手に入れやすく飲みやすい初心者にいいバーボン
ウイスキーは製造方法や原料、生産国によって様々な種類があります。
数多くある中に世界5大ウイスキーの一つと言われるアメリカンウイスキーがありますが、それはアメリカで製造されているウイスキーの事で特徴としては主原料にトウモロコシを用いています。
そのアメリカンウイスキーの中でも注目したいのが、ケンタッキー州のバーボン群で主に作られているバーボンウイスキーです。
バーボンウイスキーを名乗るには製造過程や原材料に条件があり、それを満たしたウイスキーのみがバーボンとして認められます。
近年日本ではウイスキーの需要が増えてきておりバーボンの人気も高まっています。
そこで今回はまだバーボンを飲んだ事がない人にまず飲んでみてほしいおすすめのバーボンを紹介します。
香りと味のバランスが良いワイルドターキー
ワイルドターキーはオースティン・ニコルズ社が製造しサントリーが輸入しているバーボンで、日本のスーパーや酒屋で広く販売されている定番バーボンの一つです。
バーボンの中でもトウモロコシの使用量が少なく、その分大麦麦芽やライ麦の使用量を多くする事により独特のフレーバーが利いたバーボンに仕上がっています。
ワイルドターキーにもいくつか種類がありますが初心者にまず飲んでほしいのはワイルドターキースタンダードです。
ワイルドターキーはそのほとんどが度数50%を超えておりかなり強めのお酒と言えますが、スタンダードは度数40%と低く飲み口も柔らかくそれでいてフレーバーもしっかり利いていてバランスが非常に良い飲みやすいバーボンと言えます。
トウモロコシの味と香りを楽しむI・Wハーパー
I・Wハーパーはシェンリー社が製造しキリンが輸入して販売しているバーボンで大衆居酒屋でもよく提供されています。
こちらも定番と言えるバーボンの一つです。
I・Wハーパーはバーボンの中でもトウモロコシの使用量が多いので、甘みが強くバニラの香りが利いており女性でも飲みやすいバーボンに仕上がっています。
その為安定感のあるバーボン本来の味を楽しむ事ができるかと思います。
おすすめなのはI・Wハーパーゴールドメダルでこちらはトウモロコシを86%も使用しておりバーボン独特の味を堪能できます。
香りと甘みは強いですがバーボンとしてはクセが少なく飲みやすいのでコーラ割りにしても美味しく飲む事ができ魅力的な一本です。
種類が豊富で選びやすいジム・ビーム
ジム・ビームはサントリーの子会社になったビームサントリーが製造しているバーボンで、種類が豊富なだけでなく値段も安くハイボール缶も販売されているので求めやすいバーボンです。
120ヵ国以上で販売されており、世界で最も飲まれているバーボンとも言われています。
定番の白ラベルはトウモロコシの甘さと香りが程良く鼻から抜けるので匂いが苦手という方でも比較的飲みやすいです。
更にバーボンをベースにしたハニーリキュールも販売されていて後味にハチミツの良い甘さが残るのでウイスキー自体にあまり慣れていない人にもおすすめの一本と言えます。
ハイボール缶も定番ハイボールと爽やかな味わいのシトラスハイボールの2種が販売されている為、手軽にバーボンを味わう事ができます。
飲み比べにおすすめのジャックダニエル
ジャックダニエルは大衆居酒屋やスーパー等でもバーボンに分類されている場合が多いのでバーボンだと思われている方も少なくありませんが、実はこのウイスキーはテネシーウイスキーになります。
テネシー州で主に製造されており原材料や基本工程はほぼバーボンの規定にそっていますが、テネシーウイスキーは樽で熟成させた後に木炭で濾過をするという工程が加わっています。
この工程が加わる事によりピリッとした飲み口を残しつつ雑味のないまろやかな味に仕上がると言います。
口に入れると樽の香りとは別にほのかに炭独特の香りを感じる事ができます。
正式にバーボンに分類されているウイスキーではありませんが、よく間違われているのでバーボンとの違いを知る為にも飲んでみてほしい一本です。
まとめ
バーボンは種類も豊富でクセの強さやアルコール度数にかなりひらきがあります。
今回紹介したワイルドターキー、I・Wハーパー、ジム・ビームの3種はどれも個性的でありながら飲みやすさが考慮されている比較的度数の低いバーボンウイスキーになります。
バーボンの飲み方は色々ありますが初めてバーボンを口にするのならばまずは一口ストレートで飲んでみる事をおすすめします。
ほんの少し口に入れただけでもバーボン本来の風味が一気に広がります。
ただしストレートで飲む場合、舌に痺れを感じるのでチェイサーを用意しておいたほうがよりバーボンを楽しむ事ができるでしょう。
その際は是非テネシーウイスキーであるジャックダニエルも飲んでみてください。
ウイスキーの世界がもっと広がると思います。