割って飲むのは正統!ウイスキーは強くて飲めないと敬遠する前に

ウイスキー

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ウイスキーに興味はあるものの、度数が高くて飲みづらそう、すぐ酔ってしまいそう、といった理由で敬遠している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、よいものは生(き)で飲まなくてはと無理にストレートに挑戦しなくても、単純にカジュアルでおいしいものから逆にプロっぽい飲み方まで、ウイスキーは割って楽しめるお酒ですよ。



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実は本格派の飲み方、「トワイスアップ」

ストレートでこそウイスキーの真価がわかる、というのは一面でその通りなのですが、実はプロのブレンダーも採用している飲み方がこのトワイスアップです。

ウイスキーに同量の水を注ぐスタイルで、アルコールに邪魔されることなくウイスキー自体の香りを楽しむことができます。

味わいの面でも刺激に隠れていたフレーバーが感じられたりと非常に面白く、良いウイスキーでこそおすすめしたい飲み方です。

ぜひチューリップ型のグラスと良い水とを用意して試してみてください。



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少量ずつ加水する楽しみも

また、はじめの一口はストレートを味わい、少しずつ水を加えていくことで変化を楽しむスタイルもあります。

特にウイスキーの香りはわずかな加水で大きく広がることがありますから、トワイスアップまで(もちろんそれ以上でもよいのですが)の段階でもっとも好みな割合を探してみるのも面白いのではないでしょうか。

常連でもないとなかなかできることではありませんが、バーでシングルモルトを飲むときにスポイトを持参する人すらいるといいます。

ロックでも厳しい時は「ハーフロック」

オンザロックスに挑戦してみたものの、まだ辛い……。

そんな時は、「ハーフロック」がおすすめです。

作り方はオールドファッションドグラスに大きめの氷を入れ、同量のウイスキーと水を注ぐというもの。

いわばトワイスアップのオンザロックスで、香りや味わいを落ち着いて楽しめることはもちろん、冷えて「固まった」「締まった」ウイスキーオンザロックスの良さも楽しむことができます。

気兼ねせず氷を足して、水割りにまで変化させていってもよいでしょう。

日本発の「ミズワリ」

おなじみの「ウイスキーの水割り」ですが、実は日本発のある意味「カクテル」なんです。

私たちが日本酒に慣れているせいで10度後半から20度そこそこにして飲むのを好んだからだとも、焼酎の飲み方をそのまま使ったからだともいいます。

英語圏で「mizuwari」などとして表記されていることもありますね。

香りも味わいも好きだけどキツくて……という方におすすめです。

作り方は、氷をたっぷり入れたタンブラーでトワイスアップよりもさらにマイルドなウイスキー1:水2程度をステア。

ぜひ締まった氷と良い水とを用意し、味わってみてください。

もちろんカクテルベースとしても

ここまで、水と氷とウイスキーだけでもいろんな楽しみ方ができることをご紹介してきましたが、もちろんウイスキーはカクテルベースとしても優秀です。

シングルモルトなどの香りや味わいに個性のあるウイスキーならば、おなじみの炭酸割、ハイボールがおすすめ。

しっかりまとまったブレンデッドスコッチならばロブロイ、素直なカナディアンでマンハッタン、といったショートカクテルも格段に飲みやすくなっているスタンダードです。

ロブロイもマンハッタンもマティーニのウイスキーバージョンで、ベルモットとビターを使ったなめらかな一杯です。

また、バーボンを使った場合はケンタッキーマティーニなどと呼ばれることもあります。

まとめ

興味はあるけれど自分には強すぎる気がする、といった初心者の方から、香りや味わいは好みなのだけれどいかんせんキツくていくらも飲めない、といった方まで、ウイスキーを大いに割って飲むことをおすすめします。

特にアルコールの刺激を和らげつつ銘柄本来の個性を楽しめるトワイスアップはきっと試してみる価値があるはずです。

せっかくなのに割っちゃうの、などと思う必要はありません。

負担にならない上にウイスキーを存分に堪能することができる、割って楽しむ飲み方のご紹介でした。

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