ウイスキーは糖質ゼロ、他にも嬉しいメリットがたくさん

ウイスキー

Waldrebell / Pixabay

本当は飲み会に行きたいし、お酒も好きなのに、ダイエットが気になるから控えなくてはいけない…。

そんなときにウイスキーを選んでみてはいかがでしょうか。

なんと、ウイスキーには糖質が入っていないのです。

それだけではなく、身体に嬉しい成分が含まれています。

いつものお酒をウイスキーに変えてみることで、楽しみながらダイエットできるかもしれませんよ。



私が絶対おすすめするウイスキーランキングベスト10はこちら

ウイスキーは糖質ゼロ飲料

最近は糖質ゼロのアルコール飲料の広告をよく目にするようになりました。

実は、ウイスキーも糖質ゼロ。

なぜ、ウイスキーはアルコール飲料でありながら、糖質ゼロなのでしょうか。

ウイスキーの糖質ゼロの理由

お酒は製造方法によって大きく2種類に分けることができ、「醸造酒」と「蒸留酒」の2つになります。

まず、醸造酒は原料をアルコール発酵させたものをそのまま詰めているので、原料の穀類に含まれているでんぷんが残ってしまいます。

ですから、醸造酒の仲間であるワイン、ビール、日本酒には、どれも糖質が含まれています。

しかし、ウイスキーはブランデーやウォッカ、焼酎など一緒に蒸溜酒の仲間へ分類され、蒸溜の過程で糖分がゼロになります。

なお、蒸留とは、簡単にいうと液体を熱した蒸気を再び液体にし、純度の高い液体を取り出すことです。

この蒸留の過程を経ることで、アルコール度が高く、糖分ゼロのウイスキーが生まれるのです。

糖質は太る原因の一つとなっていますし、血糖値を上げやすい性質があります。

ダイエット中の方にとっては、この糖質がないウイスキーは適したお酒になります。

ちなみに、公益財団法人痛風財団によると、ウイスキー100mLあたりのプリン体含有量は0.1mgとなっています。

ウイスキーは糖質対策だけでなく、痛風の予防をしたい方にもおすすめです。

4種類のお酒の糖質比較

吟醸酒、ビール(淡色)、赤ワイン、ウイスキーの4種類のお酒をそれぞれ350gずつ飲んだ場合、どの位の糖質を摂取することになるのでしょうか。

「日本食品標準成分表 2015」によると、吟醸酒:12.6g、ビール(淡色):10.9g、赤ワイン:5.3g、ウイスキー:0.0gという結果でした。

これなら、最近流行りの「糖質制限ダイエット」をしている人にもウイスキーは飲みやすいのではないでしょうか。

お酒を我慢してストレスにしてしまうよりも、ウイスキーを選ぶことで上手にストレス発散と糖質制限をしていけそうですね。



私が絶対おすすめするウイスキーランキングベスト10はこちら

ウイスキーだと食欲が抑えられる期待も

お酒を飲むときに、食事やおつまみをついつい食べ過ぎてしまい、後悔してしまうことってありますよね。

しかし、お酒にウイスキーを選ぶことで、食べ過ぎを防ぐことができるかもしれません。

ウイスキーと食欲の関係

ビールやワインを飲むと、ガストリンというホルモンが分泌され、胃液が出されるようになります。

しかし、ウイスキーの場合には、ガストリンの分泌作用が見られず、飲酒をきっかけとした食欲へ繋がりにくいと考えられています。

そもそも、お酒そのもので太ることは少なく、お酒を飲みながら食べ過ぎてしまうのが太る原因です。

お酒を楽しみつつ食べ過ぎないためにも、ウイスキーは適していると言えそうです。

香りを楽しむお酒、ウイスキー

ウイスキーといえば、グラスの中の美しい琥珀色と芳醇な香り。

たくさん飲むというよりも、ゆっくりと静かに口の中で転がすようにして、じっくりと味わうのがウイスキーの魅力ではないでしょうか。

ウイスキーを口に入れると豊かなオーク樽の香りが口の中に広がり、身体が温まる感覚になります。

また、ウイスキーのアロマ効果でとアルコールでストレスが解消されますので、「ストレスで食べ過ぎてしまう!」ということが少なくなるかもしれません。

そして、ウイスキーのフレーバーにも様々な例えられ方があり、果物系、ナッツ系、チョコ系などあります。

飲み物でありながら、ナッツの香りを楽しめるのも楽しいですね。

ウイスキーの種類によって、その香りは異なりますので、お気に入りの香りのウイスキーでリラックスできる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

食事のときのウイスキーの飲み方

食事のときに一緒にお酒を楽しみたいときがありますよね。

食事のときには、どのようなウイスキーの飲み方が適しているのでしょうか。

ウイスキーをハイボールで

食事のときのウイスキーがとても飲みやすくなるのは炭酸で割ったハイボール。

ハイボールはウイスキー1に対して、炭酸水3~4の割合で作ります。

あとレモンを添えるとハイボールはとても爽やかな口当たりになります。

そして、ウイスキーの種類にもよりますが、和食や野菜にも合わせやすくなります。

和食ですと、食事のカロリーを考えたときにも比較的太りにくいと言えるのではないでしょうか。

また、野菜であれば、セロリなどの香りの強い野菜がとても合います。

なにより、ウイスキーを炭酸で割ることによってお腹が膨れやすくなり、満腹感を得られます。

加えて、カロリーの少ない食べ物と一緒に頂くことで、無理のないダイエットを続けることができます。

美味しい食事と美味しいハイボール。

ダイエット中でも美味しい食事とお酒を止めたくない方におすすめです。

ウイスキーとチェイサー

二日酔い防止のためにもお酒を飲むときには適切な水分補給が欠かせません。

特にウイスキーをストレートで飲むときには、チェイサーを一緒に飲むことがほとんどですよね。

このチェイサーを水や炭酸水にすることで、すっきりとウイスキーを飲むことができます。

また、ストレートのウイスキーであれば、ゆっくりと自分のペースで楽しむことができるので飲み過ぎを防げます。

それから、少し意外な感じがしますが、牛乳や紅茶もウイスキーのチェイサーに適しています。

もしかしたら、食後のデザートに合うウイスキーの飲み方もあるかもしれません。

自分の好みのウイスキーとチェイサーの組み合わせを見つけるのも、おすすめの楽しみ方です。

ウイスキーに入っている2つの嬉しい成分

ウイスキーは糖質ゼロですが、身体と美容に嬉しい成分はしっかり入っています。

では、その成分とはどのようなものなのでしょうか。

ポリフェノール成分をウイスキーでとれる

ウイスキーはオーク樽で寝かせて熟成させます。

その熟成させる間に樽からポリフェノールの成分がウイスキーに溶け込んでいきます。

ポリフェノールといえば、強い抗酸化作用があるとして、アンチエイジング効果や動脈硬化の予防が期待されています。

なお、ウイスキーに含まれるポリフェノールはタンニン、エラグ酸、リグニン、バニリン、タンニン、リオニレシノールになります。

ポリフェノール全般に言えることですが、比較的短時間で作用しますが、長時間の効果の持続性がありません。

日にちを分けて、少しずつウイスキーを飲むのが上手なポリフェノールのとり方と言えるでしょう。

ウイスキーにはメラニン色素を防ぐ効果も

ウイスキーには、メラニン色素の元となる酵素チロシナーゼの働きを抑制する成分(リオニレシノール)が含まれています。

メラニン色素を防ぐリオニレシノールは、ウイスキーがオーク樽で熟成される中で増えていくそうです。

メラニン色素は、シミやそばかすの原因。

ウイスキーを飲むことで、シミやそばかすを防ぐ美白効果があるなんて嬉しい驚きですね。

上手なウイスキーの飲み方をすることで、アンチエイジング効果や美白効果が期待できそうです。

まとめ

もともとのウイスキーの語源は「命の水」という意味だったそうです。

たくさんの人々の身体と心を温め、時代によっては薬品として扱われたこともありました。

NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」では、ウイスキー作りがテーマの一つでした。

そして、ウイスキーの語源である「命の水」の意味に、主人公の「マッサン」が初心にかえる場面もありました。

お酒ですから飲み過ぎには気を付ける必要がありますが、適量であればウイスキーは身体に優しいお酒ですので、美味しく楽しみたいですね。

ウイスキー