日本酒発祥の地・古都奈良で醸造された日本酒「春鹿」ロマンの味!
「春鹿」は奈良を代表する大吟醸のお酒。
奈良といえば「日本酒発祥の地」とも言われ、そんな伝統のなかで「春鹿」も作られ、今では世界10ヶ国へ輸出している世界の「Sake」となっています。
「春鹿」の仕込み水は春日山系の湧水。
奈良県には珍しい硬水。
深みのある辛口を特徴とします。
今回は古都の酒「春鹿」を紹介しましょう。
「春鹿」の歴史
奈良は飛鳥時代そして710年平城京遷都により古代日本の政治と文化の中心地として栄えました。
日本酒も、この古の都・奈良でその基本的な造りが確立されました。
平安期中期から上質な日本酒として、主に寺院の中で高度な技術で醸造されてきた歴史があります。
そんな伝統の地で春日大社の御神酒として「春鹿」の名前があげられます。
蔵元の「今西家」は代々春日大社の神官をつとめていた家柄で、明治時代に酒造業を創業。
当初、お酒の名前を春日の神々が鹿に乗ってやってきたという伝説から「春日神鹿」と名付けましたが、後に「春鹿」と名前を変えました。
「春鹿」の特徴は、春日山系の湧水を使い醸造します。
湧き水は硬水のためか甘口全盛の日本酒のなかにあって「純米超辛口」。
その個性味わいは際立っています。
吟醸酒「春鹿」のレベルは高く、海外でも高い評価を受けていて、現在世界10カ国以上に輸出されています。
「春鹿」の製造元は今西清兵衛商店。古都の真ん中
「春鹿」を製造している株式会社今西清兵衛商店は、世界遺産に認定された大仏殿や春日大社、興福寺などの近くです。
近鉄奈良駅より徒歩15分の福智院町にあり、重要無形文化財でもある今西家住宅も併設するいかにも奈良らしい建築物が蔵元です。
明治27年宮内省御用達となり、昭和31年個人商店を法人組織に改め(株)今西清兵衛商店として発足しました。
味、コク、香り、すべての点で高品質を保つ伝統の作法を創業以来守ってきました。
超辛口とうたっている割には、それ程辛くないとの口コミもあり、奈良漬や干物などにぴったり合うといわれます。
現在、「春鹿」は日本国内だとインターネットで購入できます。
重要無形文化財の今西家も入場料がかかるものの拝謁することもでき、コーヒー紅茶など300円でいただくこともできます。
予約すれば食事も可能。
また、蔵元の中では試飲コーナーもあり、古都・奈良の町並を楽しみながら日本酒を試飲することもできます。
グラスの底に鹿がレリーフされているグラス付きで500円。
うり、きゅうり、燻製うりなどの奈良漬つき。
飲めるお酒は5種類。
「春鹿」超辛口、純米吟醸生酒、純米酒 さくら純米、奈良の八重桜、大吟醸しろみきなどとなります。
ちょっとしたデートコースにもおすすめできるでしょう。
「春鹿」全商品の紹介
それでは、通販で購入できる「春鹿」の商品を紹介しましょう。
インターネットで購入できます。
春鹿「華厳」けごん)純米大吟醸
イチゴや桃のような香りで、含んだ時に感じる香りも洗練されています。
口当たりはエレガントで官能的。
東大寺は「華厳宗」の総本山ですが、それにちなみ命名しています。
芳醇な逸品で豪華な木箱に入り。
720ml原料米山田錦 精米歩合 35~40%日本酒度+5 酸度 1.4アルコール度 17.5度 酵母協会901号&春鹿3号酵母720ml 5000円1800ml 10000円 (税別)
吟醸原酒金賞受賞酒27BY
平成28年の全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した純米大吟醸の原酒。
「春鹿」はそのアルコールを添加していないのに、純米で金賞を受賞した貴重なお酒です。
グラスに注ぐとリンゴ系のフルーティな香りが立ち上がり、含むと華やかな含み香と同時に優しい甘味の余韻が拡がります。
1本ずつ木箱に入り。
原料米山田錦 精米歩合35~40% 日本酒度+5 酸度 1.4アルコール度17~18度 酵母720ml 5000円 (税)
春鹿純米大吟醸
リンゴやメロン系のフルーティな香りが口中にも広がります。
口当たりはソフトながらふくよかな旨味が膨らみます。
喉に滑り落ちた後、ほのかな甘味と旨味の余韻が残ります。
この酒は、風格さえ感じられます。
香味のバランスが、秀でた純米大吟醸です。
原料米山田錦 精米歩合 50%日本酒度+4 酸度 1.3アルコール度 15~15.9度 酵母協会901酵母/春鹿3号 720ml 2600円 1800ml5000円 (税別)
春鹿山廃純米 超辛口原酒「鬼斬」
春鹿の「鬼斬」(おにきり)は、うま味のある超辛口を目指し、深みのあるうま味とキレのある味わいに挑戦した意欲作。
「鬼斬」は古法の仕込みでつくっています。
仕込んだ純米酒の原酒を低温にて一年半ゆっくり熟成させて醸造するという手間がかかる手法を採用しています。
手間隙かけた分、お酒の色は程よい熟成が感じられます。
色は若干黄金色。
口に含んだ印象はソフトですが、その後すぐ辛さが表れてきます。
山廃づくりですからうま味もたっぷり。
そして斬れるようなのど越し。
原料米(麹米)山田錦(兵庫県産) 精米歩合 58% 掛米(麹米) 神力(熊本県産) 酸度 1.7日本酒度 +13 酵母春鹿4号・5号 アルコール度 18.0~18.9 720ml1400円 1800ml 2800円 (税別)
春鹿純米吟醸而妙酒白滴
ワイングラスでおいしく飲める日本酒アワードで、2012年・2014年に金賞受賞を受賞した製品。
やわらかな香りが特徴の「純米吟醸」酒。
フルーティな香りとほのかな甘味が広がります。
バランスがいい日本酒で誰にでも合うお酒です。
原料米 五百万石、山田錦 精米歩合 60%日本酒度+5酸度1.4 アルコール度15.5度 酵母協会901酵母720ml 1250円、1800ml 2500円(税別)
米吟醸白滴
300ml瓶の「白滴」はテーブルサイズ。
小さなサイズですから、個人使用や業務用に使用されています。
原料米 五百万石、山田錦 精米歩合 60%酒度+1 酸度1.4 アルコール度15度 酵母協会901酵母 300ml 520円(税別)
純米吟醸生原酒27BY
春鹿のベストセラー純米吟醸酒 白滴の生原酒です。
数量限定で発売。
年一回予約した酒店にのみ出荷される限定品。
フルーティな香りです。
ジューシーな含み香が広がります。
のど越しもスムーズ。
山田錦、五百万石 精米歩合 60%日本酒度±0 酸度1.6 アルコール度17~18度 酵母720ml 1500円(税別)
春鹿「しぼりばな」純米吟醸・生酒27BY
「春鹿」が最初に仕込むお酒が「しぼりばな」です。
一般的には、普通酒から仕込みますが、春鹿は純米吟醸からスタートです。
理由はこのお酒を待ち望んでいる方が多いから。
新酒らしいフレッシュな香り。
含むとさわやかな甘みが広がります。
原料米 五百万石 精米歩合 60%日本酒度+5 酸度1.5アルコール度16.5度 酵母協会901酵母720ml 1300円 1800ml 2600円(税別)
春鹿純米・超辛口本生原酒
春鹿のなかでも人気のある純米超辛口の無濾過生原酒で数量限定です。
新酒らしいクリーミィーな香り、口当たりはやわらかく甘味もあります。
超辛口なのに、米のうま味や甘味を感じさせてくれます。
ただ、余韻に若干辛さがあります。
原料米 五百万石 精米歩合 60% 日本酒度13 酸度1.8 アルコール度18~19度 酵母協会901 酵母720ml 1500円 1800ml 3000円
春鹿米吟醸超辛口生原酒27BY数量限定酒
フルーティな香りがほんのり漂います。
吟醸っぽい含み香もあり、喉こしに辛さが出現してきます。
芳醇な旨味とフルーティ感を持ちながら、鮮烈な辛さも現れる酒。
ほんのりと吟醸香漂う超辛口の生原酒。
原料米(麹米) 五百万石 精米歩合 60% 日本酒度+13 酸度2.0 アルコール度18.0~ 18.9度 酵母 非公開700ml 1500円 1800ml 3000円
春鹿「ときめき」低アルコール発泡性・純米酒
含んだ瞬間から甘酸っぱい味わいと、炭酸の刺激が口内いっぱいに広がります。
低アルコールなのでのど越しはビールのような感じで飲めます。
お酒に弱い方や女性はもちろん、食前酒としてピッタリのお酒です。
保管は冷蔵庫で、また冷えた状態で開栓が必要です。
公開 精米歩合 非公開日本酒度 -80 酸度 5.0~5.9アルコール度 7~8度 酵母 非公開 300ml 520円 1ケースは12本入(6.2400円税別)
今西清兵衛商店の住所
JR奈良駅より奈良交通バス福智院町下車徒歩1分。
または近鉄奈良駅より徒歩15分。
近くには春日大社、興福寺などがあり、奈良観光の流れで訪れることができるロケーションです。
今西清兵衛商店蔵元では試飲もできますし、製品も購入することができます。
東京国際フォーラムB1の酒造レストランでも「春鹿」ときめき、「春鹿」吟醸超辛口、「春鹿」純米超辛口 などと郷土料理メニューなどが食べられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本で最初に日本酒が生まれた奈良の酒「春鹿」を紹介しました。
辛口が特徴ながら、案外スイーティなのど越しできりっとする感覚が残ると言われます。
蔵元で試飲もできますし、東京国際フォーラムB1の酒造レストランでも試飲ができ通販もあります。
古都奈良を感じさせる「春鹿」の超辛口をお試しください。