日本が誇るウイスキーはここから生まれる。山崎蒸留所ツアーのおすすめ!

ウイスキー

サントリー シングルモルトウイスキー山崎ギフト カートン付き 700ml

世界5大ウイスキーにも数えられるジャパニーズウイスキー。

海外オークションでも高値を記録するなど、世界からの評価は高まる一方です。

ジャパニーズウイスキーを製造している蒸留所はあちこちにありますが、一際強い存在感を放っているのはやはり「山崎蒸留所」ではないでしょうか。

こちらの蒸留所では見学ツアーを受け付けていて、毎回大変な人気だそうです。

山崎蒸留所のおすすめを見てみたいと思います。



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山崎蒸留所ってどんなところ?

山崎蒸留所は海外では「SUNTORY YAMAZAKI DISTILLERY」と呼ばれます。

文字通りサントリーの蒸留所です。

名水の地としてしられる大阪府三島郡本町山崎にあり、サントリーの主力シングルモルトウイスキー「山崎」はここで作られています。

山崎蒸留所の歴史

蒸留所のある山崎は名水の地と言われています。

近くの水無瀬神社は名水百選にも選ばれた湧水があり、水質の良さと3つの川(桂川、宇治川、木津川)が合流しているという立地のよさから蒸留所の建設地として選ばれました。

過去にはかの千利休もこの地に茶室を設けたそうです。

蒸留所を造ったのは当時の寿屋(現・サントリーホールディングス)の社長「鳥井信治郎」でした。

彼によって1923年、日本初のシングルモルトウイスキーの蒸留所は創業を始めました。

鳥井信治郎の思いは「日本人の繊細な味覚にあった、日本のウイスキーを造る」ということでした。

そしてそんな鳥井が初代蒸留所長に選んだのが「マッサン」で有名な「竹鶴政孝」です。

そして彼の監督のもと1929年に日本初のウイスキー「白札」が出荷されました。

その後竹鶴政孝は袂を分かち、自身で「ニッカウヰスキー」を興しますが、それまではこの山崎蒸留所でジャパニーズウイスキーの製造に勤しんでいました。

鳥井と竹鶴両氏によって日本のウイスキーの新たな歴史が刻まれたのです。



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山崎蒸留所のこだわりって?

山崎蒸留所のウイスキー造りの特徴は世界にも類を見ない多種の原酒の使い分けにあると言われています。

タイプの異なる複数の設備を使い分けることで様々な特徴を持ったモルト原酒を造ることが出来るのです。

発酵槽

通常ステンレス槽が用いられますが、様々なタイプの原酒を生み出すため、山崎では木桶槽も使用されています。

木桶槽は温度管理が難しいとされますが、その反面保湿性に優れています。

さらに蒸留所内に住みつく乳酸菌などが働くことによって、ウイスキーの味わいが深く複雑なものになるのです。

蒸留釜

山崎のウイスキーはポットスチルと呼ばれる単式蒸留釜を用いて2度蒸留されます。

そのため山崎では初溜釜、再溜釜を各6基揃えています。

ポットスチルの形状も同じではなくストレートヘッド型とバルジ型を備え、加熱法も炎を直接充当てる直火蒸留と蒸気を使用した間接加熱を採用しています。

熟成庫

熟成庫では樽を3段から4段に積み上げて行うダンネージ式が採用されています。

熟成用の樽の多くはホワイトオーク。

その中でも大きさや来歴の違うものを使い分けます。

さらにヨーロピアンオーク製のシェリー樽や日本のミズナラを使用したミズナラ樽など、計5種類が使用されています。

山崎蒸留所に行ってみよう!

山崎蒸留所では事前予約によるツアーを受け付けています。

大変な人気のようで、ジャパニーズウイスキー人気を受けて、海外からも大勢のお客さんが押し寄せているとか。

どんなツアーなのでしょうか。

自分のペースで楽しみたい人におすすめ!

蒸留所へ行き、自分で「山崎ウイスキー館」を見学します。

要予約なので、行く前には必ず問い合わせしましょう。

蒸留所に併設してある資料館「山崎ウイスキー館」のみを回ります。

ガイドはつきませんから、自由なペースで回れます。

この山崎ウイスキー館には日本のウイスキーの歩みを紹介する資料の他、ショップや有料テイスティングカウンターがあります。

ウイスキーのブレンドの技を磨くため、鳥井信治郎が愛用した机や日本初の国産ウイスキー「白札」のボトル、当時の映像など、日本のウイスキーの歩みを語り掛けてくれる展示物が多くあり、飽きることがありません。

主に1階にはサントリーの創業期の歴史からサントリーウイスキーが歩んできた軌跡を数々の展示物から体感できます。

2階にあがりますと、日本最古のモルトウイスキー蒸留所である山崎蒸留所のウイスキー造りに対するこだわりやシングルモルトウイスキー「山崎」の誕生秘話など、革新を続けるサントリーの挑戦を紹介しています。

さらにミニチュア模型と各種資料で、山崎のウイスキーの製造工程も見ることが出来ます。

1階のライブラリーには多彩な原酒やウイスキーが壁一面にずらりと並べられており、それを見るだけでも価値があります。

さらにテイスティングカウンターは有料ですが、この蒸留所でしか味わうことのできない限定品や原酒が味わえ、とてもお得。

世界のシングルモルトウイスキーの飲み比べが出来ますよ。

ですから見学の際は公共の交通機関で来た方が楽しめます。

山崎蒸留所ツアー(有料・要予約)をしたい人におすすめ!

山崎蒸留所ツアーに申し込むと、蒸留所の内部が見学出来、その製造工程を見ることが出来ます。

ベテランのスタッフが案内をしてくれるので、細部までしっかりと説明してくれますよ。

まずはスタッフがミニチュア模型を見ながら簡単な製造工程を紹介してくれます。

その後、実際に蒸留所内を見学。

各工程で行われる多彩なウイスキーの原酒づくりは必見です。

さらに貯蔵庫では壁一面に並んだカスクの前で説明を受けます。

様々な樽を見て、製造工程のこだわりなどを聞くことが出来ます。

そしてお楽しみなのがテイスティングです。

蒸留所ならではの「山崎」構成原酒などを試飲することが出来ます。

ウイスキーファンならずとも試してみたいですね。

ハイボールの作り方の講義など聞けるそうですので、これも楽しみですね。

山崎蒸留所のおすすめツアー!

いろいろなこだわりの詰まった山崎蒸留所。

ツアーに参加するには事前予約が必要ですが、現在3つのコースが用意されているようです。

見てみたいと思います。

山崎ウイスキー館見学ツアー

こちらは予約が必要ですが、無料です。

ただし製造工程やテイスティングはありません。

前述した「山崎ウイスキー館」を各自で見て回ります。

時間にとらわれず、じっくりと見ることが出来ます。

ウイスキーに興味はあるけれど、飲めないという方、時間がない方にはおすすめかもしれません。

THE STORY OF YAMAZAKI~シングルモルトウイスキー山崎誕生の物語~(有料)

サントリーシングルモルトウイスキー 山崎 43度 700ml

シングルモルトウイスキー「山崎」誕生の逸話を始め、山崎蒸留所におけるウイスキー造りのこだわりや匠の技などを紹介してくれます。

特別な映像や蒸留所で実際に製造工程を見ることが出来るので、山崎の奥深さを感じるならぜひおすすめです。

さらに、テイスティングもついています。

年末年始、工場休場日を除いた土日のみ。

開催時間は14:00~16:10.約100分が予定されています。

料金は一人2000円ですが、かなりお得な印象です。

とても人気があるので、簡単に予約はとれないようです。

山崎蒸溜所ツアー(有料)

ツアー前半は山崎蒸留所ならではのウイスキー造りのこだわりに触れ、後半は実際に原酒をテイスティングします。

シングルモルトウイスキー「山崎」の構成原酒を試飲できるので、他にはない体験が出来ます。

こちらのツアーは年末年始と工場休場日を覗いた毎日開催されています。

時間はおよそ80分で、日に6回のツアーが予定されています。

料金は一人1000円。

こちらもかなりお得ですね。

人気があるので希望日が決まれば早めに予約するのがおすすめです。

まとめ

サントリー シングルモルトウイスキー 山崎 LIMITED EDITION 2016 700ml

海外での人気も高い「山崎」のシングルモルトウイスキー。

そのウイスキーを造る蒸留所がある山崎は、豊かな自然溢れる風光明媚な場所。

自然に癒され、ウイスキーの造形を深め、普段飲むことが叶わない原酒まで飲める…。

ウイスキーファンなら一度は訪れてみたいものです。

現在ウェブからでも予約は可能。

大変な人気で海外からのお客さんも多いようですから、早めの予約がおすすめです。

ジャパニーズウイスキー発祥の地とも言える山崎で、ジャパニーズウイスキーの真髄を味わってみてはいかがでしょうか。

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