飲めるとオトナな気分!バーボンを始める第一歩!
アルコールの中でも大人の飲み物として代表的なバーボン・ウイスキー。
お酒を嗜む文化が衰退の一途を辿っている今日でも、その印象が薄らぐことはありません。
歴史と伝統のあるお酒ですので、手を出しづらいという方も多いのでは。
ここでは、度数も高くクセの強いバーボンを美味しく飲む方法をピックアップしていきたいと思います。
目次
入門編!バーボン・ウイスキーとは
そもそもウイスキーとは、穀類から生成された蒸留酒を木の樽に移して寝かせて作るお酒の事を言います。
中でも、スコットランドで作られるウイスキーをスコッチ・ウイスキー。
アイルランドで作られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキーと呼びます。
バーボン・ウイスキーとは、それら同様。
ウイスキーの中の一種です。
前者2つと違う点は、バーボンは英国ではなくアメリカ合衆国で作られるものという事。
もっと細かく言えば、ケンタッキー州が主となり作られています。
何故アメリカで『バーボン』という名前なのかというと、アメリカ独立戦争の際に味方についてくれたフランスのブルボン朝。
これが訛って『バーボン』になったと言われています。
よく混同されるブランデーやコニャックは、穀物ではなく果物から生成されるものを指すので、注文・購入の際はご注意下さい。
今では、スコッチ・ウイスキー、アイリッシュ・ウイスキー、アメリカウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキーが世界5大ウイスキーと呼ばれています。
バーボン界隈で代表的な銘柄ピックアップ!
バーボン・ウイスキーはさまざまな会社から販売されています。
ここでは、中でも代表的なものをご紹介します。
ワイルドターキー8年
七面鳥のラベルが目印となっているウイスキーの王道です。
当時の蒸留所のオーナーであったトーマス・マッカーシー氏が、流行っていた七面鳥のハンティングに出かける際に自分の蒸留所のウイスキーを持って行ったことからこの名前とラベルが用いたれたと言われています。
持って行った先で友達に『ワイルドターキー』と茶化されたのが気に入ったそうですよ。
ユニークなオーナーさんですね。
その後、アメリカ合衆国の大統領が多く愛飲していたウイスキーとして知られるようになりました。
まず、お手軽な価格で上質な味わいが楽しめるとあって、コストパフォーマンスは抜群です。
これから飲み始めたいという方にはおすすめの一品です。
ただし、アルコール度数50%越えなので、飲みすぎにはご注意を。
Four Roses(フォアローゼズ)
4つのバラがラベルに浮かぶお洒落なバーボンです。
これは、製造された蒸留所の名前から銘柄が取られていて、現在はキリンの傘下の会社となっています。
味もどこかバラをイメージさせる華やかな香りが漂い、そのくせスパイシーで飲みやすいバーボンです。
Eagle Rare(イーグルレア)
アメリカ合衆国の国鳥である鷲がラベリングされたプレミアムバーボンです。
香水のように味が変化し、最初は甘い飲み口だったのが段々と複雑な味わいに変化していきます。
黄金色の色合いが蜂蜜のように綺麗なバーボンです。
Blanton(ブラントン)
コンテストで3年連続優勝している、バーボンなどウイスキーの業界内では有名な銘柄です。
丸いボトルとトップを走る馬が特徴的で、お部屋に飾っているだけでも様になる素敵な品です。
イーグルレア同様、プレミアムバーボンに区別される特別なお酒で、大事に貯蔵した樽の中から一樽ずつテイスティングし、最高の熟成を遂げたものだけがこのボトルに詰められ出荷されているのです。
プレゼントなどに重宝される一品です。
どうやって飲めばいいの?まずそのままの味を!
ウイスキーにも他のお酒同様、さまざまな飲み方が存在します。
これによって、それぞれ引き出される味わいや香りも変化してきます。
その方法をご紹介します。
ストレート
お酒をそのままグラスで飲む飲み方です。
基本は常温で出されます。
これにより、何にも薄まっていない、バーボン本来の味わいを楽しむ事が出来ます。
ダイレクトに味を感じられるよう薄めのグラスで飲むのがおすすめです。
また香りも楽しめるよう、チューリップ型のものを選ぶと尚良いでしょう。
バーボンは度数の高いお酒なので、ストレートで飲む場合はチェイサーを準備しておくと安心です。
バーボンはミルクとの相性が良いので、お水の代わりにミルクを出すお店も少なくないようです。
おいしくて回りが早くなってしまっては大変ですので、ペース配分には十分な配慮を。
オン・ザ・ロック
お酒に氷を入れて飲む飲み方です。
氷が溶けないうちに飲み切れるように、大きめの氷で浅めのグラスを用いる事が基本です。
俗にいうロックグラスはこの飲み方をする為に作られました。
そのままはちょっと・・・割っても美味しく飲む方法!
トワイス・アップ
常温の水とお酒を1:1で割る飲み方です。
ストレートではアルコールが強すぎる、けど香りを飛ばしたくないという方におすすめの飲み方です。
硬水より軟水を選んだ方が良いとされています。
水割り
トワイス・アップと混同しがちですが、こちらは焼酎などでも多く用いられる飲み方で、お酒を冷たい水と氷で割る飲み方です。
入れる順番は一般的に、氷→お酒→水の順番です。
お酒を入れた段階で一度かき混ぜてお酒を冷やすのがポイントです。
ハイボール
これはお酒に氷と炭酸水を入れた飲み方になります。
炭酸水と相性の良い柑橘系を混ぜる事が多いです。
作り方は、冷えたグラスに柑橘類を絞る→氷を入れる→お酒を入れる→炭酸水を注ぐ→炭酸が抜けないようゆっくり混ぜる。
この時、バーボンと炭酸水の割合が1:4になるよう作るのがベストです。
遊び心を潜ませて!おすすめバーボンのカクテル
蒸留酒とだけあってロックなどそのままの味を楽しまれる方が多い気はしますが、アルコールに弱い方でも飲みやすいよう、カクテルも多数作られています。
中でも女性におすすめなのが、ミントジュレップです。
ウイスキーを嗜む方々の間では、モヒートと並んで夏の飲み物として代表的なカクテルです。
ロングタイプと呼ばれるカクテルの一種で、ウイスキーをベースにソーダで割り、ミントとガムシロップを入れたものとなります。
気になるけどロックでは・・・という方にぴったりの一品です。
ミントのさっぱりした飲み口にウイスキーの香りが最高にマッチしています。
今日のお供に・・・バーボンに合う食べ物は?
まず挙げられるのはやはり『ナッツ』です。
他のお酒のおつまみとしても定番のナッツは、いい塩梅の塩気と香ばしく軽やかな触感が絶妙な万能おつまみです。
次に定番なのが、『チーズ』です。
こちらもナッツ同様、塩気が効いている点が一つ。
もう一つは、先程も挙げたミルクに合うというバーボンの特徴です。
乳製品であるチーズはバーボンとの相性抜群です。
こんなものも!?バーボンに合う意外な料理!
バーボンの可能性は未知数です。
実は意外な料理が合ったりするんです。
その例が、『長芋のから揚げ』です。
長芋?
と頭の上にクエッションマークを掲げる方も多いかもしれませんが、長芋のから揚げは揚げ物なのにくどくないのが特徴的で、お酒より主張しないのでバーボンとの相性は抜群なのです。
長芋が無い場合、ごぼうでも代用可能です。
甘いものにも合う!?バーボンに合うお菓子ご紹介!
バーボンはその甘い風味ゆえに、菓子類との相性も抜群です。
中でも、食べ合わせが良いのが『チョコレート』です。
カカオ独特の苦みとチョコレート本来の甘味がバーボンとぴったり合います。
特に、ビターチョコレートがおすすめです。
まとめ
大人の飲み物の代表『バーボン・ウイスキー』。
手が出しづらい憧れの飲み物から、一気にチャレンジしてみようという意識が芽生えて頂けたら幸いです。
ここまでの知識で、『バーボンを知っている』の度合いが遥かに変化したと思います。
人前で飲む前に、一度自分で試してみて下さい。
ビールのように何杯も飲む飲み方から、ゆっくり嗜むバーボンに変えるだけで、立ち振る舞いも変わってくると思います。
今こそ大人への一歩を。