バーボン「フォア・ローゼス」の魅力を分析!原料に薔薇は入っている?
お酒が飲めるようになってから、一番飲むことが多いのはバーボンです。
時々、他のお酒に浮気しますが、しばらくたつと、やはりバーボンに戻ってきます。
私にとってはほっとできる、正妻のようなお酒でしょうか(笑)。
私は女性ですが。
このバーボン、薔薇の香りがする気がします。
それがこの銘柄を気に入っている理由のひとつです。
原料に薔薇が使われているのでしょうか?
フォア・ローゼスとは
フランスの酒造メーカー、ペルノ・リカールの傘下で1888年に創業したアメリカ産バーボン。
現在は日本の麒麟麦酒グループが所有とのこと。
1910年に設立された、ミッション・リバイバル様式のケンタッキー州のローレンスバーグ蒸留所は、アメリカ合衆国国家歴史登録財になっており、今日でもケンタッキー州のローレンスバーグで蒸留されているとのことです。
びっくりです。
バーボンなので、アメリカのメーカーのお酒だと勝手に思ってました。
しかも、今は日本のキリンが所有なのですね。
どおりで、どこのお店にもたいてい置いてあって、よく見かけるはずです。
「フォア・ローゼス」の名前の由来
名前の由来については諸説あります。
①フォア・ローゼス(FourRoses)の名前の由来は創業者ルーファス・マズソン・ローズと、その兄弟と、二人の息子の4名のローズによる。
②「フォア・ローゼス」の生みの親、ポール・ジョーンズが絶世の美女に一目で恋に落ち、思わずプロポーズします。
その時の彼女の返答は「次の舞踏会までお待ちください。
プロポーズをお受けする時は、薔薇のコサージュをつけて来ます。」そして、約束の舞踏会の夜に、彼女は4輪の薔薇を胸につけて、彼の前に現れたとのことです。
そんな二人の愛が実ったすばらしいエピソードから「フォア・ローゼス」と名付けられ、ラベルには薔薇のコサージュが描かれた。
他にも諸説があり、確かなところはわからないようです。
この名前の由来を見ていると、どうも、私が長年「薔薇の香りがする」と思っていたのは、誤解だった、勘違いだった可能性があります!
個人的には①のほうが信ぴょう性があるような気もしますが、ロマンチックな②であって欲しいと思います(笑)。
ロマンチックな背景で、お酒の味もまた、ぐっと味わい深くなります。
フォア・ローゼスの味と香り
女性やバーボン初心者におすすめの味と香り
バーボンは好きな人には魅力たっぷりのお酒ですが、飲みなれない人には、アルコール度数の高さや、少々尖った感じの個性的な強い香りや味に苦手意識を持たれるかたもおられるようです。
好みによりますが、バーボンの中では、一番くせがなく、香りも好き嫌いが分かれない、一般的にウケのいい香りだと思います。
私はお酒が好きなわりに、あまりアルコールに強いわけでもないのですが、この「フォア・ローゼス」はライトな感じで、バーボンの中で一番、飲みやすく感じます。
私とバーボンの出会い
私は大学に入って、お酒が飲める年齢になった時、同じ年の女友達と飲みに行って、教えてもらったのが「フォア・ローゼスのソーダ割り」でした。
お酒を覚えたてのころって、自分の適量がわからず、甘い飲みやすいカクテルだと、飲みやすさのあまり飲み過ぎてしまうこともあるようですが、バーボンはじっくり、ちびちびと時間をかけて楽しむお酒なので、自分の適量と相談しながら飲むことができます。
だから泥酔などとも無縁です。
特にフォア・ローゼスは香りもいいので、お酒の味とともに香りをゆっくりたのしんで、緊張がほどけていくのを楽しむ、ということを覚えられたのも、このフォア・ローゼスのおかげだと思っています。
ほのかな香りとなめらかな味わい
ワイルドなイメージのバーボンの中でも、一番とっつきやすく、優しい味と香りで、女性にも好まれると思います。
果物のような芳醇な味と香りで、食後の一杯としても楽しめます。
すっきりとして、最後に香りがきます。
キリンのホームページでは「花のような果実のような、ほのかな香り」とあるので、私が長年「薔薇の香りがする」と思っていたのも間違いでないかもしれません。
「フォア・ローゼス」の価格
通常の「フォア・ローゼス」はお求めやすい、価格だと思います。
お店で注文する時も、バーボンの中では高くない価格です。
やや長めに熟成したフォア・ローゼスの上級ラベル「フォアローゼスブラック」は少しお値段が高くなります。
「フォア・ローゼスブラック」よりさらに熟成させ、限りある原酒のみを使ったフォア・ローゼスの最上級クラスの「フォア・ローゼスプラチナ」はさらにお値段が高いです。
「フォア・ローゼス」のおいしい飲み方
ロックで、水割りで、お湯割りで。
その他にも、いろいろありそうです。
お湯割りに砂糖を入れて飲む
お砂糖を入れいるので、ロックより飲みやすくなるそうです。
甘いカクテルが好きでお酒に強い人におすすめ。
寒い冬にも良さそうですね。
お湯割りなので、より濃厚な香りが楽しめます。
人によっては良質な紅茶を飲んでいるような感じがするとのことです。
ローゼス・モヒート
グラスにフォア・ローゼスと砂糖を入れて、ミントの葉を加えライムを絞ります。
そこにソーダを注ぎます。
バーボンベースのモヒートです。
暑い夏にさっぱり飲めそうです。
お天気がいい日のお昼酒にもよさそうですね。
ローゼス・ミルク
グラスにフォア・ローゼスと砂糖を入れよく混ぜます。
そこに牛乳と氷を入れて、シナモンスティックを添えます。
バーボンとミルク!
と一瞬びっくりしましたが、カルーアミルクというコーヒーのリキュールをミルクで割るカクテルもあるので、案外いいかもしれません。
ミルクとのマッチングで優しく、まろやかな味になるようです。
アイス・ローゼス・ティー
氷を入れたグラスにフォア・ローゼスを入れた後、アイスティーを注ぎ入れ、スライスレモンを添えます。
これも良さそうですね。
暑い紅茶にブランディーを入れて飲んだりしますから、その夏バージョンといったところでしょうか。
オレンジジュースで割る
フォア・ローゼス1に対して、オレンジジュースが3の割合で、割ります。
オレンジジュースで割ることで、甘い、軽やかな味になるようです。
ジンジャーエールで割る
フォア・ローゼス1に対してジンジャーエールが3の割合で割ります。
ジンジャーエールのキリッと風味が、さっぱりとした、爽快感のある感じにしてくれるそうです。
ネクターで割る
これは個人的に私がやってる方法です。
自宅で、甘めのカクテルが飲みたいな、という気分の時に、ネクターで割ります。
お好みがあると思いますが、あのねっとりとしたネクターの甘味が好きなかたでしたら気に入っていただけると思います。
おすすめです。
コーラで割る
ホームパーティーで用意しておきます。
バーボンを飲みなれない人や、バーボン特有の香りが苦手な人、あまりお酒を飲まない人でも飲みやすくなるようです。
40~50代の人だったら「コークハイだ」と懐かしいかたも多いみたいです。
まとめ
原料に薔薇が入っているのか?
と思って調べ始めたのですが、バーボンの当然の原料である、トウモロコシ以外の原料はわかりませんでした。
でも原酒を配合して、香りにはこだわっているようなので、その配合で薔薇の香りが感じられるのかもしれません。
でも、正直言って、いい香りですから、もう薔薇だろうがなんだろうが構いません(笑)。
これからもバーボン、フォア・ローゼスをじっくりと味わいたいです。