バーボンってどんなお酒？初心者にもぴったりの銘柄を紹介
バーボンはウイスキーの一種ですが、名前を聞いたことはあってもどんなお酒なのかイマイチ分からないという方も多いはず。
テネシーやスコッチなどとはどう違うのかはっきり知らないかもしれません。
ここでは、バーボンやアメリカンウイスキーの基本をまとめた上で、ビギナーにも飲みやすいおすすめの銘柄を紹介しましょう。
アメリカンウイスキーの代名詞、バーボンの特徴
バーボンはアメリカのケンタッキー州を中心に生産されているウイスキーのことで、アメリカンウイスキーを代表する存在です。
原料はトウモロコシをメインに、ライ麦や大麦など幅広い穀物を使用しています。
アメリカ合衆国での厳格な定義としては、原料の51％以上80％未満がトウモロコシで、内側を火で焦がした新しい樽を使用していることが条件となります。
1つでも規定を満たしていなければ、アメリカのウイスキーであってもバーボンを名乗ることはできません。
熟成にはオーク樽が用いられますが、熟成年数が若いのもポイントです。
スパイシーで荒々しい味わいの中に、バニラのような甘い香りほのかに立ち上ります。
このように、大麦を主な原料としていて、泥炭を燃やした時のスモーキーな風味を特色とするスコッチとは大きく異なっています。
バーボンの名前はどうやってついたの？
「バーボン」という名前の由来は、アメリカ独立戦争でアメリカを支持したフランスのブルボン朝だという説が有力です。
「ブルボン」の音が崩れて、「バーボン」に変化したのだとか。
フランスへの感謝の気持ちをこめて、第3代大統領トーマス・ジェファーソンはケンタッキー州の郡の1つをバーボン郡と名付け、そこからバーボンが続々と製造されるようになりました。
バーボンとよく似ているテネシー・ウイスキー
もう1つ、有名なアメリカンウイスキーとしてはテネシーがあります。
トウモロコシを主原料に製造され、一定期間の熟成を必要とするなど、条件はバーボンとほぼ同じなのですが、テネシー州で生産されていることから区別されています。
また、蒸留したばかりの未成熟なお酒をテネシー州産のサトウカエデの木から作った炭でろ過するなど、製造工程も特徴的です。
代表的な銘柄にジャックダニエルズがあり、コンビニやスーパーでも気軽に購入できます。
どれにするか迷っちゃう？初心者にもおすすめのバーボン
・ワイルドターキー8年
バーボンといえばこれ！という感じのブランドで、アメリカの歴代大統領が好んで飲んだといわれています。
名前の通り、七面鳥の絵が描かれたラベルが目印です。
バーボンの中でもライ麦の割合が高く、歯切れのいいスパイシーな風味が加わっています。
・ブラントンブラック
ブラントンはややマイルドな口当たりが特徴で、最上級のバーボンを生み出すべく情熱を注いで作り出されました。
ラベルはひとつつひとつ手書きのため、すべて異なっています。
ダービー馬のキャップがついたミラーボール型のおしゃれなボトルは、インテリアにもおすすめです。
・ジムビーム
1795年から製造されており、現在は世界120ヶ国で親しまれています。
CMにタレントのローラさんが出演したことでも話題になりました。
ロックやハイボールもいいのですが、バニラやキャラメルのような甘い芳香がするため、コーラで割ったジムビームコークもぜひ試してみたい1杯です。
・フォアローゼズブラック
ややツンとしたアルコール感の後にバラのような芳香が突き抜けます。
バーボンにしては珍しく、洋ナシやプラムのようなフルーティで爽やかな味わいで、ストレートやロックでゆっくりと楽しみたいものです。
まとめ
アメリカンウイスキーにも、コーンやテネシーなどさまざまな種類があり、銘柄もたくさん分かれています。
ここではバーボンの基本的な知識をまとめてから、おすすめのブランドを4つ紹介しました。
バーボンは庶民的なお酒で、コンビニや酒屋など身近な場所で手に入るものも多いため、興味を持ったお酒があれば手に取ってみてはいかがでしょうか。