「ブランデー」の魅力と楽しみ方
お酒好きなあなた、いつもどんなお酒を召しあがっていますか?
とりあえずやっぱりビールでしょうか。
流行が続くハイボールでしょうか。
それともワイン?
日本酒一辺倒の方もいらっしゃるかもしれません。
あまり強くない方は甘いカクテルを選ばれるかもしれませんね。
今日は日本ではそれほど一般的とは言えない「ブランデー」の魅力についてお伝えしたいと思います。
ブランデーことはじめ
ブランデーと言うと思い浮かぶイメージは、大きなグラスに入っていて、ガウンを着た富裕層のおじさんが楽しんでいる…というところではないでしょうか。
故石原裕次郎氏などが思い浮かびますよね。
そして見たところはウイスキーのような色…。
少量ずつ楽しむということはアルコール度数も高そう…。
ではそもそもブランデーとはどんなお酒なのでしょうか?
ウイスキーとの違い
まずはウイスキーとの違いです。
どちらも蒸留酒ですが、違うのは「原料」です。
ブランデーは果実(ぶどうやりんご)、ウイスキーは穀物(麦やとうもろこし)から作られます。
アルコール度数は同じくらい、40~50度と高めです。
そして飲み方についても大きな違いがあります。
ウイスキーはそのままでも、氷を入れても、炭酸で割っても、さまざまに楽しめます。
でも私が考えるブランデーの飲み方はただひとつです!
どんな飲み方がおいしいのか
ブランデーの一番おいしい飲み方、それはストレートです。
これは声を大にして訴えたいところです。
もちろん、割って飲む方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりブランデーの魅力を最も楽しめるのはストレートでしょう。
香り、強いアルコール、柔らかな味わいをぜひストレートで堪能していただきたいです。
ただし、お酒の苦手な方は香りだけで酔っぱらってしまうかもしれませんが…。
一度に注ぐ量は、30~50ミリリットルくらいでしょうか。
少ない?いえいえ、ゆっくり味わうお酒ですから、これくらいずつがちょうどいいですよ。
VO、ナポレオン…どういう意味?
VO、VSOP、ナポレオン、こんな風に書かれているのをご覧になったことありませんか?これは熟成の度合いを表しています。
VO(ベリーオールド)よりVSOP、さらに熟成年数が長いとナポレオン(クラス)やXOと呼ばれます。
飲み比べるとわかりますが、ウイスキー同様に年数によってかなり味わいは異なります。
熟成が長いほどおいしさが深まるというのでしょうか、とんでもない美味です。
でももちろん、そのぶんお値段も高くなります。
お店で飲んだ場合、2~3,000円くらいからでしょうか。
高級酒と言われるわけですよね。
好きな銘柄を探そう
ブランデーの有名ブランドはいくつもあります。
ヘネシーやレミーマルタン、カミュなど。
耳にされたことありますよね?ちなみに前述のとおり「ナポレオン」は銘柄ではありません。
熟成度合いを示すものです。
勘違い注意です!
有名どころは有名なだけあって、どれもおいしいです。
ですので試してご自分にとっての「ベスト」を探すしかないのですが、私のおすすめをひとつ。
それは「デラマン」です。
他の有名ブランデーに比べて置いてあるお店は少ないかもしれません。
でも見つけたら頼んでみてください!「デラマンXO」を初めて飲んだ時、その美味しさに仰天しました。
やっぱりお安くはないのですが、あんなおいしいお酒はありません。
おいしい飲み方・その2
ブランデーをより楽しんでいただくためにいくつかおまけ情報を。
グラスと温度についてです。
現在では昔のような大きいグラスではなく、小さい細めのグラスで供されることが多いです。
このほうが喉を通るときおいしさを感じやすくなるとか、香りが楽しめると言われています。
大きいグラスで手で包んで温めながら飲むのも間違いではありませんが、香りが強くなりすぎるという説があります。
また温度ですが、適温は室温とお考えください。
夏でも日の当たらない棚の奥に入れておけばそのままでOKです。
私は北向きの部屋に置いています。
まとめ
ブランデーの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?確かにアルコールはきついし、髙い。
そもそも優雅に飲む機会なんてない、とお思いになるかもしれません。
飲みやすいビールやワインや焼酎を仲間とわいわい飲むのもとても楽しいものです
。
でも時にはブランデーでゆっくり静かにお酒そのものを味わう時間があったら、あなたのアルコールライフは一段深みを増すかもしれませんよ。
それに、ブランデーの似合う大人ってかっこいいですしね♡