日本酒は二日酔いになりやすい!? 悪酔いを回避して安全にお酒を楽しもう!
日本酒には悪酔いや二日酔いになりやすいというイメージが定着していますよね。
本当は飲みたいけれど明日は大事な仕事やデートがあるから避けている、お酒が苦手なので飲んだことがない、なんて人もいることでしょう。
しかし、日本酒は本当に酔いやすいお酒なのでしょうか。
ただの推測にすぎませんし、他のお酒が安全なんて保障もありませんよね?
目次
日本酒じゃなくて醸造酒だから酔いやすい!
日本酒だから二日酔いが起きやすいのではなく醸造酒だから起きやすいということです。
ちなみにビールや赤ワイン・白ワインなどもこちらに該当します。
醸造酒とは?
酵母を使って原料を発酵させることで作られるお酒です。
蒸留処理を行っていないためアセトン・フーゼル油・タンニンなどの不純物が多く含まれていますが、そのおかげで味や香りが豊かになるというメリットもあります。
二日酔いの原因は不純物にあり!
醸造酒に含まれている不純物が二日酔いを誘発させる原因だとされています。
その証拠にお酒の原液を沸騰(または気化や冷却)させて不純物を取り除いている泡盛や焼酎などの蒸留酒は日本酒と比べて悪酔いや二日酔いのリスクが低いとされているのです。
醸造酒が酔いやすい理由はまだある!
醸造酒で二日酔いが起きやすいと言われるもう一つの理由は複数のアルコール成分が配合されているためです。
醸造しただけでは味や香りに均一さを出すのが難しいため、別のアルコール成分を加えてそこでバランスを整えます。
体内に入ったアルコールを分解するのは肝臓の役目ですが、一種類なら簡単にできても数種類となるとそうはいきません。
作業効率が落ちてしまうため体内に残ることも。
これが二日酔いに繋がる訳ですね。
ちなみに蒸留酒には一種類のアルコール成分しか含まれていません。
アルコール度数も関係あり?
一般的に酔いやすいと言われているアルコール度数は12~14%ほどです。
日本酒は平均15%くらいなので物によってはドンピシャで該当します。
このくらいの数値ならちょっと高いと思っても抵抗なく飲めますよね。
だから危険なのです!
低すぎると酔う心配は少ないですし翌日に響くということもあまりないでしょう。
反対に高すぎると沢山は飲めませんよね。
つまり日本酒は飲みやすいからリスクが発生するということ。
気付かぬうちについ飲み過ぎてしまうなんてことが起こる訳です。
許容量を守れば日本酒を飲んでも大丈夫!
そもそも二日酔いが起きるのは飲み過ぎが原因で決して日本酒や醸造酒が悪いってことではありません。
要は許容量を守れば良いのです。
日本酒の適量は1合(180ml)程度
日本酒の平均アルコール度数は15度でそこに含まれる純アルコール量は22gです。
一般的に1日に摂ってもいいアルコールの限度は1~2単位。
1単位とは純アルコール量でいうと20~25gのことを指すので1合が調度いいということになります。
女性やお酒が弱い方は量を減らす!
女性は男性と比べてアルコールの分解率がやや下がるので1合では多すぎる可能性があります。
また、体質的にアルコールの分解が苦手な人もいるので確実に酔わないということではありません。
様子を見ながら調節しましょう。
二日酔いを避けたいなら「和らぎ水」を用意する
和らぎ水と言ってもただの水ですよ、日本酒と一緒に水が入ったグラスを用意して同じ量を交互に飲むだけです。
アルコールには利尿作用があるため沢山お酒を飲めば飲むほど体内の水分が奪われてしまい、それが喉の渇きにも繋がります。
喉が渇くと水分つまりお酒を沢山飲みたくなりますよね。
しかし、水には利尿作用がないのでお酒みたいに沢山飲むことはできません、だから交互に摂ることでお酒の摂取量を自然に減らすことができるのです。
二日酔いや悪酔いが起こるのを抑えてくれるのでおすすめですよ!
ちなみにお酒と水を同時に飲むとただの水割りになるので意味がありません。
日本酒は少しずつ味わって飲むのがベスト!
お酒全般に言えることですが一気に飲み干してしまうのは勿体ないですよ。
特に日本酒は味だけではなく香りや口当たりを楽しむお酒でもあります。
様々な種類があってそれぞれに違った特徴がありますから、そういった部分も吟味できたほうが良いですよね。
また、ペースが速くなるとアルコールの分解が間に合わないので二日酔いの危険が出てきます。
すぐ無くなるともっと飲みたくなりますしね。
祝いの席や会社の飲み会などに出席した際は特に気をつけましょう。
場の雰囲気にのまれず自分のペースを守ってください。
まとめ
日本酒は醸造酒なので比較的に酔いが回りやすいお酒だとされています。
しかし、許容量を守って頂けば二日酔いや悪酔いの心配をしなくてすみますよ。
日本酒の適量は1合です。
速いペースで飲むとアルコールが分解されずに体内に残ってしまうため体に良くありません。
翌日に響く可能性もあるのでゆっくり味わって飲んでくださいね。
日本酒と交互に同量のお水を飲むのも忘れずに!