飲むだけではもったいない。バーボンケーキで大人の時間を楽しもう
バーボンは飲む以外にも楽しみ方があります。
その一つがバーボンケーキです。
お酒を使ったケーキには色々なものがありますが、バーボンケーキはその中でも野趣あふれる味わいがあります。
バーボンケーキの作り方や楽しみ方、注意点などについて紹介をします。
ショートケーキのように万人受けするものではありませんが、大人のお菓子としてとてもおすすめです。
目次
バーボンケーキの魅力
お酒をケーキの材料に使うことはよくあります。
ワイン、ブランデー、梅酒、日本酒、ラム酒、焼酎など、実に多様です。
ウイスキーを使ったケーキも珍しくありません。
その中でもバーボンを使ったケーキの魅力とは何かというと、野性味あふれる味わいです。
バーボンはコクとクセが強く好みが別れるウイスキーです。
なので、ケーキに使うことで、インパクトのある仕上がりになります。
また、香りとコクが強いので、ココアやチョコレートなど濃いフレーバーのケーキの生地に混ぜても良さが消えることがありません。
バーボンは程よく主張し、ココアやカカオの風味を引き立てます。
基本的にはパウンドケーキ
バーボンを使ったケーキというものは基本的にはパウンドケーキです。
ドライフルーツやナッツ、ココアやチョコレートなどのフレーバーを加えることがありますが、いわゆるショートケーキやタルトなどのように生クリームなどは使いません。
そのためなので見た目はとてもシンプルです。
トッピングなどはあまり施さず、生地のおいしさを楽しむケーキです。
生クリームや生のフルーツのトッピングがないので、日持ちがするという利点があります。
むしろ、焼きたてよりも、日を置いた方が、味がなじんで美味しい場合もあります。
また、シンプルな形なので、持ち運びも便利です。
なので、バーボンケーキは大人の贈答品としてもとてもおすすめです。
バーボンケーキのアルコールに注意
バーボンケーキはアルコールの香りが高く、野性味あふれるケーキですが、アルコールについては注意をしなければなりません。
バーボン自体がアルコール度数の高いお酒です。
当然、バーボンを使ったケーキにもアルコール分が多く含まれます。
特に、注意が必要なのはドライフルーツにバーボンを染みこませてから生地に練り込んでいるケーキです。
ドライフルーツにバーボンを染みこませたものの方が、普通に生地にバーボンを使うよりも焼いたときにアルコールが飛びにくいからです。
また、焼いたあとに塗るシロップにバーボンを使っている場合も、アルコール度数が高くなるので注意しましょう。
車の運転をする予定の人や妊娠中や授乳中の人、未成年、アルコールに弱い人、仕事前などにはバーボンケーキを避けた方が賢明です。
バーボンケーキの飲み物にバーボンを
バーボンケーキを美味しく食べる為には飲み物も重要です。
普通のケーキのように、コーヒーや紅茶を合わせるのももちろん良いですが、バーボンケーキにバーボンを合わせると統一感が出て、より双方を引き立て合います。
バーボンケーキにバーボンを
バーボンがとても好きな甘党に人におすすめのな楽しみ方です。
バーボンはビーフジャーキーやスモークチーズなどのおつまみが人気ですが、一方で甘いものもよく合うとされています。
バーボンを使ったケーキならばなおさらです。
大人の夜のデザートタイムにおすすめです。
コーヒーにバーボンを数的
コーヒーの香りとバーボンの香りはとても相性が良いです。
コーヒーはブラックよりもミルクがたっぷりと入った甘いコーヒーがおすすめです。
ミルクは泡立てるとより一層美味しいでしょう。
量は数的で十分です。
紅茶のバーボンを数的
コーヒー同様にミルクたっぷりの甘めの紅茶にバーボンを数的垂らすのもおすすめです。
特にアッサムティーと相性が良いです。
バーボンケーキを作るには
バーボンケーキは家でも作ることができます。
なかなかバーボンを減らすことができない人にもおすすめです。
20×8×7cmのパウンド型の場合の材料
生地は無塩バター100g、ブラウンシュガー130g、玉子2個、牛乳大さじ2、バーボン50mL、薄力粉130g、ベーキングソーダ小さじ2/3、ベーキングパウダー小さじ2/3、アーモンドプードル30g、バニラオイル少々です。
シロップはバーボンウイスキー大さじ2、オレンジジュース大さじ2、上白糖30gです。
バーボンケーキの作り方
まずは生地を作ります。
バターを室温に戻してからハンドミキサーでよく練ります。
練れてきたらブラウンシュガーを数回に分けて入れて白っぽくふわっとするまですり混ぜます。
混ざったら溶いた玉子を4回程度に分けてすり混ぜていきます。
牛乳とバーボンを入れて混ぜます。
混ざったらアーモンドプードルを入れて再びよく混ぜます。
薄力粉とベーキングソーダ、ベーキングパウダーを振るってから加えます。
練らずに、泡だて器でそこからすくうように混ぜるのがポイントです。
ある程度混ざったら泡だて器ではなく、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
混ざったら生地を型に入れます。
10cm程度の高さから数回落として余分な空気を抜きます。
180度に余熱したオーブンに入れて10分焼いたのち、160度に温度を下げて30分焼きます。
焼いている間にシロップの材料を混ぜ合わせます。
バーボンケーキが焼きあがったら方から外して冷めるまえにシロップを刷毛で塗ります。
粗熱が取れたらラップでしっかりと包み込みます。
出来立てよりも翌日の方がしっとりと味がなじんで美味しく食べられます。
バーボンケーキにおすすめのアレンジ
バーボンケーキは普通のパウンドケーキにバーボンを加えただけでも十分に美味しいですが、アレンジを加えるとさらに、奥深い味を出すことができます。
ドライフルーツ
あらかじめ、1週間から1カ月ほどドライフルーツをバーボンに浸しておきます。
そして、細かく刻んで生地を作る最後の方に練り込みます。
ドライフルーツはレーズン、アプリコット、リンゴ、なんでも良いですが、複数のドライフルーツを使うと切り口がカラフルになるほか。
食感も楽しめます。
ナッツ
ドライフルーツ同様にバーボンにナッツを浸しておいてから生地に練り込むとナッツの風味や食感が楽しめます。
ナッツもアーモンド、くるみ、ピスタチオなどなんでも美味しいですが、中でも、ペカンナッツはバーボンと相性が良いです。
さらに、ペカンナッツを使う場合は砂糖のかわりにメープルシロップを使うとさらに、味が良くなります。
アメリカでは定番の組み合わせです。
ココアやチョコレート
バーボンは風味が強いので、ココアやチョコレートのフレーバーの生地でも隠れてしまうことがありません。
砂糖を少なめにするとビターな味わいの大人のケーキを作ることができます。
バーボンケーキに使うバーボン
バーボンケーキに使うバーボンはなんでも構いません。
製菓用のバーボンもありますが、製菓用にこだわる必要はありません。
家で持て余しているバーボンでも十分です。
また、アップル・バーボンもおすすめです。
正確にはリキュールに分類されるものですが、リンゴとバーボンの風味があり、ドライフルーツを使わなくてもこれでケーキを作ればフルーティーなバーボンケーキになります。
まとめ
バーボンケーキはとても野趣あふれる大人のケーキです。
日持ちがするのでプレゼントとしてもおすすめです。
しかし、アルコール分が強いので、アルコールを摂取してはいけない人には注意が必要です。
バーボンケーキの作り方はそれほど難しくありません。
シンプルなものでもよいですが、ドライフルーツやナッツやチョコレートなどアレンジを加えるのもおすすめです。