は美肌に欠かせない

アミノ酸は肌を構成するタンパク質の元となる成分です。

また、コラーゲンの原料でもありますし、角質層に含まれている天然保湿因子の主成分にもなっているので肌との相性は抜群!

だから日本酒をつけると肌がモッチリ&しっとりするわけですね、カサカサ肌に潤いを与えたいなら断然おすすめですよ。



日本酒の原料でもある米麹に注目!

米麹に含まれているコウジ酸はシミやソバカスが気になるという方にピッタリな成分です。

これらの原因はメラニン色素の生成、そしてそれを促すのはメラノサイトに存在しているチロシナーゼという物質です。

コウジ酸はそのチロシナーゼに働きかけてくれるため、これ以上シミやソバカスを増やしたくない、肌をワントーン明るく見せたいという方におすすめ!

また、アミノ酸もたっぷり含まれているので水分補充にも最適な美肌の優等生なのです。

おすすめの美容成分はまだあります!

フルーツ酸

その名の通りフルーツ類に多く含まれている成分ですが、サトウキビや発酵乳からも抽出されます。

このフルーツ酸はピーリング成分としてお馴染みで、蓄積された古い角質に働きかけ肌を滑らかにしてくれる成分です。

刺激が少ないというメリットもありますし、市販のピーリング材や石けん・拭き取り用化粧水などにもよく使われています。

フェルラ酸

フェルラ酸はポリフェノールの一種で、皮膚を保護してシミやソバカス・くすみなどをできにくくしたり、若々しさを保ったりする働きがあります。

そのため医薬品をはじめ化粧品や食品といった様々な原料として配合されている優れた成分です。

αGG

αGGは清酒や味噌などの発酵食品に含まれていて、日本酒300mlあたり1g程度しか取れない希少成分です。

また、希少なだけではなく優れた美容能力にもご注目ください。

αGGはコラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートするため肌に潤いやハリ・ツヤを与えてくれますし、外敵から肌を守る働きも行っているのでトラブル肌でお悩みの方に最適。

さらに紫外線や加齢が原因であるメラニン生成を起こさないように助けてくれます。

化粧水を手作りする場合は純米酒を使おう!

純米酒というのは米と麹・水のみで作られた純度の高い日本酒のことです。

それに醸造アルコールを加えて作る本醸造酒も使えないことはありませんが、本醸造酒は原料の米をよく磨いて雑味を少なくするため化粧水作りには向いていません。

実はこの雑味とアミノ酸の含有量は比例しています、肌に使いたいなら多い方が断然お得ということです。

また、醸造アルコールを加えていない分、コウジ酸も純米酒の方に多く含まれています。

手作り化粧水の基本レシピ

材料

●日本酒200ml
●精製水80ml
●グリセリン(ヒアルロン酸やエッセンシャルオイルでもOK)数滴
●ボトルや計量カップなどの道具

手作り化粧水の作り方

1化粧水を作る前に使用するボトルや計量カップなどを洗浄&熱湯消毒して乾かしておきます、手もきちんと洗っておきましょう。

化粧水に雑菌が入るのを防いでくれますよ。

2ボトルに日本酒を入れて精製水を加えます。

3そこにグリセリンを数滴(全体の5%程度)垂らして混ぜ合わせたら完成です。

※使用期限は1~2週間程度、冷蔵庫で保存してください。

手作り化粧水のメリットって何?

市販品よりマイルド

市販品と違って着色料や香料・鉱物油・パラベン・保存料などを加えていないので肌への負担が少ないという特徴があります。

材料のグリセリンをエッセンシャルオイル(精油)に変えれば完全に添加物フリーになるので、敏感肌やアレルギーの方でも使いやすい所がポイントです。

ちなみにグリセリンはアルコールの一種で安全性が高いので過度な心配はいりません。

コスパが優れている

材料がとにかく安価なところも手作り化粧水のメリットの一つ。

純米酒は300mlワンコイン以内で買える物もありますし晩酌用を拝借してもいいですね。

精製水は500mlあたり100円程度、グリセリンも100mlあたり数百円という安さです。

薬局や通販などでまとめて購入できますよ。

全身にバシャバシャ使える

手作り化粧水は顔だけではなく体のケアにも使えます。

最近では両方に使える化粧水も増えていますが、市販品でそれを行うのは抵抗があるという方もいることでしょう。

化粧水は毎日使う物ですから全身に使えばすぐに無くなってしまいます、できるだけ量をケチって長持ちさせたいというのが本音ですよね。

コスパの安い手作りならそんな心配は必要ありません。

化粧水を手作りする際の注意点

日本酒は原液のまま塗らない

日本酒を化粧水に使う場合は精製水で割るのが一般的です。

原液のまま肌につけると目や鼻にツーンとした刺激を与えてしまいますし、肌トラブルの原因にもなるので控えてください。

パッチテストを忘れずに

日本酒化粧水はアルコールが主原料なので敏感肌や肌トラブルを抱えている方には刺激が強すぎる可能性があります。

必ず使用前にパッチテストを行ってください。

肌荒れなどが心配な方は日本酒のアルコール分を飛ばして使うというテクニックもありますよ。

ただし、その場合は早めに使い切るようにしましょう。

1度に大量に作らない

日本酒のアルコール度数は15%程度。

洋酒と比べると少し低めですし精製水で割っているので劣化や菌の繁殖が比較的起きやすくなっています。

一度に沢山作ってしまうと使い切れないまま期限を超えてしまうので、必要になったらその都度用意した方が安全です。

日本酒化粧水は妊婦や未成年でも使えるの?

化粧水のアルコール臭が気にならないなら使っても問題ありません。

そもそも化粧水に含まれているアルコールは肌につけるとすぐに蒸発してしまうので飲酒と同じ状態になるわけではないですし、1度に沢山使うこともありませんから体に与える影響は浸透するくらいです。

ちなみに市販の日本酒化粧水のアルコール度数は1%以下とされています。

また日本酒を使っていなくてもエタノールなどの他のアルコール成分が配合されているのであまり神経質になる必要はありません。

ただし妊娠中の場合はストレス厳禁なので、どうしても気になるなら控えたほうが安心です。

まとめ

日本酒は美味しいだけではないんですね。

アミノ酸やコウジ酸をはじめ美容成分がタップリ配合されているって知っていましたか?

これ以上シミやソバカスを増やしたくない、カサカサ肌に潤いを与えたいという方はぜひ試してみてください。

お気に入りの日本酒で化粧水を作ってみるのも楽しそうですよね。

もちろん市販の日本酒入り化粧水でもいいですよ!

日本酒