開封前のウイスキー開封後のウイスキー、どう保存したら味の劣化が少なくなる?
勿論酒好きの人の場合、自分でも頻繁に購入するのがウイスキーです。
アルコール度の高いウイスキーは、お酒好きの人には勿論必須のアルコールです。
まあそれほど頻繁には飲まないけど、でも香りやちょっとしたほろ酔い加減も好きなので、ウイスキーは1本くらいは家にある、という人もいますね。
加えて、お中元などでもらったウイスキーがふと気がつくと家に何本か、と言うこともないではありません。
目次
お酒好きには嬉しい悲鳴だけど
ウイスキーはもちろん自分での購入もありますが、ちょっといいものを贈り物にというのにも便利です。
なのでお中元やお歳暮で、いただきものとしてということもよくあるはずです。
お酒好き、ウイスキー好きにはこれはもう嬉しい限りですね。
いただきものを眺めつつ、このウイスキーはまだ飲んだことなのものだからとか、これは大好きだけど中々手が出なかったものだ、とか嬉しい悲鳴を上げるかもしれません。
またそれほど大好きではないけど、時々ふとウイスキーの香りや気分を味わいたいという、風流人もいるでしょう。
そういった人たちの場合、少なくとも家に1本ウイスキーは常備されているはずです。
ウイスキーという飲み物に賞味期限はある?
お酒というものに対しての賞味期限というものは、あるものもありないものもあり、と言ったところです。
まあお酒と言っても、ビールやワインのようなアルコール度の低いものから、ウイスキーやジン、ブランデーのような高いものまで千差万別です。
ではその賞味期限というのは、どうなのか気になるところですね。
スーパーやコンビニなどでチェックしてみると、ビールには賞味期限が記載されています。
しかしウイスキーやブランデーなどには、賞味期限は記載されていません。
基本的には、アルコール飲料の場合は賞味期限が表立っては記載されていないのです。
とはいえ勿論、永遠に美味しいままだというわけではありません。
大きく分けて2種類のお酒
お酒には蒸留酒と醸造酒の2種類があります。
簡単に区分けすると、醸造酒は日本酒やワインですね。
蒸留酒は、ウイスキーやジン、焼酎やブランデーなどに代表されるお酒です。
どちらも一般的によく嗜まれるお酒ですので、家庭にも常備されていることが多いはずです。
またお酒を提供してくれるお店に行けば、お酒の種類はともかくこの2種類のお酒自体は、必ず置いてあります。
簡単な話、蒸留酒のほうが醸造酒よりもアルコール度が高いということです。
その分、劣化も、実は少なくて済んでいます。
ワインなどは開けてすぐに酸っぱくなるというのは、皆さんご存知のことですね。
一旦開けたら早く飲まないと、と言われる所以です。
日本酒はそこまで足が早くありませんが、それでも蒸留酒に比べると味の劣化は早いお酒です。
醸造酒であるウイスキーは劣化しないのか?
では強いアルコール度を誇る醸造酒であるウイスキーは、劣化しないのでしょうか。
残念ながら、味の劣化は勿論あります。
ワインや日本酒に比べれば、ずっと長いこと味を保ってくれますが、それでも時間とともに劣化していきます。
特に開封後の劣化はやはり早くなりますので、大事にとっておくというのはあまり褒められたことではありません。
その昔、まだまだ輸入物の蒸留酒、ウイスキーやブランデーが効果だった頃、いただきものがあったりすると少しずつ大事に飲んでいた人がほとんどでした。
筆者の父親なども、特別のことがあった時などに、お正月とかですね、今日は特別な日だからと飲んでいましたが。
劣化していたのは間違いありません。
まあ何によらず、寿命というのはあるものなのです。
ウイスキーはどう保管すれば少しでも長持ちする?
開封前のウイスキーは開封後よりは長持ちしますが、保管する状況によってそれも多少の違いが出てきます。
いわゆる冷暗所に保管
よく説明書に書かれているのが、冷暗所に保管という一文です。
家に冷暗所なんてあったかな、とちょっと考えてしまう人も多いでしょうが、それほど難しく考える必要はありません。
要は家の中で最も涼しく、湿度の低いしかも日の当たらない場所を探せばいいのです。
床下収納などあれば、もしくはワインセラーなどあれば利用したいものです。
そうでなければ、キッチンなどの温度の上下の激しい場所は避けて、風通しのいい場所に保管します。
この時、箱に入れての保管がおすすめです。
箱に入れているということだけで、紫外線をかなり遮ることが出来ます、箱は捨てずに、保管のために使ってください。
また保存する時には縦置きにしてくださいね。
ワインのように横に寝かせてはいけません。
冷暗所でもここは駄目
暗くて涼しくて日が当たらない、この単語で連想させられる場所はどこでしょう。
冷蔵庫とかクローゼットととの答えが、返ってきそうですね。
残念ながらそのどちらも、ウイスキーの保管場所としては向きません。
何より問題なのは、匂いです。
冷蔵庫はどんなに脱臭してあっても、食品の匂いがつきまとっています。
またクローゼットは、防虫剤をセットしてあることもあるはずです。
どちらも生活上での普通の匂いなので、普段はあまり気にしないのですが、これがウイスキーについてしまうのは、避けておきたいですね。
開封した後のウイスキーの劣化を防ぐには?
ウイスキーだけでなくあらゆる飲み物食べ物が劣化してしまうのは、空気に触れるからです。
一旦開封してしまったら、これだけはどうにもなりません。
蓋を密閉して空気をそれ以上入れないようにする
蓋が開けば空気は入ってしまいます。
なのでこればかりは仕方のないことですが、その後それ以上は空気が入ることを防ぎたいものです。
なのでできるだけ、蓋を密閉するようにしましょう。
この蓋を密閉するアイテムとして販売されているのが、パラフィルムです。
バーなどでも使用されているテープですので、かなり空気の流入を防げます。
少し伸ばしながらしっかりと巻き付けてください。
長期に保存する時の助けになります。
プライベート・プリザーブを利用する
これはお酒の参加を防ぐためのスプレーで、ワインの保存などによく使われます。
勿論ウイスキーにも有効です。
これをボトル内部に吹きかけることで、内部の酸素濃度を低くすることが出来ます。
結果、お酒の酸化つまりは劣化を防いでくれるわけです。
真空ポンプを利用する手もあるのですが、プライベート・プリザーブのほうが手軽に使えるのでおすすめです。
もっと手軽に家にあるもので
それほど長く飲まない期間が続かないのなら、ラップを巻いておくのも手です。
普通の食品ラップを巻き付けて、ゴムでしっかりと止めておきます。
これなら手間もかからずにすぐ巻けますし、飲みたい時にもすぐに外せます。
ただあくまでも短い期間を前提にした方法ですので、より劣化を防ぎたい場合はプライベート・プリザーブの利用をおすすめしたいですね。
できれば早めに美味しく飲みたい
高級なウイスキーなど手に入れた時は、すぐに全部飲まないでちびちびと楽しみたい、そういった気持も勿論わかります。
美味しいからこそ、いっぺんに飲まずに楽しみたいという気持ちも、勿論よくわかります。
しかし何でもそうですが、特に嗜好品の場合、最も美味しく飲めたり食べられたりする時に味わうのが、一番良い楽しみ方ではないでしょうか。
あまりお酒に強くない人はともかく、そこそこ飲める人の場合そのウイスキーが最も美味しい時に、しっかりと味わってあげてください。
まとめ
ウイスキーが出荷されるのは、そのウイスキーが最も美味しく出来上がったときです。
それが手元に届いた時、その美味しさを減じること無く味わいたいものですね。
長期に渡って楽しみたい気持ちもあるでしょうが、また適した保存方法を取ればそれなりにもちますが、出来るだけ早く美味しく飲んであげてください。
また保存方法を間違って、味を悪くしたりしないようにくれぐれも注意してくださいね。