バーボンをベースにした美味しいカクテルのレシピについて
蒸留酒は大きく分けて麦を主原料にしているタイプと、そうでは無いタイプが存在します。
バーボンは麦では無く、トウモロコシを主原料としたウイスキーの1種です。
トウモロコシが主原料のため、他のウイスキーより甘味が強めでしょう。
そしてそんなバーボンは、カクテルにして飲むのも絶品なのです。
バーボンを使って作るカクテルには、以下のような物が該当します。
バーボンに生クリームを入れてカウ・ボーイに
カウ・ボーイはアイルランドやスコットランドからアメリカに渡って正式に誕生したカクテルで、飲み口がまろやかなのでお酒の苦手な女性でも飲みやすいです。
またミルクを使っているのでホットにしても美味しく、身体も温まるため冬にもピッタリでしょう。
そんなカウ・ボーイの、基本的な作り方はこちらです。
カウ・ボーイを作るのに必要な材料とレシピ
カウ・ボーイを作るのに必要なのはベースとなるバーボンウイスキーと牛乳、それから生クリームと砂糖です。
そして用意したバーボンと牛乳をグラスに注ぎ、マドラーで軽くステア(混ぜ)ましょう。
また牛乳を使わずに、全て生クリームで作るのもOKです。
全て生クリームにすると、よりまろやかに出来ます。
全て生クリームで作る場合は、シェイカーに入れて強めに振るようにして下さい。
カウ・ボーイのベストなアレンジ
次にカウ・ボーイのアレンジレシピですが、「ミッドナイト・カウボーイ」は度数が33度も有るのでしっかりとアルコールを感じたいという人におすすめです。
またこちらはラム酒も入れて作るので、まろやかなだけで無く非常に芳醇な口当たりになります。
ちなみに分量はバーボンが30mlでラムが20mlの、生クリームが10mlです。
砂糖はお好みで入れても良いですが、牛乳は基本的には使わ無いレシピとなっています。
それからダイエット中でカロリーが気になる人は、牛乳を豆乳に変えて「豆乳カウ・ボーイ」を作るとカロリーを下げられるので良いでしょう。
それに風味も若干軽やかになるので、まったりとした物を飲みたく無い時に作るのもおすすめです。
ニューヨークについて
ニューヨークは橙赤色をしたショートカクテルで、アルコール度数は24度〜28度になります。
赤系の色が付くのは、ザクロの果汁と砂糖で作る「グレナデン・シロップ」を使用しているからです。
このニューヨークは本来ライ・ウイスキーを使って作る事の多いカクテルですが、ライの代わりにバーボンが使われる事も良く有ります。
バーボンを使った場合は、少し甘みが増すでしょう。
そしてこのカクテルの生まれはアメリカ合衆国のニューヨーク州となっていて、名前も州名に基いているのです。
ニューヨークを作るのに必要な物
ニューヨークを作るのに必要な材料は、バーボンとライムジュースと砂糖とグレナデン・シロップとオレンジピールです。
作り方はオレンジピール以外の材料を、シェイカーに入れてシェイクするだけです。
量はウイスキーを4分の3のライムジュースを4分の1、シロップを2分の1程度入れて下さい。
そしてカクテルグラスに注いだ後、オレンジピールを上から搾れば完成です。
砂糖とオレンジピールは、適量で大丈夫です。
また砂糖とオレンジピールは、入れ無くても作る事は出来ます。
なので甘味が無い方が好きな人や柑橘系の香りが苦手な人は、使用せずに作ってみましょう。
作成にあたってのプチアドバイス
余談ですがこのカクテルは、ニューヨークの都会の風景と輝かしい夜景のイメージから生まれた物です。
そのためより雰囲気を楽しみたいのなら都会らしさを残せるように、スライスしたオレンジを1枚入れるのがベストです。
オレンジを入れると渋味が出ると共に、香りも高くなるでしょう。
またオレンジピールを搾る時は、グラスのフチに当てて搾ると香りが移ってのり風味が豊かになります。
ミントジュレップとは
ミントジュレップはバーボンをベースに水割りひたロングタイプのカクテルで、コリンズグラスという細長いグラスに注ぐのが主流です。
味は辛口でサッパリとしているので、夏の暑さ吹き飛ばしてくれるでしょう。
アルコールは30度と決して低くは無いのですが、味わいがスッキリとしている分飲みやすさが出ます。
そのため食前酒としても、活躍するドリンクになります。
それからカクテル自体の色は透明ですが、飾りにミントの葉を入れるので透明な液体の中に緑色が加わってとても鮮やかです。
それにミントの爽やかな香りも、プラスされるでしょう。
ミントジュレップのおすすめの飲み方
ミントジュレップはそのまま飲んでももちろん美味しいのですが、次のように一手間掛けても飲み心地が良くなるでしょう。
例えばハチミツを入れれば、スッキリとした風味の中にも優しい甘さが広がります。
それから水では無く炭酸水で割れば刺激が強くなってさらに暑さを吹き飛ばせるような味に出来ますし、レモンやマスカット等のフルーツを入れたら酸味が出るのと同時にフルーティさも上がるのです。
ですから甘いのは嫌だけど、スタンダードなのもミント感が有り過ぎてまた飲み辛いなと感じる人におすすめの飲み方です。
特に酸っぱいのが好きな人はレモンを、あまり酸味が無い方が良い人はマスカットをプラスするのが向きます。
ミントジュレップとモヒートの違い
またミントジュレップと色合い等の見た目が良く似ていて、同じようにミントを使って作るカクテルに「モヒート」が有ります。
2つの違いはまず、ベースになるのがモヒートがラムなのに対しミントジュレップがバーボンになる事です。
それからモヒートはライムジュースで割りますが、ミントジュレップは水または炭酸水で割るのです。
そのため味の癖は、少なめと言えるでしょう。
ベルモットも使って作るバーボネラとは
バーボネラはバーボンとドライ・ベルモットとオレンジキュラソーを2対1対1の割合で混ぜ、カクテルグラスに注いだ飲み物です。
あとグレナデン・シロップも、少量加えられます。
ちなみにバーボンとドライ・ベルモットだけだと「ドライ・マンハッタン」や、「セントラル・パーク」が完成します。
あとバーボネラは正式には「バーボネラ・カクテル」と言うのですが、大体はどこも略して呼んでいます。
味は甘口と辛口の中間くらいで色はブラウン、コク豊かで香りも高いのが特徴です。
そしてアルコール度数も、26度〜36度と高めなのです。
それとバーボネラが誕生したのは1930年代で、初めて作ったのはイギリス人のバーテンダー「W・ホイットフィールド氏」でした。
バーボネラを美味しく飲むには
バーボネラを美味しく飲むための方法ですが、グラスに輪切りレモンや4分の1のサイズにカットしたオレンジを飾ると柑橘類の香りが混ざってアッサリとした風味を感じられるようになるでしょう。
次に氷を素早くステアさせると均一に冷やす事が出来るため、バーボネラの爽やかながらも深みの有る味を楽しめます。
またバーボネラを作る時は、ミキシング・グラスの中でステアしてから専用のカクテルグラスに注いで下さい。
まとめ
以上の4つが、バーボンをベースにして作れるカクテルです。
またココに記載していない、バーボンメインのカクテルは存在します。
また主原料としてでは無く、材料として選ばれている物も多いです。
ロックやストレートにダブルで飲むのも粋ですが、カクテルにするのも非常にオシャレでしょう。
なのでせっかくならただ飲むだけで無く、オシャレな飲み方をするのも素敵では無いですかね。