美味しいバーボン「フォアローゼス」の楽しみ方の紹介
数あるバーボンウイスキーの中でも、特に評判が良いバーボンウイスキーの1つ「フォアローゼス」。
そのエピソードには恋愛・バラなど素敵な物語と歴史、それを支えた技術とこだわりがあります。
そんな「フォアローゼス」の少し深くまで踏み込んだ紹介とおすすめの飲み方のご紹介です。
スコッチやジャパニーズウイスキーには無いバーボンの魅力をどうぞ。
目次
フォアローゼスの始まりのエピソード
バーボンウイスキー「フォアローゼス」の始まりは、ポール・ジョーンズと言う方から生まれました。
ある舞踏会での出来事、ポール・ジョーンズは魅力のある美女と出会いプロポーズをしました、その時、彼女からは「次に会う舞踏会までお待ちください、その時に薔薇のコサージュをつけていたらプロポーズをお受けいたします」との約束があり、次の舞踏会に4輪の真紅の薔薇をまとい現れた彼女がいて、愛が実ったとの事です。
その事からフォアローゼスと言う名前が生まれ、二人の愛の象徴の「4輪の真紅の薔薇」をラベルに描いています、そんな素敵なエピソードがあるフォアローゼスのはじまりのお話でした。
フォアローゼスの香りのこだわり
フォアローゼスの香りのこだわりは原料のこだわりでもある。
最大の原料の一つ「コーン」が大切で、40年以上信頼できる契約農家さんから送られて来る「コーン」を毎回厳しく検査を行う。
香りにも影響してしまうため、検査に合格した材料だけが工場に運ばれて行き、検査に不合格したのはそのまま農家さんに戻すといった徹底振りです。
コーン検査の特徴は、専用の「グレーン・クオリティー・ラボラトリー」と言う検査場で行われており、そこで判断されている。
フォアローゼスの仕込みでのこだわり
原料の検査に合格したものだけが、初めて仕込みに適合する原料となりバーボンに変身していきます。
フォアローゼス蒸留所では、独自に配合された「マッシュビル」と名づけられた穀物に、こだわりの決め手である「ライムストーンの水」を入れて糖化させてアルコールを生み出していきます。
フォアローゼスでは2種類の「マッシュビル」と5種類の「酵母」を使い、10種類の原酒を作っていきます。
フォアローゼスの酵母へのこだわり
味や香りの決め手にもなってくる酵母を見守る人が、フォアローゼスには専門でいます。
生き物が相手なので、技術と経験が大切なプロセスになっていき、担当の確認が完了した時点、科学的に次は検査を行って酵母の状態を確認しながらの作業で、大切の酵母の状態を常に見守っているのです。
人の目視と科学が結びついて大切な酵母が作られているんですね。
蒸留を行う工程へ
「ピアスチル」と呼ばれている蒸留器を使用しているフォアローゼス蒸留所では、何回かの工程を踏んで「テイル・ボックス」と呼ばれるところに原酒が来ます。
その工程全てがフォアローゼスの今までのこだわりを生み出しているのですが、「テイル・ボックス」に70度の原酒が来て、そこでも味のチェックをします。
その原酒は「ホワイト・ドック」と呼ばれており、熟成に向けての最初の工程です。
ここでは確かなクオリティーのものしか認めれられないのです。
フォアローゼスの樽熟成へのこだわり
「ホワイト・ドック」もやっとここまで来て熟成の段階に入ります。
熟成には熟成庫が別の場所にあり、蒸留所から80キロ離れている場所にあります。
寒暖の差が激しい場所で夏には30度を超えますが、なんと冬にはマイナス20度を超える日もあるという場所で熟成を迎えます。
新品のホワイト・オーク樽にて5年から8年や、長いのでは10年以上が熟成されていきます。
その樽を管理しているのが2人の担当なのですが、「お客様に楽しいでもらえるように、しっかりと状態を管理している」を信条にしています。
ここの熟成庫は38万個の樽がありますが、全て機械で管理されているのが特徴です。
そんな原酒たちを、次は「調合」の最終段階にいきます、色々な樽のサンプルから、フォアローゼスらしい味へのこだわりにして行くには、この原酒の調合が秘密だったのです。
ここでは、マスターブレンダーが天才的なセンスを経験で、「フォアローゼスらしさ」を表現して行きます。
確かなクオリティーの原酒と、伝統的なレシピ・確信できでアートフルなセンスの調合を終えて、フォアローゼスが完成するのです。
フォアローゼスの商品完成
全ての工程が済んでも最後にラベルを付ける作業があります。
フォアローゼスを代表する商品で「シングル・バレル」がありますが、この商品はいまでも手作業によるラベル張りなのです、どの樽(シングル・バレル)か分かるように1つ1つ書いて張るといった作業をしています。
その作業は「ファミリー」と呼ばれる人たちが今も家族のような関係で仕事を行って、世界中に商品を届けています、そして「バーボンウイスキーフォアローゼス」が完成するのです。
フォアローゼスのおすすめの飲み方
ケンタッキー州で有名な物は、なんといってもケンタッキーダービーですよね!
5月にはダービーのお客さんで「ミント・ジュプレット」なんかが大いに飲まれます。
9月には、ケンタッキーバーボンフェスタがあり、こちらも多くの観光客で賑わいます。
そんな感じのフォアローゼスですが、おすすめの飲み方は、まずは「ストレート」でそのままの味を味わって頂きたいです。
甘味もあり美味しいバーボンを思えるはず!
つぎは、少しだけ水を入れていき香りを広げて見てください、香りが広がり飲みやすくもなります。
後は、「ロック」がおすすめです、ロックグラスに入れて、ぜひ氷もこだわって家の氷ではない、購入した氷で飲んでみてください、ぜんぜん味が違ってきますよ!
その他には、「ミント・ジュプレット」がやはり有名ですが、バーボンをフォアローゼスを使って作れば「ローゼス・モヒート」の名前に変身します。
ただの「ミント・ジュプレット」がバーボンにもこだわれば面白いですよね。
他には、アイスティーとミックスさせた「アイス・ローゼス・ティー」や、ミルクで割った「ローゼス・ミルク」なんかもおすすめのカクテルになってます。
いつもと違う味わいも、飲んでみると面白いのでぜひ挑戦してみてくださいね。
色んなバーボンがあるなかで、フォアローゼスほど恋愛や薔薇が似合うバーボンは無いと思います、色んな場面でのんでも美味しいバーボンウイスキーなのでぜひとも、飲んで感じてみてください。
歴史を感じてみたり、作りにもこだわっているんだなぁと思って飲んでみると、また美味しさが変わってきますね。
ここからは裏話ですが、ご紹介した「シングル・バレル」はもちろん日本でも購入できますが、現地の蒸留所限定なんかもあるのですが、そちらの方が「美味しい」みたいです。
ぜひ、アメリカの旅行の際には、ケンタッキー州に寄っていただいて蒸留所限定バージョンをお土産に購入してみてください、きっと良い思いでになると思います。
日本は四季がある国なので、季節にあわせてバーボンの飲み方を楽しんで頂ければとおもいます。
まとめ
色んなバーボンは、ケンタッキー州バーボン郡の中で作られています、フォアローゼスほどチャーミングなバーボンは無いと思いますが、いつのんでも美味しいバーボンウイスキーなので飲んでみてください。
すばらしい商品には、しっかりとした歴史や、それに携わっている人の歴史もあります。
フォアローゼスには「それ」がしっかりとあるので感じて見てください。