呑めなくても、苦手でも大丈夫!ブランデーを余さず活用する方法
「お酒好きのイメージがついてしまい、いただきものとしてブランデーを贈答された」「興味があって買ってみたものの、やはり口に合わなかった」…こういった経験のある方は、ブランデーに限らず、多数いらっしゃると思います。
しかし、ブランデー発祥の地欧州では、呑んで楽しむ以外にも様々な活用方法が考えられています。
ここでは、あまさずブランデーを「楽しむ」方法の紹介をさせていただきたいと思います。
飲まないブランデー…どうする?
甘い飲み口とふくよかな香りで人気のブランデーですが、アルコール度数が40度と高い種のものになります。
そのため、お酒がもともとあまり得意でないかた・女性にとって、「いただきもののブランデー、飲めずにもったいない」「買ってはみたものの、口に合わなかった」ということもしばしば。
しかし、ご安心ください。
ブランデーには様々な使い道がありますし、皆さんが日常で口にしているお料理・お菓子にも多く使われています。
後述しますが、特に寒い地域の人々には愛飲されていますし、寝つきの悪い方でも一工夫につかうこともできます。
まずは、簡単な活用方法からご紹介します。
おやつのアクセントに使う
皆さんが普段口にされるおやつ。
アルコールを含むためお子様はダメ…というものも、よくお見かけにはならないでしょうか。
そうです、実はブランデー・ウイスキーといった洋蒸留酒とお菓子との親和性は高く、意外といける!
ものも少なくありません。
注意としては、「あくまでも一食あたりスプーン1杯分」「1~2滴」と、お酒の風味が濃くなりすぎないように工夫することです。
ブランデーとの親和性が高い!
と好評なのは、
●ドラ焼き
●バニラアイスクリーム
●果物…もともと、ブランデーの原料が果物なので相性抜群
こういったものになります。
ブランデーそのものが「甘いモノ」であるうえに、量に対して甘味が強いため、甘いお菓子とバッチリ合います。
また、お砂糖を使わずに甘味を引き出せるため、ダイエット中のかたには心強い味方。
ケーキやお菓子作りにも、ブランデーは活躍します。
固くなってしまったパンに
ボウルに溶き卵・牛乳・ブランデーをいれてしっかりと混ぜ、食べやすい大きさにカットしたパンを漬け込みます。
その後、グラタン皿などに流し込んで170度のオーブンに。
アイスクリーム・生クリームとも相性のいいケーキの出来上がりです。
日本酒の代わりにブランデー?
日本酒同様、海外ではお肉の独特の臭みをとるためにブランデーを用いる…ということも多々あるようです。
特によく使われるのが、豚肉料理。
果実のエッセンスもしっかりと馴染ませられるため、香り付けにもぴったりです。
カレーに投入するお肉にもおすすめ!
じっくり漬け込むスイーツ
スーパーなどで安売りをしている安い天然果実を漬け込んで、長期保存可能なスイーツに変えることも可能です。
栗のブランデー漬け
見切り品などでお安く栗が手に入ったら、重曹でしっかりと煮て灰汁を抜いた後、砂糖で煮込みます。
そのあとはたっぷりのブランデーに浸して、ようかん切りでもさっくりと切れるほどの柔らかさに煮込み続けます。
消毒した瓶にブランデーごと入れて密封・保存すれば、長期間冷蔵庫にストックしておくことも可能!
りんごのブランデー漬け
ブランデーの原料は、その多くがぶどうですが、アップルブランデーと呼ばれるりんご原料のものもあります。
この種のブランデーが余っていたら、特におすすめ。
カットしたりんごをたっぷりのブランデーに漬け込むこと丸一日、あとは用途が様々です。
●ヨーグルトに入れる
●ビスケットと一緒に食べる
●アイスや生クリームを添える
りんごとブランデーはとても良く合います。
甘いモノ好きな方は是非!
他に漬けるものとして最適なのは、
●オレンジ
●メロン
●キウイ
など様々。
注意としては、あまり水分の多い果物だと、漬けている間に型崩れをして食べられなくなってしまう恐れがあることです。
十分に留意をして、ブランデー漬けをお楽しみください。
冬の寒さにブランデー効果を
寒い冬はどうも寝付けない・普段から寝つきが悪い…そういったことにお悩みではありませんか?
そんなときは、ノンカフェインの紅茶とブランデーを準備してみましょう。
カップを温めてから70度ほどのお湯で入れた紅茶に、ブランデーをスプーン一杯ほど加えます。
お砂糖なしでも甘い紅茶がこれで完成!
効果のほどは、ブランデーを入れることで、身体を温めて適度にリラックスできます。
適度なお酒は眠りにもよいと言うように、血流をよくして気分を上げる効果も。
是非お試しください。
革靴も磨ける!?
実はブランデー、食べる・飲む以外にも用途があります。
高級革靴の工場が多数あるイギリス・イタリアなどでは、革靴の艶出し工程でブランデーを用いることがあるそうです。
ここで一度、革靴を磨く工程を見てみましょう。
●ブラッシングで汚れ落とし
●クリームで油分の補給
●艶出しクリームと水を含ませた布で艶出し
靴磨きに慣れていない人は、最後の工程で布に水を含ませすぎる傾向にあると言われています。
そこで活躍するのがブランデー。
アルコールを含み揮発性が高いので、多少含ませすぎても適切な水分量を守ることが出来ます。
空きボトルも活躍する
ブランデーは室温管理が前提となっているお酒なので、インテリアにもよい素敵なボトルが多数あります。
中身のなくなった瓶も、活用すれば素敵な空間が演出できるかもしれません。
ここでは、そんな提案をしていきたいと思います。
アクアテラリウムにも
一般的にボトルアクアと呼ばれているものです。
ボトルのなかに小さな循環システムを作り、ろ過機なしで生き物が育つ環境を作ってあげることが第一歩。
ブランデーボトルは口が小さいものが多いので、流木などを入れることはできませんが、砂利と水草があれば可能です。
簡単に作り方を解説すると、
●ボトルの中にソイル系の砂利と水を入れて、まる一日日当たりのよいところへ。
●水草を植えてタニシを入れ、そのまま1週間。
●コッピー(アカヒレ)などの環境変化に強い魚を入れて完成!
ボトルアクアの世界は奥が深いのですが、挑戦している人が多数いるため情報を集めやすいのが強みです。
是非お試しを!
お花を活けても
高級なブランデーであればラベルを張ったまま、あるいは熱湯につけてラベルをきれいに剥がしてから、フラワーアレンジメントに使用しても素敵です。
前述したように、ブランデーのボトルは口が小さいものが多く、胡蝶蘭などの大輪のお花を挿すととても生えます。
余談ですが、ブランデーボトルだけではなく、ブランデーグラスでのフラワーアレンジメントもおすすめです。
ブランデーグラスは丸いフォルムで口が小さく、中身が観察しやすいものが多数あります。
ドライフラワーをいくつか作ったら、グラスの中に入れてホコリ防止のため口にラップなどを巻き、飾りつけにも。
アロマオイルなどを加えて、癒しグッズにしているかたもいらっしゃるようです。
このように、ブランデーの空きボトル・その他グッズにもいろいろな使い方があるので、活用してみてください。
まとめ
ブランデーにはさまざまな活用方法があり、今や市販のお菓子などでも使われているメジャーなお酒です。
ボトルもおしゃれなものが多く、見ているだけで楽しいものもたくさん。
余すところなく活用できるお酒の一種です。
お酒が飲めてもブランデーは苦手・そもそも飲めなくて持て余している…という方も、この記事を参考に是非活用してみてください。