蒸留酒でアルコール度数の高いウイスキーの美味しい飲み方とは、おすすめの飲み方10選
世界にはさまざまなお酒がありますが、世界的に生産されさまざまなブランドがある蒸留酒の一つがウイスキーです。
ウイスキーは蒸留という工程を経て生産されるため、アルコール度数が高く他の飲み物と割って飲むことが多くあります。
では、ウイスキーを飲むにあたって美味しく飲むにはどのような飲み方が適しているのでしょうか。
ウイスキーとは
まずウイスキーとは、大麦やライ麦、トウモロコシといった穀物を麦芽の力を利用して糖化発酵させて蒸留して作るお酒です。
ウイスキーは世界各地で生産されており、バーボンなどの多くの銘柄があります。
歴史も古く15世紀ごろには薬としてウイスキーは飲まれていました。
日本にウイスキーがやってきたのは19世紀ごろで、それ以降日本でもウイスキーの生産が盛んにおこなわれるようになりました。
ウイスキーの基本知識
材料によっての分類
ウイスキーは使われる材料によってモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ライウイスキー、コーンウイスキーに分類されます。
モルトウイスキーは大麦を主原料に作られたウイスキーのことを指します。
モルトウイスキーは少量生産に向いており、伝統的な製法で作られ品質を安定させるのが難しいです。
グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦、小麦といったさまざまな穀物を原料に作られるウイスキーで、モルトウイスキーに比べて飲みやすいですが香りがやや劣るというところもあります。
そして、ライウイスキーはライ麦が主原料でコーンウイスキーはトウモロコシを主原料としてウイスキーを指します。
5大産地
世界各地で作られているウイスキーですが、大きく分けると5つの大きな産地があります。
日本もその一つで、日本で生産されたウイスキーはジャパニーズウイスキーと呼ばれ大小さまざまなメーカーが生産販売しています。
そのほかにはアメリカ、カナダ、スコットランド、アイルランドが日本を含めてウイスキーの5大産地になります。
アメリカで生産されたウイスキーはアメリカンウイスキー、カナダで生産されたウイスキーはカナディアンウイスキー、アイルランドで生産されたウイスキーはアイリッシュウイスキー、スコットランドで生産されたウイスキーはスコッチウイスキーと呼ばれます。
アメリカンウイスキーの特徴として他の産地ではあまり使われないトウモロコシを主原料に使うことが多く、有名なバーボンウイスキーもそのうちの一つです。
カナディアンウイスキーはトウモロコシを主原料として作られたベースウイスキーとライ麦を主原料として作られたフレーバーウイスキーを調合して作られるため、アイリッシュウイスキーに比べてマイルドな味わいが特徴です。
そしてスコッチウイスキーの一番の特徴は泥炭を使って糖化に使う麦芽を燻蒸するため、独特な香りが特徴的です。
アイリッシュウイスキーはスコッチウイスキーとは異なり泥炭を使った燻蒸をしないのが特徴で、大麦麦芽のほかに発芽していない大麦、ライ麦、小麦、を原料に作られます。
シングルとダブル
ウイスキーを味わうにあたって必ず押さえておきたいのがシングルとダブルです。
ウイスキーを割って飲んだりカクテルを作ったりするときに重要になってきます。
シングルは30ml、ダブルは60mlが基本の分量で、この分量で水割りやハイボール、カクテルなどを作るときの目安にしていきます。
測り方はしっかりと計量カップを使って測る方法もありますが、240mlぐらいのタンプラーに注いで、底から指1本分でシングル2本分で、ダブルの分量とおなじぐらいのため計量カップがない時におおよその量を測れます。
ウイスキーのおすすめの飲み方10選
ここまでウイスキーの基本知識について紹介しましたが、どのような飲み方で飲むと美味しく飲むことができるのでしょうか。
ストレート
ストレートはウイスキーに何も加えずそのままの状態で飲む飲み方です。
ウイスキーの香りや味わいをそのまま味わえるため、ウイスキー本来の味を楽しみたい人はストレートで飲むのがおすすめです。
オンザロックス
オンザロックスはストレートに近い飲み方で、ストレート同様ウイスキー本来の味と香りが楽しめます。
まず大きめの氷とグラスを用意します。
用意したグラスに大きめの氷を入れてウイスキーを適量注いでマドラーでかき混ぜれば完成です。
ストレートとはまた違ったウイスキーの味や香りを楽しめます。
ハーフロック
ハーフロックはオンザロックスに水またはソーダを加えてウイスキーを割って楽しむ飲み方です。
作り方はグラスに大きめの氷を一つ入れ、ウイスキーをシングルと同量の水またはソーダを注いでマドラーで軽く混ぜます。
ウイスキーの特徴によってジンジャーエールなどに変えることによってウイスキーが苦手な人でも飲みやすくなります。
水割り
ハーフロックと同じくウイスキーが苦手な人におすすめな飲み方が水割りです。
ハーフロックではウイスキーを水で1:1で割りますが、水割りの場合はウイスキーを1:2~2.5の割合で割ります。
作り方はグラスを用意して氷を入れ、そこにウイスキーとミネラルウォーターを注いでマドラーで軽く混ぜ合わせたら完成です。
水の分量は自分の好みで大丈夫です。
トワイスアップ
新しい飲み方として注目されているのがトワイスアップという飲み方です。
ハーフロックと近い飲み方ですが、大きく異なるのは氷を使わないというとことです。
作り方はグラスにウイスキーをダブル注いで同量の常温の水を注いでマドラーで混ぜると完成です。
ウイスキーが持つ香りを十分に楽しめる飲み方で脚のついたグラスを使って揺らしながら飲むのがおすすめです。
ハイボール
多くの居酒屋で飲むことができるハイボールですが、自宅でも簡単に作ることができます。
用意するものはグラスとウイスキー、ソーダを用意します。
作り方はグラスにウイスキーとソーダを1:3の割合で注ぎマドラーで軽く混ぜ合わせると完成です。
混ぜるときに激しく混ぜるとせっかくの口当たりが損なわれてしまうため注意が必要です。
ミスト
冷涼感を楽しみながらウイスキーを味わうのに適しているのがミストという飲み方です。
用意するものはクラッシュアイスとウイスキー、レモンピールです。
グラスにクラッシュアイスを入れてグラスを冷やし、そこにウイスキーをシングル注いでレモンピールを搾り加えると完成です。
ウイスキートゥデイ
ウイスキートゥデイはウイスキーをお湯で割って飲む飲み方です。
用意するものはグラスとお湯、ウイスキーで、グラスはあらかじめ温めておきます。
温めたグラスにウイスキーとウイスキーの倍の80℃程度のお湯を注いで作ります。
レモンやハーブなどを加えることも多くさまざまな楽しみ方ができます。
ホットトディ
ホットトディはウイスキーをお湯で割り、はちみつとレモンのしぼり汁を加えて作る飲み方です。
作り方はウイスキーを1:6の割合でお湯で割り、はちみつもしくは角砂糖を加えてレモン汁を加えて完成です。
お酒が苦手な人でも気軽に飲むことができおすすめです。
コーク
ウイスキーをコーラで割って飲む飲み方です。
基本的な作り方などはハイボールと同じで、先にウイスキーをグラスに注いでからコーラを加えることによって自然に混ぜ合わさり炭酸も抜けにくいです。
まとめ
今回はウイスキーの美味しくて簡単に作れるおすすめの飲み方を10個紹介してきました。
今回紹介した飲み方以外にもさまざまな飲み方があります。
飲み方を工夫することによってお酒が苦手な人でも気軽にウイスキーを楽しめます。
世界各地で作られているウイスキーの中からまずは自分好みのウイスキーを見つけてさまざまな飲み方を試して自分の好きな飲み方を見つけてみましょう。