ウイスキーは体に悪いの?それともいいの?
会社の上司や、年配の親戚の人の中には、ウイスキーは体に良くないという風に言う人がいるかもしれません。
一方で、ウイスキーは悪酔いしにくいとか、ダイエットに良いといった説まであります。
ウイスキーは体に悪いのかどうか気になってしまいますよね。
ウイスキーの特徴や歴史、飲み方の注意点についてご紹介していきます。
ウイスキーが体に悪いは昭和のイメージ?
ウイスキーが体に悪いというのは、若い世代ではなく比較的年配の世代です。
昭和の始まり頃、日本ではウイスキーは広く出回っていました。
しかし、市場に出回るウイスキーの中には、質が悪いものといいものが混在しており、安いものの多くは質の悪いウイスキーだったのです。
一方で、同じく洋酒の1つであるブランデーは安価なものはほとんど出回っていませんでした。
そのため、ブランデー=高級品、ウイスキー=安いといったイメージが染みついている人は多いです。
また、高級なお酒の方が精製度が高く、ゆっくり味わうため飲みすぎる心配もないということから、ウイスキーよりブランデーの方が体に良いというイメージが根強く残っています。
ウイスキーだけが体に悪いというようなことはありませんが、おそらく昭和時代のイメージが先行していることが原因でしょう。
どんなお酒にしろ、飲み過ぎれば体に害になることには違いないのですから。
ウイスキーは悪酔いしにくいって本当?
体に悪いというイメージがある方も多いかもしれませんが、実はウイスキーは悪酔いしにくいのでおすすめのお酒です。
ビールなどよりも精製度が高いので、不純物があまり含まれていません。
ウイスキーを選ぶときには、メタノールという物質が含有していないものを選ぶのがおすすめ。
メタノールは体内での分解に時間がかかってしまうので、翌日にも成分がとどまってしまいやすいのです。
翌日まで分解されずに成分がとどまると、頭痛や吐き気、倦怠感といった二日酔いの症状が出てしまいます。
ウイスキーには様々な価格帯のものがありますが、あまりに安すぎるものは避けるべきです。
安いものは製造コストを下げるために、精製度が低いもの。
エタノールが取り除かれていないことが多いのです。
二日酔いの原因になるエタノールを避けようと思ったら、ある程度高級な価格帯に属するウイスキーを選ぶのがおすすめです。
また、高級なウイスキーはガブガブと飲まないことが多いですし、風味や香りが強いので一気に飲むようなこともありません。
結果として飲む総量が減ることも、悪酔いを防ぐ要因の1つだと言えるでしょう。
糖質制限中も安心!
お酒はダイエットの敵だと思っていませんか?
最近話題の糖質制限ダイエットや、糖質オフダイエットでは、ウイスキーなどの糖質が入っていないお酒は飲んでも構わないということになっています。
体の中に余分な脂肪をため込んでしまうのが「糖質」だと言われているからです。
糖質がたっぷり入った梅酒や日本酒、ビールなどはダイエット中は避けるべき。
特にお酒を飲むのは、体に脂肪が蓄積しやすい夜の時間帯です。
ダイエット中にお酒を楽しみたい場合はウイスキーを選びましょう。
お酒好きの人にとっては、ダイエット中のウイスキーはストレス軽減にも一役買ってくれるはず。
おつまみの糖質にも注意しながらダイエットを無理なく続けたいですね。
まとめ
ウイスキーが体に悪いというのは、昭和時代の安価なウイスキーのイメージが根強く残っているからかもしれません。
しかし、メタノールを含まないウイスキーは体に有害物質が残るリスクが少ないので、二日酔いにもなりにくいです。
また、糖質も含んでいないのでダイエット中も安心。
健康を気にする人も楽しめるお酒だということです。