日本酒をもっと楽しみたい、日本酒に合うおつまみってどんなものが?
多くのお酒があらゆる国から輸入されてくる昨今ですが、それでもお酒大好きさんたちは、結果日本酒に戻ってきたりもします。
あれこれ浮気して飲んだけど、やはり日本人なら日本酒だよなあ、と悦に入っている人も少なくはないですよね。
実際日本酒業界も、あれこれと新作を出して若い人にもおしゃれに飲める日本酒を開発し続けています。
そんな日本酒に合うおつまみ、今更ですが考えてみましょう。
日本酒の原材料というのは要はお米
日本酒はお米から作られているお酒です。
ビールが麦から、ワインがぶどうから作られているように、日本酒もお米という植物から作られている醸造酒です。
穀物や果実をアルコール発酵させて作ったお酒ですね。
ちょっと見に面白いのは、まあぶどうはともかく麦や米は主食としても用いられる植物だということです。
実際に日本酒の場合、基本お米と水で作られているので、ある意味これを飲むというのはご飯を食べるのと同じ、と言っていいかもしれません。
お銚子1本がご飯一膳分、と言われているのも事実ですね。
そのせいかもしれないけれどおつまみは
さて元が主食のご飯と同じ米から作られている日本酒です。
そのおつまみと言うと、何故か調理されたものとか、少なくともおかず類が多い感じがしませんか。
実際に家での晩酌でも少し昔の定番は、子供はおかずでご飯を食べている時に、お父さんは同じおかずで晩酌をやっているというのがありました。
お母さんも少しそれに付き合って、ご飯はちょっと遅れてからという場面もありましたね。
晩酌しつつおかずを食べてしまったお父さんは、結局最後ご飯をお茶づけて終わらせる、となることもありました。
まあ古き良き昭和の晩ご飯のシーンだったかもしれません。
しかし今でも、日本酒のおつまみは何気におかずにもなるものという感じ、そのままに思えるのは筆者だけでしょうか。
何と言っても定番と言えるおつまみは
日本酒と言っても種類は色々あるので、本来はそれによってもいささか趣が異なってきます。
しかし代表的にどの日本酒にも合う、と言われるのがこういったおつまみ類です。
元が甘口の日本酒、おかず類が合うのも当たり前かもしれませんね。
海産物は定番中の定番
刺し身を代表とする海産物は、どんな日本酒にもよく合います。
刺し身をつまみつつお銚子を傾けるのは、何も居酒屋でだけではありません。
自宅でも、お刺身があればこれは今夜はウイスキーではなく日本酒だな、と方向転換する人もいますよね。
また西洋風にアレンジされた魚料理、カルパッチョなども日本酒には最適です。
他にも焼き魚など、海産物には日本酒が本当によく合います。
肉類も勿論日本酒に合わせたい
日本酒で一杯、と思った時に反射的に焼き鳥を思い浮かべる人も少なくないはずです。
焼き鳥を肴に、日本酒をというのも定番中の定番ですね。
タレによっては甘いものもある焼鳥ですが、日本酒の甘さと喧嘩しないというのが面白いところです。
洋風の鳥料理としては、鴨のローストもおすすめですね。
日本酒の爽やかな甘味に、鴨の歯ごたえとジューシーさがよく合います。
ちょっとくどい気がするフライドチキンも、日本酒に合わせるとさっぱり食べられるのが嬉しいところです。
フライドチキンのスパイシーで塩気のある味付けと、日本酒の甘さがいい感じに合うのですね。
天ぷらも勿論いけます
天ぷらも日本酒とは切っても切れない縁がある感じです。
塩でさっぱりと食べる天ぷらに、日本酒の甘みと爽やかさがマッチします。
ついつい箸もお酒も進んでしまうのが、欠点といえば欠点ですね。
夏はこれで決まりの
暑い夏に冷えた日本酒という組み合わせも、これまた酒好きにはたまらないものです。
おつまみとしてはやはりさっぱりとしたものを用意したいですね。
冷奴に代表される豆腐のおつまみは、口の中もさっぱりさせてくれます。
またきゅうりなどの水気の多い野菜も、その水分で身体を冷やしてくれますので、夏のおつまみとしては最高ですね。
そして忘れてはならないのが、枝豆などの豆類です。
塩味が、日本酒の甘みと良いハーモニーを奏でてくれます。
できれば、縁側でのシーンに使いたいおつまみ類ですね。
要は甘すぎないおかずなら何でもいけるということ
主食であるご飯と同じ原材料の日本酒です。
つまりはご飯に合うおかず類は、なんでもよく合うということですね。
日本酒の種類によってはもう少し、合う合わないという差も出てきますが、おかず系のおつまみならそこそこに合うのが日本酒の長所です。
乾き物はどうなんだろう日本酒には
さて日本酒と乾き物のおつまみです。
筆者の場合どうしても日本酒というと、おかず系のおつまみが浮かんでしまう古い人間なのですが、勿論乾き物でも良く合うおつまみはあります。
スルメ別の言い方をすればあたりめ
これを忘れてしまっては、日本酒のおつまみは語れません。
昔から乾き物と日本酒といえば、この組み合わせを指すと言っても過言ではありません。
まあ先に述べたように海産物は日本酒によく合いますので、スルメが定番なのも当たり前なのですね。
噛みしめるほどに味わいの増すスルメに日本酒のコンビです。
ちょっと炙れば、もっと香りも引き立ちます。
ありがたいことにスルメなら、おかず系のおつまみほどに量も食べられませんので、カロリーを気にしている人にもおすすめです。
他にも海産物の乾き物としては、えいひれなどもおすすめですね。
乾き物の豆類も忘れてはいけません
茹でた枝豆やそら豆も勿論おつまみとしてはサイコですが、乾き物のおつまみとしても充分に活躍してくれます。
こちらも塩味が聞いているものが多く、豆の味わいが噛みしめると美味しさを増してくれます。
じっくりと日本酒と味わいたい時には、スルメと並んでこの組み合わせをおすすめしたいですね。
余談ですが、豆類とコンビで出てくるあられ、お煎餅は筆者的にはおすすめできないのです。
日本酒も米、お煎餅も米が原材料なので、どうも米だらけと言った感じがするからなのです。
おつまみと言って良いのか乾き物入れて良いのか
おつまみ、乾き物に分類して良いのか迷ったのですが、やはり外せないのが塩です。
食品についているのではない、普通の塩ですね。
升酒を飲む時に、枡の上において飲むというのはご存知の人も多いはずです。
日本酒の味わいを、塩が充分に引き出してくれますし、おつまみの食べ過ぎで日本酒自体の味わいが感じられなくなることもありません。
塩だけのおつまみの晩酌というのも、ちょっと洒落ていていいまもしれませんね。
本格的なお酒好きの人は、試してみるのをおすすめします。
日本酒とおつまみ気をつけたいこと
しつこいようですが、日本酒は米でできています。
なのでお銚子1つでご飯一膳分と考えて、まず間違いありません。
まあ他のお酒でも、かなりカロリー量は多いものです。
ただ日本酒の場合、先に書きましたようにおつまみがおかず系のものが多いのですね。
ついついおつまみを食べすぎて、日本酒も美味しいので飲みすぎて、カロリー過多に加えて翌日二日酔いなどということのないように、気をつけてくださいね。
まとめ
日本酒のおつまみは何でも、と言っていいほどに多くあります。
、と言うより、おかずなら何でも合うのがお米が原材料の日本酒の強みですね。
ただ日本酒自体が甘みの多いお酒なので、よほどの甘党で無い限り、甘めのおかずやおつまみはいささかと言ったところでしょう。
また日本酒の進むおつまみも多いのですが、進みすぎないようにストップを掛ける勇気も必要ですね。