若い方や初めての方にもおすすめ!山崎ウイスキーの魅力に迫る
世界中のウイスキー愛好家達に愛されているウイスキーブランド「山崎」。
近年NHKの朝ドラの主人公として、ニッカウヰスキー創業者の「竹鶴政孝」が日本オリジナルのウイスキーを作るために奮闘する姿が描かれたことでにわかに話題となりました。
今や世界的なウイスキーブランドとなった山崎ですが、「山崎」ブランドをまだ飲んだことがないという方も実は多いのではないでしょうか。
そこで今回は日本のウイスキー「山崎」シリーズの魅力に迫ります。
そもそも山崎ウイスキーって何?
そもそも「山崎」とは一体どういったウイスキーなのでしょうか?
日本のウイスキーブランド「山崎」は1,984年に製造開始されたシングルモルトのウイスキーです。
他のウイスキーと違った特徴として深く濃厚な味わいと、華々しく鮮やかな香りを持っており、日本人独自の繊細な味覚にマッチしたウイスキーブランドです。
近年では特に「ウイスキーが苦手」という若い方にも人気が高く、ウイスキー特有の鋭い香りや舌ざわりが薄く、上品で芳醇な香りを求めて若い世代にも人気の高いウイスキーとなっています。
また蒸留所限定品やプライベートブランド、共同開発による新商品等新しいラインナップを登場させている事でも有名です。
中には入手困難になったものもあり、数千万円で取引されるボトルもある他、伊勢遷宮記念ボトルや海外のオーク樽などで醸造したものなど、マニアに人気の高いウイスキーブランドであり、常に新しい味わいを求めているウイスキーブランドなのです。
水質に裏打ちされた高い品質が特徴
この「山崎」ブランドですが、蒸留所は大阪と京都の県境に位置する「大阪府三島郡島本町山崎」にあり、木津川、宇治川、桂川の合流地点にあるため、高い水質とウイスキーの製造に最適な気候条件に恵まれた場所で製造されています。
ちなみにこの土地は千利休が「離宮の水」の湧き出す場所ということで茶室を設けた場所でもあります。
それだけ水質にこだわったからこそ、やさしい味わいのウイスキーが生まれるのです。
山崎ウイスキーのおすすめの飲み方は?
山崎の特徴として芯のある香りや爽やかな味わいが挙げられ、ソーダで割ってハイボールにしてもその味わいや香りが崩れる事はありません。
ですので近年は山崎ウイスキーをハイボールにして飲むことが流行となり、ウイスキーブームに併せてハイボールブームが巻き起こりました。
また「癖のある香りなどが少なく、他の食べ物との食べ合わせも受けにくく飲みやすい」という特徴から食中酒としても非常に人気の高いウイスキーです。
よりウイスキーの香りを味わいたい人はロックがおすすめ
しかし山崎ウイスキーの真髄を最も感じる飲み方はロックと言われています。
ウイスキーに氷を混ぜることで山崎独特の深い味わいを飲んだ瞬間から楽しむことができるのです。
これは蒸留酒特有の現象であり、そのお酒本来の味わいやその特徴を楽しみたい、という方はロックや水割りで飲まれる方が多いようです。
特に水割りの場合、「トゥワイス・アップ」と呼ばれる、水とウイスキーを1:1で割って飲むことにより、より山崎ウイスキーの華やかな香りが楽しむことができる、おすすめの飲み方の一つです。
初めての山崎ウイスキーにおすすめ 山崎12年
しかし、初めて山崎を購入する方は、おそらくそのラインナップの多さに驚かれることでしょう。
実際に山崎ウイスキーのラインアップには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
まず初心者にもおすすめな定番として挙げられるのが「山崎12年」です。
これは山崎蒸留所の竣工60周年記念として発売されたシングルモルトウイスキーで、ウイスキー特有の鋭い香りや味がほとんどなく、上質で大人っぽい味わいが特徴です。
また醸造年数が比較的短いため、若い人にも飲みやすい軽やかな口触りとさわやかな香りが特徴的です。
その特徴のおかげで「ウイスキーは匂いや香りが苦手だ」と言う若者にも人気を博しており、NHK朝ドラで登場した影響もあって現在最も人気の高いウイスキーの1つとなっています。
初めての方には「ミニボトル」がおすすめ
しかし、実際にウイスキーを購入するとなると「大きすぎて飲み切れるかな?」という不安を感じる方も多いと思います。
そこで、このウイスキーのお試しとしておすすめなのが「ミニボトル」です。
50ml入りで1,000円とお試しにはちょうどいいボトルとなっており、「標準サイズ(700ml)だと少し多い」という方や、初めて山崎ブランドを購入する方にもおすすめのボトルサイズです。
より深いコクを味わいたい方に 山崎18年
山崎12年に少し慣れてきた方は「山崎18年」を試してみてはいかがでしょうか。
こちらは12年に比べるとさらに深いコクが味わえるようになっており、チョコレートのような甘苦いコクが特徴です。
酒齢18年物のモルトを厳選してヴァンディングした、ウイスキーマニアにもおすすめのシングルモルトウイスキーです。
人気の急上昇で入手困難に?50万円近いものも
今や世界的な人気を博している「山崎」ですが、その人気に合わせて非常に高価なウイスキーとなっています。
先ほど紹介した「山崎12年」の場合、以前は700mlで希望販売価格8,500円だったのですが、近年のウイスキーブームにより価格が高騰し、2018年の2月現在15,000円前後で販売されています。
さらに「山崎18年」の場合、希望小売価格15,000のところが60,000円前後で取引されるという状態です。
高すぎて雲の上の存在に 山崎25年
特に近年話題となったのは「山崎25年」です。
こちらは25年の醸造を経て、サントリー創業100周年を記念して販売された限定品です。
1999年に1200本限定で販売されたウイスキーですが、いまだにファンが絶えず、通販サイトやオークションサイトでも高い値段で取引される一品です。
非常に深い香りとコクが特徴で、飲んだことのある人はたとえとして「煮詰めた甘いジャム」と称しています。
25年という長い期間、ウイスキー樽の中に閉じ込められていたことによって、非常になめらかな口ざわりと、ドライフルーツのような濃厚で爽やかな香りが感じられます。
その人気の高さから、希望小売価格が125,000円なのですが、現在500,000円近くまで高騰してしまったようです。
ですがその値段に見合った味わいと希少性を兼ね備えた、マニア垂涎の逸品となっています。
入手困難な限定ウイスキー 山崎50年
また、期間限定ではありますが、シングルモルト50年物のウイスキーなども販売されています。
こちらはミズナラ樽という日本特有の香木から作ったウイスキー樽に50年醸造したシングルモルトで構成されており、優美で繊細な香りはまさに「山崎」ブランドを代表するような香り高いウイスキーです。
50年という長期の醸造により色味は濃くなり、アルコール度数も57度とウイスキーの中では非常に濃度の高いものになっています。
しかしこの「山崎 50年」、近年香港のオークションにて4000万円近い高額で落札され、販売当初から破格の値段で取引された伝説のウイスキーなのです。
まとめ
いかがでしょうか。
日本のウイスキーの代表的なブランド「山崎」ですが、その人気の高さと比例して非常に高い品質と深いコクと香りが人気の理由となっています。
若い方や、初めてウイスキーを飲むという方にも「山崎ウイスキー」はおすすめのブランドです。
まずはミニチュアボトルで例し呑みをし、気に入った場合は通常ボトルを購入してみるのも良いかもしれません。