初心者から上級者まで!日本産ウイスキーのおすすめ銘柄4選
お酒をたしなむ方ならどなたでも憧れるのが、数ある高級ウイスキーです。
マッカラン、バランタイン、ボウモアなど様々な本場ウイスキーが有名ですが、日本産ウイスキーも負けてはいません。
北海道、京都など日本各地でそれぞれの気候・風土を活かした銘柄が生まれています。
今回は特におすすめの日本産ウイスキーを4種類ご紹介します。
目次
連続テレビ小説「マッサン」でおなじみ!ニッカウヰスキー「余市」
まずご紹介するのは、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台となった北海道余市町の町名を冠した、ニッカウヰスキー「余市」です。
日本産ウイスキーは日本国内だけでなく世界中で高い評価を受けていますが、この「余市」もウイスキーの品評会である「ベスト・オブ・ザ・ベスト」で2001年の総合第一位に選ばれています。
「ベスト・オブ・ザ・ベスト」とは「ワールド・ウイスキー・アワード」の前身で、2001年、2003年、2004年にパラグラフ・パブリッシング社によって開催されました。
ひとつの蒸留所のウイスキーだけで造られた「シングルモルト」である「余市」の魅力は、まるでフルーツのような華やかな香りと、柔らかい口当たりです。
「マッサン」でウイスキーに興味を持たれた方に特におすすめです。
ウイスキー上級者も憧れる!ニッカウヰスキー「竹鶴」
続いてご紹介するのは、「余市」と同じくニッカウヰスキーの「竹鶴」です。
「竹鶴」とはもちろん日本のウイスキーの父であり、「マッサン」の主人公・亀山政春のモデルにもなった竹鶴政孝の名前を冠したものです。
「竹鶴」も世界から高い評価を受けており、2015年の「ワールド・ウイスキー・アワード」でも「竹鶴17年ピュアモルト」が「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」を受賞しています。
「竹鶴」はその美しい色合いと、ウイスキーの個性を決定付けるピートの香りとコクが印象的な、ウイスキー上級者も納得の逸品です。
こだわりが生んだ“ベンチャー”ウイスキー「イチローズモルト」
3番目にご紹介するのは、埼玉県秩父市の酒造メーカーである、「ベンチャーウイスキー」の「イチローズモルト」です。
「ベンチャーウイスキー」の創業者である肥土伊知郎(あくといちろう)氏は、営業譲渡により廃棄されるところだった熟成中の原酒4000樽を、「我が子を捨てるような事は出来ない」と、何とか他の酒造会社に預かってもらいました。
その原酒を元に、ウイスキーの販売を行う会社として立ち上げたのが「ベンチャーウイスキー」です。
「イチローズモルト」の奥深い甘味と複雑な味わいは、ウイスキー造りのために日本中のBARに足を運び、スコットランドでもウイスキー造りを学んだ肥土氏の努力のたまものです。
日本産ウイスキーの最高峰サントリー「山崎」
最後にご紹介するのは、日本産ウイスキーを代表するサントリー「山崎」です。
「山崎」のふるさとは京都郊外の山崎蒸留所ですが、サントリーの創業者である鳥井信治郎は、なぜこの地を蒸留所に選んだのでしょうか?
その理由は2つあります。
1つ目は「水」です。
理想のウイスキー生産地を求めて日本中を踏破した鳥井信治郎が辿り着いた地こそ、名水百選のひとつである「離宮の水」の湧くこの地だったのです。
2つ目は「気候」です。
山崎の気候は温暖かつ湿潤で、ウイスキー「山崎」がその白檀や伽羅のような香りを育み、ゆっくりと熟成していくために用意されたかのようだったのです。
まとめ
ここまでウイスキーを愛する日本人ならば一度は飲んでおきたい日本産ウイスキーを4種類ご紹介してきました。
様々なお酒をご存じの上級者の方から、そろそろ大人のお酒の飲み方へステップアップをしたい方まで、今回ご紹介した日本産ウイスキーを通じて、ご友人とあるいはお一人でゆったりと素晴らしい時間を過ごされれば幸いです。