ハイボール人気によってウイスキーに親しむ人が増えてきています
最近は大型チェーンの居酒屋においてもウイスキーがメニューとして豊富になりました。
特に、ハイボールの人気は計り知れません。
ハイボール自体は日本にしかない飲み物なのですが、ソーダで割る斬新さと、手軽に飲むことができようになったことは、ウイスキーの味を楽しむための1つと言えます。
また、ウイスキーに親しむ方も、ハイボール人気にあやかり、増えて来ています。
ただ、ウイスキーの味を本格的に楽しむには、やはりロックやストレートで飲んで、本来の味を楽しみたいと思いませんか。
では、そのウイスキーについて、少し探ってみたいと思います。
ウイスキーのイメージについて
ウイスキーと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。
ビールとは違い、大人のお酒というイメージや、高価なもの、アルコール度数が高い、など印象があると思います。
そして、このようなイメージであるため、なかなか手を出しにくいお酒のように見えます。
確かに、サントリーの山崎や白州といった高額なウイスキーもありますので、手を出しにくいかもしれません。
一方、同じサントリーでも角、白角といったウイスキーは、意外に手頃な価格で購入することができ、意外に身近に感じるお酒でもあります。
ウイスキーの味になれるには
ウイスキーの匂いや味について、どのようなイメージがありますか。
私も最初にウイスキーを飲んだ当初は、苦味もありましたので、正直、ウイスキーを好きになれないかもしれないとも思いました。
しかも、ウイスキーは一度に大量に飲むものではなく、ちびちびと楽しむイメージがありました。
従いまして、初めて1000mlの瓶のウイスキーを買ったのですが、これを飲みほすまでとんでもない時間がかかるのではないかとも思ってしまいました。
初めて自分でウイスキーを購入して、2ヶ月目に半分以下になり、その後なんとなく飲むペースや量が多くなったのか、3ヶ月目で1000mlのウイスキーを飲み干してしまいました。
飲み干す頃には、ウイスキーの味にもなれ、美味しいという感覚を持ってきました。
以前に行った、ショットバーのバーテンダーが言われていた、ウイスキーの味を知るには2, 3ヶ月はかかるといっておられたことを思い出しましたが、その言葉通り、自然とウイスキーの深い味わいを楽しんでいる感覚を覚えました。
ウイスキーを選ぶには
ウイスキーには銘柄があります。
どのウイスキーを選べばよいのか、大変迷ってしまいます。
私がウイスキーを初めて購入した時にも、どの銘柄にしようかと思い、ウイスキーを知っている方に聞いて回りました。
そこでのアドバイスをもとに、まずは手頃な価格のものを購入して、1本飲んでみることにしました。
そのおすすめの1本が、サントリーの角です。
初めてであったサントリー角について
最初に購入したのが、サントリーの角という銘柄のウイスキーです。
今思えば、このサントリーの角を手にとっていなければ、ウイスキーが好きになれていなかったかもしれませんし、ウイスキーを初めて味わう方がいらっしゃれば、私は真っ先にこのウイスキーを勧めると思います。
サントリーの角の味は、価格も手頃ではありながら、ウイスキーの本格的な味わいです。
さらにウイスキーの香りもよいと思います。
ウイスキーに慣れるまでは水割りで飲み、次第に水の割合を落としながら、次第にストレートで飲むまでになりました。
2本目を購入した以降は、ストレート、もしくはロックで飲んでいました。
この頃から、ウイスキーの作り方について興味が出て来て、ひょんなことから、サントリーのウイスキー工場へ見学をすることになりました。
ウイスキー工場見学をするとウイスキーの虜になります
ウイスキーがどのように作られるか、正直わかりませんでした。
とあるショットバーでこのような話をしたところ、山梨県にあるサントリーの白州蒸留所を紹介していただきました。
当時、千葉県に住んでいましたが、千葉から山梨、長野までの特急あずさが直通で運行されていましたので、早速切符を買い、蒸留所まで足を運んでみました。
一度、ウイスキー工場(蒸留所)に入ると、ウイスキーの虜になっています。
サントリー白州蒸留所について
山梨県の小渕沢駅から送迎バスで揺られること20分のところに、サントリー白州蒸溜所があります。
この蒸留所にはウイスキーの製造工程を見学できるコースや、この白州蒸留所でしか購入できないウイスキーを販売している売店などがあります。
まずは、ウイスキーを製造する工程から説明を受けます。
そもそも、ウイスキーのもとになる液体は透明であることはご存知でしょうか。
ウイスキーのあの琥珀色は、この透明の液体を木樽に入れて保管することにより、木樽から滲み出るエキスによって、色が付いて来ます。
ウイスキーの銘柄で年数が記載されているものを見かけますが、この年数は、木樽で寝かせた年数を示しています。
当然、年数が長くなると色も濃くなりますし、じっくり寝かすことによって、ウイスキーの味の特徴である深みも増します。
また木樽にも工夫がなされております。
ウイスキーを保管する前に、ウイスキーへ色を出しやすくするために、木樽の中を火で炙り、乾燥と煤をつけます。
このような工夫により、木樽にウイスキーがしみやすくなり、色も出やすくなるのです。
また木樽が保管されている倉庫にも入ることができますが、この倉庫に入った途端、ウイスキーのいい香りがして来ます。
アルコールも充満していますので、10分くらいいるだけで、ウイスキーを飲んでもないのに、飲んだ気分になり、酔ってしまうような感覚があります。
くれぐれも、火気厳禁ですので、ライターやマッチなどを倉庫内に持っていくことができませんので注意して下さい。
白州
この白州の蒸留所で製造されるサントリー「白州」は、爽やかな感じで、味も意外とすっきりとしている一方、ウイスキーの深みも味わうことができるものです。
白州蒸留所はアルプスの雪解け水で作られた天然水が豊富な場所で、ウイスキーもこの天然水で製造されています。
サントリー白州蒸留所ではこの白州のウイスキーを購入できるほか、昔からの手法でつくられたシリアル番号で管理されている限定ウイスキーも購入することができます。
私は、このシリアル番号付きのウイスキーを購入しましたが、もったいなくて、未だに封を開けていません。
ウイスキーの飲み方について
私のウイスキー愛好歴はすでに10年近くなりますが、おすすめのウイスキーが次第に好きになる飲み方について3つほど最後に紹介したいと思います。
ハイボール
初心者はやはりハイボールですね。
ハイボールは日本以外になく、独特の味わいです。
ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ってるくる飲み物です、ビールと同様に、夏の暑い日にソーダの刺激で喉を潤すことができるものです。
炭酸水はスーパーやコンビニでも手頃に購入することができます。
最近ではレモン風味の炭酸水もありますが、ハイボールにも合う飲み物です。
水割り
ハイボールでウイスキーの味に慣れて来たら、次は水割りです。
水割りの場合には、ウイスキー1に対してと水を4という割合から始めましょう。
次第に味に慣れて来たら、ウイスキーの割合を多くしていくとよいでしょう。
ロック
氷を入れて飲むロックは、ウイスキーの味をよりダイレクトに感じる飲み方です。
ロックで飲めるようになったら、ウイスキーの味にも慣れ、好きになっている証拠と言えます。
まとめ
ウイスキーは大人のお酒というイメージは強いかもしれませんが、意外に身近で、その味を親しむことができるお酒です。
ウイスキーは世界中で製造されていますし、銘柄が多いことでも有名です。
もし、ウイスキーに慣れ、好きなお酒になってきましたら、世界のウイスキーにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
日本のウイスキーとは違う味わいが楽しめます。