IT’S NOT SCOTH IT’S NOT BOURBON IT’S JACK

バーボン

バーボン

タイトル通り、「スコッチでもない、バーボンでもない、それはジャックである」このキャッチコピーで有名なテネシーウィスキーがジャックダニエルです。

日本ではバーボンウィスキーと混同しがちな銘柄でありますが、こちらは独特の製法で生み出されるテネシー州で蒸留されたウィスキーなのです。

数々の逸話を生み出したこのウィスキーの魅力に触れてみました。



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ジャックダニエルとの出会い

冒頭で申し上げた通り、スコッチでもなく・バーボンでもない。

それがこのジャックダニエルです。

実は私も20年以上前にまだ青二才の分際でこの「ジャックダニエルOld NO7」を試みました、ちなみに当時は私もバーボンだと思っていました。

結果は「自分にはまだ早いな」と思わせるウィスキーであったのです。

自分が今まで飲んできたウィスキー(といってもそれほど飲んではいないのですが)と比べてフレーバーがより強烈であったことを覚えています。

何よりもその当時いわゆる「飲みやすいウィスキー」がもてはやされていた頃でしたし、バーボンはもとより流行し始めたアイリッシュのシングルモルトなどもがやっと市場に出回り始めた頃で、私の居住する地域ではバー以外であまり見かけませんでした。



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ウィスキーと言えば

ウィスキーといえば私が最初に接する機会を得たのがサントリーの「角」や「オールド」がメインでありました。

「レッド」や「ホワイト」じゃないんだろう、と諸兄には叱られそうですが、当時はまだ舶来のウィスキーを飲むこと自体が稀であり、ビールや日本酒・焼酎に比べても“高価な酒”といったイメージがありました。

実際に当時海外に旅行した親戚から頂いた「ロイヤルサルート」などは家宝的な扱いでした。

そんな中、様々な音楽に傾倒していくうちに、数々のロックミュージシャンや俳優を虜にしたこの「ジャックダニエルOld NO7」は、そのものが憧れの存在になりました。

憧れのロックミュージシャンがアルバムフォトでジャックを片手に写っている、それだけでもとにかく“カッコいい”と感じたのです。

ジャックダニエルを飲んでみて

往時とは違い学生の身分でも買えない値段ではなかったので、取り敢えずは手に入れてみようということで買ってみました。

現在とはボトル・ラベルのデザインが異なっていたように思いますがいかんせん20年以上前のことですので曖昧です。

冒頭に記したようにかなりバーボン特有の“クセ”が強くちょっときついなと思いました。

まだウィスキー経験も浅く飲みやすいウィスキーに慣れていた舌には刺激が強かったようです。

それでもチビチビと飲むようになり時間をかけて一本空けました。

再びの出会い

その後の空前ともいえるウィスキーブームのなか、ちょうど社会に出た頃でしたのでご多分にもれずバーを梯子しておりました。

元来酒好きであることもあり友人と共に数々のウィスキーやカクテルを楽しみ、蒸留所に行ったりビール工場を見学したりとアルコールライフを満喫しておりました。

その後しばらくシングルモルトウィスキーに惚れ込んでおりかなりの種類を飲んだのですが、特にきっかけは無くあるときパタっと飲まなくなりました。

そんな時期がしばらく続いて再びウィスキーを飲んだ時は原点からと思い、サントリーのトリスやニッカのブラックを飲んでいました。

そしてふと久しぶりに、飲みたくなったのが「ジャックダニエルOld NO7」です。

久しぶりに飲んだジャックはあの頃と同じ独特のチャコールフィルターを使用した製法なのになぜかより洗練されていて、口当たりもより滑らかで爽やかな香気に溢れていました。

まるで昔なじみの女性がより美しくなっているような印象を受けたのです。

まとめ

青春の思い出のようなジャックダニエル、まあ私の話は置いておくとして魅力あるウィスキーであることに間違いはないでしょう。

かのフランクシナトラが棺桶に入れてくれと頼んだとか、ガンズアンドローゼスのスラッシュは常にボトルを持ち歩いていたなど、逸話に事欠かないのもジャックダニエルだからこそでないでしょうか。

今宵は「ジャックダニエルOld NO7」で乾杯と行きましょう。

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