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サントリーウイスキー「知多」の魅力と誕生の秘密とは?

   

サントリー ウイスキー 知多 700ml

最近では全国区でも知られるようになったサントリーウイスキー「知多」は、愛知県にある知多蒸溜所で生まれたグレーンウイスキーです。

サントリーと言えば、山崎蒸溜所や白州蒸溜所が有名ですが、「知多」は2015年9月に発売された比較的新しいブランドになります。

では、そんな「知多」の魅力や背景情報を詳しくまとめていきます。



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サントリーウイスキー「知多」の製造と販売について

「知多」の製造元とは

サントリー ウイスキー 知多 700ml

「知多」の製造元は、サングレイン株式会社という会社です。

所在地は、愛知県知多市北浜町という海沿いに埋め立てで出来た工業地帯にあり、多くの船が行き来する名古屋港からほど近い所にあります。

この会社の設立は1972年で、約5万平方メートルの敷地に、一見すると化学薬品の工場のような施設が立ち並んでいます。

「知多」を製造する知多蒸溜所とは

「知多」が製造される知多蒸溜所は、今となっては有名になりましたが、かつてよりウイスキーの原酒を製造してきました。

具体的には、サントリーウイスキーの「響」や「角瓶」というブレンデッドウイスキーにブレンドされるグレーンウイスキー原酒や、サントリーチューハイ「-196℃」や「ほろよい」などの原料酒となります。

この知多蒸溜所の特徴としては、これまで一貫してサントリーブランドの「グレーンウイスキー」を蒸溜していることです。

グレーンウイスキーとは、トウモロコシなどの穀類を主原料としたもので、軽めで穏やかな味わいが特徴です

「知多」の販売元とは

「知多」の販売元は、サントリースピリッツ株式会社という会社で、サントリーブランドの日本国内の販売事業を担っている会社です。

生産拠点は、白州蒸溜所(山梨県)、山崎蒸溜所(大阪府)などを含め多数持っており、この「知多」に関しても販売元となりました。



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「知多」が属するシングルグレーンウイスキーとは

ウイスキーの原料による分類

ウイスキーは、他のアルコールと同じく、原料による分類が可能です。

まず、大麦麦芽のみを原料にしたのが「モルトウイスキー」です。

有名なところでは、単一の蒸溜所でつくられた「シングルモルトウイスキー」に分類される「ザ・マッカラン」、「グレンフィディック」、「ラフロイグ・セレクトカスク」などが挙げられます。

これらから分かるように、豊かな風味と個性の強さが特徴的です。

つぎに、とうもろこし、小麦、未発芽の大麦などを主原料として、大麦麦芽を混ぜ合わせたのが「グレーンウイスキー」です。

軽めでマイルドですが、悪く言うとキャラクターが弱めです。

最後に、世の中の大半はモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合させたブレンデッドウイスキーだということが重要です。

有名どころの「響」、「ローヤル」、「オールド」、「角瓶」などは全てブレンデッドウイスキーです。

シングルグレーンウイスキーとは

そんなグレーンウイスキーの中でも、「知多」は「シングルグレーンウイスキー」に分類されます。

これは、単一の蒸溜所のグレーンのみを使用した、正真正銘、知多蒸溜所で作られたものなのです。

実は、世の中では、シングルグレーンウイスキーブームが起こっています。

軽やかで飲みやすいのが人気で、女性向けのおすすめ商品として注目を集めています。

とはいえ、スコットランドのシングルグレーンウイスキーは、「ブラックバレル」と「キャメロンブリッジ」のわずか2銘柄のみです。

日本のメーカーは、キリンディスティラリーの27年ものシングルグレーンウイスキー、ニッカウヰスキーの「カフェグレーン」などが相次いで発売されています。

サントリーウイスキー「知多」の製造の秘密

連続式蒸溜機とは

ウイスキーは穀物を酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留した飲み物です。

蒸留方法は大きく分けて2通りあり、モルトウイスキーには蒸溜原液を入れて加熱蒸発させる「釜」の部分と、蒸気を凝縮させる「冷却機」とそのパイプ役である「ラインアーム」から成る蒸溜器のことです。

アルコール以外の多くの成分も同時に蒸溜されるため、個性が強く香りが強いウイスキーに仕上がります。

一方の「知多」に用いられる「連続式蒸溜機」とは、モロミ塔と精溜塔の2つの部分から構成され、下部から送られた蒸気でモロミ中の揮発性成分が揮発し、冷却されて溜出液に戻るという構造です。

特徴としては、高濃度(94度)まで蒸溜することができるため、くせがなく、やさしい口当たりになります。

グレーン原酒の作り分け

「知多」が世界的にも有名になった理由としては、クリーン、ミディアム、ヘビーと原酒をつくり分けている点です。

詳細までは公表されていませんが、モルトウイスキーの場合には、蒸溜釜の形、大きさ、蒸溜方法、加熱方式を使い分けて様々なタイプのモルト原酒を製造していることからも、グレーン原酒も製造過程などを工夫して、クリーン、ミディアム、ヘビーと原酒をつくり分けていると考えられます。

「知多」には約10種類ものグレーン原酒がブレンドされているといわれています。

樽の素材や大きさの研究

「知多」が世界的にも有名になったもう一つの理由としては、「樽の使い分け」が挙げられます。

ウイスキーブームが低迷していた時代に、知多蒸溜所では、樽の素材や大きさなどの研究を行っていました。

一般的なホワイトオーク樽、スパニッシュオーク樽、ワイン樽などを組み合わせることで、同じ原酒でも全く違った風味に仕上がるといわれています。

サントリーウイスキー「知多」の誕生における企業精神

やってみなはれ精神とは

サントリーには、「やってみなはれ」という企業DNAが存在します。

これは、創業者 鳥井信治郎が「やってみなはれ やらなわからしまへんで」ということを口癖のように言いながら、新しいチャレンジをしていたことに由来しています。

「知多」におけるやってみなはれ精神

これまでのウイスキーと言えば、山奥の蒸留所で作られるイメージが強かったのが事実です。

白州蒸溜所(山梨県)や山崎蒸溜所(大阪府)など、水のきれいなところでひっそりと造られているというのが通例です。

愛知県の知多市という全くの無名な場所で、新しいブランドを作るというのは大きなチャレンジだったと言えます。

しかも、これまで世界的にほとんど例がないシングルグレーンウイスキーというのは、下手をすると個性が弱いとされ、販売面で失敗する可能性もあったと思います。

そんなチャレンジを厭わずに実施するのがサントリーという企業の強さであり、他の企業がなかなか真似ができないところです。

愛知県の知多市というのは、人口は8万5千人程度であり、目立つような産業もない所です。

海沿いの工業団地の一角にある知多蒸溜所は、これまでウイスキーの陰の立役者であっても、表舞台には出てこない存在だったのです。

サントリーは、技術的に個性を出しやすいモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーではなく、あえてグレーンウイスキーで打ち出すという偉業をやってのけたと言えるのです。

まとめ

以上、サントリーウイスキー「知多」の製造と販売、シングルグレーンウイスキーという分類、製造の秘密、誕生における企業精神についてまとめてきました。

「知多」は、全く新しいブランドとして誕生し、ウイスキーブームに乗ってハイボールなどでも飲まれる人気銘柄になりました。

その裏には、技術的な裏打ちやサントリーの起業精神が隠されているのです。



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