大人なお酒、日本酒を飲もう
日本酒。
お酒を日常的に飲む方、誘われて飲みに行かれる方も、一度は口にした事があると思います。
よく外で飲む方も、ビールやサワー、焼酎やワインなどと一緒に日本酒も楽しんでいらっしゃるかと思います。
私も外で飲むとき、基本はビールですがたまに日本酒を嗜む時があります。
日本酒はとても味わい深く美味しいお酒です。
ゆっくりまったり、食事も落ち着いて味わえます。
せっかくの日本古来のお酒です。
季節は秋になり、食べ物が美味しい季節。
美味しい食べ物をより一層引き立てる、日本酒はとてもお勧めです。
日本酒とは
日本酒とは日本古来のお酒で、米から造った醸造酒で「清酒」とも言います。
白米に麹と水、または酒酵母を加えて醸造します。
度数はきついの?
一般的にビールやチューハイのアルコール度数は5%前後、蒸留酒の焼酎は20~25%、ウイスキーは40~60度です。
日本酒は度数が高いイメージがありますが、多くの日本酒の度数は15~16度程度です。
焼酎やウイスキーは蒸留によってアルコール度数を高めているのに対して、日本酒は酵母を使った発酵のみによって造るため、思ったよりも度数は高くはありません。
どの段階で発酵を止めるのかによって度数が決まります。
近年ではアルコール度数を低く抑えた日本酒が女性の間で人気です。
二日酔い、悪酔いしそうなイメージ
日本酒はよく、二日酔いや悪酔いするお酒と言われますが、その理由は飲み方にあります。
お酒に醸造用アルコールを大量に足して、薄まった味を酸味料や糖類などで補った二醸酒、三醸酒というものがあり、そうすることによって大量生産で安く造るのです。
悪酔いした経験のある人の多くが、チェーン店などで飲んだクオリティの低い二醸酒のような商品を飲んでいる可能性が高いです。
また、飲み方にも原因があるでしょう。
度数がビールなどに比べると高いのに、ビールと同じようなペースでガブガブ飲んだりしてしまうと大変なことになります。
また、焼酎は「蒸留酒」という種類で、造る過程で色々な成分が取り除かれるのに対して、日本酒は「醸造酒」と呼ばれ、色々な成分が入っているため、これが旨みや味わいを出してくれているのですが、その成分のせいで肝臓が消化(分解)に苦労してしまうのです。
それを防ぐために、日本酒を飲む時には時々水も飲む事をお勧めします。
日本酒を飲みながら水を飲む事によって、体内のアルコールを中和させ、肝臓への負担を減らすためです。
日本酒はお肌、健康に良い
日本酒は健康に良いとよく言われます。
日本酒にはアミノ酸が含まれており、たるみ肌や乾燥肌に良く、コウジ酸による美白効果もあると言われています。
また、生活習慣病の予防にも良いとされています。
さらに、日本酒のアルコールや含まれる成分によって、穏やかに長時間身体を温めてくれるので、血流が良くなり、肩こり、冷え性にも効果があります。
器にこだわる
飲むときの酒器によって、さまざまに味わいが変わるのも日本酒の特徴です。
材質で言えば吟醸、大吟醸などの繊細なタイプの日本酒を飲む時はガラスの器で飲むと、シャープな味わいです。
純米酒など、味が強いタイプを飲む時は陶器で飲むと柔らかい味わいが楽しめます。
また、形状によっても変化を楽しめます。
口が広いものだと濃厚に感じ、逆に口が狭いものだとスッキリ飲めるのです。
少量をじっくり味わいたい時は口が広いものを選ぶと良いでしょう。
お店で飲む時に、色々な種類のお猪口が出される機会がありますので、そのお猪口の種類によって飲み比べてみるのも楽しいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
少しは日本酒に興味をもっていただけたでしょうか。
お酒を飲む時、大勢でワイワイとビールでガッツリというのもいいですが、たまにはお家で、または落ち着いたお店で、しっとり日本のお酒を味わってみるのも良いなと思いませんか?
器に凝ってみたり、味を比べてみたり。
そうした落ち着いた時間の使い方もたまには良いと思います。
日本酒が苦手だった方も、初心者の方も、是非チャレンジしてみてください。